我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

キムタク

2025-01-06 11:39:46 | ノンジャンル

昨夜(1月5日)7時頃だったろうか?
スマホの着信音、
友人のN君だった、
“テレビ見てるならTBSに切り替えて
鬼石町(隣の町)の101歳のおばあちゃんがやってる
ラーメン屋に木村拓哉が来てる”
と慌ただしく呼びかけてきた、
チャンネルを切り替えると
さりげなくやって来たキムタクが
テーブル席に横向きに腰を下ろすところだった、
厨房から出てきてお冷を手に客を迎えるおばあちゃん、
しげしげとキムタクを見ている、
キムタクの“こんにちわ”の挨拶で
キムタクと確信したみたい、
それからひと騒動、
キムタクの腕に触れてみたり、
背中を撫でてみたり、
まるで少女のようなしぐさ、
おばあちゃん
“あぁ 私これでいつ死んでもいいわ”
キムタクはおばあちゃんの作ったラーメンを食べ終わって
帰り際おばあちゃんに
“よかったら私のコンサートに招待したいので
来てくれますか ?” と声をかける、
勿論 動きには何の不自由もないので
即答でOKだ、
コンサート当日
高崎市内の指定された広場で待つこと数分
ヘリコプターが下りてきた、
おばあちゃん 
“え~っ ヘリコプターで行くの”
娘さんと思われる女性と乗り込む、
行く先は仙台市、
大盛り上がりの会場で終始
はちきれるほどの笑顔を絶やさない
おばあちゃんのなんと若々しいことか!
無事にコンサートも終わって
ロビー脇の一室で寛ぐおばあちゃんのもとに
忍び足で近づくキムタク、
おばあちゃんの喜びが最高潮に達する、
ハグを繰り返すうち
再び、いや3回目かな?
“わたし いつ死んでもいいや”
キムタクがそれを否定するように
手のひらを横に振る、
惜別の思いを胸におばあちゃんは
帰って聞く、
キムタク
“おばあちゃんの体の細胞は
老化に向かっているのだろうけど
心は未だに進化しているのを感じました”
とは流石にキムタク名言だね。


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