西京極 紫の館

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日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

My Best Movie & Book 2021

2021年12月31日 17時06分26秒 | 日々の雑感
今年もコロナでサポーター忘年会は自粛。
そうなると年内最後の記事は恒例のコレしかありません。
今年観た映画と読んだ本のマイベストです。

まず2021年のマイベスト映画

一昨年はCOVID-19で軒並み映画館が休館されてましたが、
今年になり「映画館は換気されてるから安心」がようやく浸透。
ほとんどの映画館は営業再開。延期になっていた大作も公開されました。
その影響もあって昨年の映画鑑賞数60本に対し今年は71本とやや増加。
コレでも何本かタイミングが合わず見逃した作品もいくつかありました。

個人評価の内訳は…
☆5つ満点評価が3本(今年はちょっと厳しめだったかも…)
☆4つが24本
☆3つが35本
☆2つが7本
☆1つの低評価が1本(007の新作だけど過去作ファンかどうかで評価分かれるだろうね)
そして…評価外が1本(コレは酷かった…)

1位 シン・エヴァンゲリオン劇場版:❘❙  総監督/庵野秀明

『エヴァンゲリオン』という名の四半世紀に及ぶ“宿痾”を庵野監督自身が完全治癒したと言う事だけで今年のマイベスト。あまりにも華麗にソフトランディングし過ぎたせいで「アンノらしくない!」「こんな予定調和許せない!」という批判もあるようですが、もうイイでしょ。解放してあげましょうよ、庵野サンを。そして僕ら自身を(苦笑)そして庵野サンの次の仕事『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』に期待しましょう!
おまけ:結局オトコは胸の大きな女の人に救われちゃうんだよネw

2位 フリー・ガイ  監督/ショーン・レビ

メタ構造やバーチャル世界を描いた作品は他にもありましたが、今年一番心に刺さったのはコレ。ダイバーシティとかポリコレ、ジェンダーレス等の社会問題を笑いとアクションで絶妙にコーティングして、押しつけがましくないエンタメに仕上げられていました。製作にも関わった主演のライアン・レイノルズのセンスの良さに脱帽。

3位 最後の決闘裁判  監督/リドリー・スコット

こちらも中世ヨーロッパを舞台にする事でMeeToo問題を重厚に描き切った名作だと思いました。2位の『フリー・ガイ』もそうですが、現代社会も問題に言及しない単純なエンタメは、印象に残り難いですね。それにしてもリドスコ監督、来年85歳とご高齢ながら、年明けには『ハウス・オブ・グッチ』も公開される辺り、ご健勝ですな~!

映画は以上で、
次はマイベスト小説

今年も昨年に続いて基本仕事がテレワークになった事でやはり読書量は少なくて13作品に止まりました。その中で3作選ぶとしたら以下の3作品。

1位 ヒトごろし  京極夏彦/著

新選組モノの大好きな僕にしてみれば、久々のめっけモノでした。とにかく構成が巧い。そして人物描写が独創的。京極夏彦を怪奇ミステリー作家という認識しか持っていない方も多いと思いますが、この人、意外に引き出しが多い。これからも歴史小説を書いてもらいたいと切に願います。

2位 夏の雷鳴  スティーヴン・キング/著

任務の終わり』とどっちにしようか悩みましたが、今年読んだキングの作品ではこっちかな、やっぱり。元々僕がキングにハマったのも短編集からだったし、キングの短編は長編よりオチがブラックで面白い。その中でもこの『夏の遠雷』は粒揃いだと思います。これからキングを読んでみようかな、と思われる方にはオススメです!

3位 ぜんしゅの跫  澤村伊智/著

澤村伊智の比嘉姉妹モノを2作読みましたが、僕のお好みはこちら。コレも短編集。澤村伊智の描く家族とか夫婦関係ってどれもこれも裏があってそれが恐怖の源泉なんですが、その部分が思い切り濃縮されている短編集です。湊かなえとかのイヤミスがお好きな方におすすめの一冊。

以上、今年の映画&小説のマイベスト3でした。


今年は僕の応援する京都サンガが見事にJ1復帰を果たしてくれた満足の一年でした。
来年はそのJ1でどんな戦いを見せてくれるのか?
そして映画では庵野サンの『シン・ウルトラマン』、
トム様の『トップガン』、『ファンタビ』等々楽しみな作品も目白押し。
映画もサンガも、期待通りか、期待外れの出来か?
そして新型コロナの呪縛から解放されるのか?
さて、さて…ということで
皆様、今年も一年お世話になりました。
来年も引き続き、宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えくださいませ!


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