我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

「あんしん店頭サポート」

2024-12-10 17:35:02 | 時事
                     寄せ植え

過日
町内のカラオケ発表会でのこと、
知人のAさんに
動画の撮影を依頼された、
動画の撮影は経験がないと断ったが
写真を撮れるのだから
動画だって取れるはずとゴリ押しされる、
確かに動画モードにしてボタンを押し続ければ
動画は取れないこともない、
止む無く了承してステージ近くに席をとる、
Aさんの歌う前に
和太鼓の集団が迫力があり
しかも絵になる演奏を繰り広げていた、
動画撮影の練習もかねて途中から
撮影を開始した、
演奏が終わり
動画を振り返ってみると
まあそこそこ見れる程度には取れていた、
Aさんの出番となり
撮影を始めた、
4分ほどの撮影時間は
あっという間に終わった、
ステージから帰ってきたAさんと
落ち合って
撮った動画をA さんのスマホに
転送すべく操作をすると
容量が大きすぎて送れないとの表示が出た、
太鼓の演奏と繋がってしまったようだ、
あれこれと操作をやってみるが
一向に分割も短縮もできない、
周りには
解決の手助けになりそうな人などいない、
みんな高齢者ばかりだ、
仕方がないのでその日の転送は諦めて
翌日ドコモに聞きに行った、
敵もさるもの
タダでは教えてくれない、
「あんしん店頭サポート」と言う
パンフレットを渡されて
会員になるか(色々のコースがある)
1回のサポート費用として3,300円
を支払うかの選択を迫られた、
止む無く会員となり
「定額ミニプラン」コースの契約にサインした、
しかもコースには条件が定められていた、
①サポートは一日1回、月2回まで
②1回につき最大30分まで
③費用は月550円
④店頭で、電話でのサポートはNO、
と言うもの、

分かってしまえば
ほんのちょっとしたサポート
こんなことまで儲けの手段にしてしまう
現世が嘆かわしい。

写真集「谷川岳」

2024-12-07 06:57:39 | 写真 及び絵画

わが写真クラブ「風」の会長を務める
Mさんが写真集を出した、
立派な写真集だ、
プロの写真集に比べて決して見劣りしない、
写真のテーマは
“谷川岳”
登山家の間では岩登りのメッカとして
畏敬の念を抱かれている魔の山だ、
但し 
それは特定のルートであって
この山の総てではない、
この山の四季折々の表情とそこに咲く
可憐な高山植物の花々の写真は
これ以上ない癒しである、
谷川岳は上越国境に位置する、
冬は言わずと知れた豪雪地帯だ、
大陸からの冷たい風が日本海の湿気を含んで
一帯の山々に吹き付ける、
そんな冬の表情にも
怯むことなく果敢に挑戦して
見せてくれたのも
登山家としてのキャリアを積んだ
彼の力量と言うものであろう、
その力量を示すのが
全国誌「山と渓谷」の見出しのページを
飾った彼の作品の数々、
そんな功績はこの雑誌の
年間最優秀賞を受賞したことにも
現れている、
兎に角多くの人に見てもらいたい、
だが
悲しいかな、
この写真集は非売品である。




カラオケも 楽しからずや

2024-12-06 06:19:42 | 日記
                       鶴の舞橋と岩木山

楽しい日々を過ごしている、
“楽しい”と感じる要因は何だろう?
昨日(12月5日)の場合
この日夕方4時から
隣町にある大衆レストランで
写真クラブの忘年会が予定されていた、
そこで午前中は
テレビなど見ながらぶらぶら過ごした後
午後から出かけた、
4時までの時間
カラオケでも歌いに行こうと思って、
普段行きつけの店は 
なんと入口に
「本日貸し切り」
の札が下がっていた、
止む無くまだ行ったことのない
カラオケ仲間に誘われていた
高崎市内から少し離れた住宅街にある店を訪ねた、
「再会」と言う名のスナック、
30人は裕に入る広い店内、
客はその一角に固まって女性客6,7人
つかず離れずの席に案内された、
軽く会釈して椅子に腰を下ろした、
初老のママはすでに私のことを知っていた、
仲間が自分の点数稼ぎに
“その内連れてくる”
と約束したらしい、
ウーロン茶と皿に盛られた寿司が数点
ひとつかみのうどんとおつゆが
テーブルに並べられた、
女性客(おばさんたち)の歌声が
途切れることなく響き渡っていた、
うまくもなく
下手でもなく、
似たか寄ったかの歌いぶり、
いずれも癖がないので嫌味を感じないのがいい、
こちらは新参者
拍手は怠りなく送った、
私が食べ終わったころを見計らって
客の一人が歌を登録する機器
(何というのだろう?)を持ってきた、
変わり映えしない歌だが
“母ちゃんの浜唄”を登録した、
3番目に順番がきた、
一段高いステージに立つと
新参者の品定めとばかりに
おばさんたちの目がこちらに集中する、
それほどの緊張感もなく歌い終えた、
これまでにない拍手、
ママが近づいてきて
“Nさんからは聞いていたけど うまいねえ”
のお言葉、
私の歌がそれなりに評価を得てることは
自覚している、
それでも褒められればやはり嬉しい、
なんせ幼少期からこの方
ノロマで小心者で育ってきたものだから
褒められることなど無かった、
貰ったことのある“賞”と言えば
“参加賞”と“皆勤賞”くらいなもので
知らず知らずのうちに
自己を表現することが苦手になっていた、
それが中年頃になって
カラオケと言う表現手段に出会ったことで
だんだん変わり始めた、
自己表現することに
確かな喜びを感じるようになって行った、
今日(こんにち)の喜びはその延長に過ぎないが
最近は結構褒められる、
褒められれば嬉しい、
有頂天になることだってある、
はた目には見苦しいかもしれない、
3時半まで5曲ほど歌って
そこそこの手ごたえを感じて店を後にした。
                                                               上高地明神池のオシドリ

Line 遊び

2024-12-05 10:51:00 | 写真 及び絵画
                      金鑚(かなさな)神社の紅葉

何でもかんでも
“遊び”にしてしまう、
と言われそうで恐縮だが
まあ 収入に繋がらない
年寄りの暇つぶしだから
遊びと言うことで勘弁願います、

最近 
目が覚めるとついついスマホを手に取る、
寝てる間に誰かからメールが来てないか、
ラインのグループに投稿はないかと
確認するのが癖になったみたい、
今日もこれまでに10件以上の投稿をした、
上の写真は写真の仲間から
数年前の写真展に出展した
この写真を見たいので投稿してくれ
と言われてライン上で披露したものだが、
折角だからと他の数グループにも
お披露目したところ
色々なコメントが返ってきた、
おおむね好評 (?)
気をよくしている。

(いい気なもんだ)

まあ それで幸せなんだから
言うことはないけど。


歌に感動、「道化師のソネット」

2024-11-30 20:36:27 | うたごえ、カラオケ、他音楽
                         朝のしじま(印旛沼)

ユーチューブをよく見る、
格闘技のチャンネルに夢中になったり、
旅番組で時間のたつのを忘れてしまったり、
カラオケチャンネルで
人の歌を聴いたり
また歌ったり、
昨日ひょんなことから
人の歌に感動した、
それは韓国の歌番組で
日本人が歌う曲であった、
番組のタイトルが「韓日歌王戦」
日韓それぞれに選ばれた歌自慢7名が
歌を競う対抗戦、
何事も日韓対抗戦と言うと
対抗意識むき出しのギスギスした場面を
思い描いてしまうが
韓国の歌い手が日本の歌を歌ったり
その逆もあったり
相手側の歌にスタンディングオベーションで
称えあったり
実に友好的な雰囲気の中で進行した、
日本側の歌い手は全く知らない歌い手ばかり、
それがいずれも劣らぬ感動を
呼び起こすのだからすごい、
こう言う形式の中で歌うとき
本人の実力以上の何かが出るのではないかと
思うほど素晴らしい歌の数々、

日本側で最後に歌ったのが
最年長50歳の無名歌手
歌心(うたごころ)りえ、
歌は さだまさし 作詞作曲で
1980年に発売された
「道化師のソネット」
この曲は日本でもそこそこヒットし
根強い人気でも歌われている
どちらかと言うと通(つう)好みの難しい曲、
この歌を見事に歌い上げて
番組に出場していた日韓の並みいる
歌自慢たちでさえ感動に打ち震え
涙をこぼすほどであった、
とにかくすごい、
八代亜紀でもない、
石川さゆりでもない、
都はるみでもない、
何がすごいかって
声の透明感
癖のない歌いぶりは
聴く者の心を直撃する、
韓国側の男性審査員が目頭を押さえる
シーンが印象的であった、
そんなシーンを見せられて
久しぶりに胸にこみあげるものを感じた、

こんな感動を味合わせてくれる
ユーチューブに改めて感謝である。