我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

目標のある楽しみ、J(ジェイ)という歌

2024-11-27 17:21:39 | うたごえ、カラオケ、他音楽
                   夜明け(富士山7合目から)


たとえそれが
カラオケで歌う曲であろうと
覚えるまでのワクワク感がたまらない、
早く皆の前で歌いたい、
81歳にしてこの気持ち、
なんであろうか?
思うに
歌の楽しみ方の一つに
新鮮であると言うことにも
重要な意味がある、
人の感性をくすぐる
優れた作品であればこその話であるが、
聞きなれたり見慣れたりするほど
色あせてくる、
その意味において
仲間の中で一番先に披露したい
という気持ちになるのである、
そして皆を驚かせたい、
だから練習に熱が入る、
今 練習してる曲は
先ごろ亡くなった 
門倉有希が歌った歌

J(ジェイ)


J  どこへゆくの ? 
J  この哀しみは
 night  また眠れず  朝むかえる

 J  笑ったあと
 J  淋しい顔した
 why?  あなたの目は 何を見てたの ? 

J  夜が流れ  季節は過ぎても
J  あなただけに  時は止まった
J  まぼろしでも
J  姿見せて

J  叱りたいの
J  あなたのこと 
J  ひとり先に  どこへ行ったの ?

J  急ぎすぎた  あなたの生き方 
J  あしたよりも  永遠を選んだ 
J  姿見せて
J  まぼろしでも 

J  叱りたいの
J  あなたのこと
J  私おいて  どこへ行ったの?
J  私おいて  どこへ行ったの?


21行のこのバラードは
ひたすら亡くなった恋人の名前を
冒頭に置いてそれに呼びかける、
悲哀感を深める効果はある、
この形式での歌は初めてで
充分功を奏していると思う、
早く覚えて
あくまで仲間うちではあるが
私の持ち歌(?)的な認識を
得られたらいい。

むさしの村

2024-11-27 06:27:04 | 日記
埼玉県加須市に
“むさしの村”と言うレジャー施設がある、
JAの経営だそうだ、
キャッチフレーズは 
緑の中のファミリーランド、
子供から大人まで自然の中で
農業体験や牧場体験、
あるいは遊園地で遊ぶこともできる、
昨日11月26日
ここの演芸ホールのステージで
カラオケを歌った、
この地のカラオケ仲間に誘われて参加、
一昨日わが町のステージで歌って今日だ、
“あんたも好きね”
と言われそう、
歌った歌は一昨日歌った歌と同じ
“母ちゃんの浜唄”
発表会と言う催しだったので
審査も順位もない、
ただステージで歌っただけの話、
この点は一昨日と同じ、
人前で歌って自己満足するだけだ、
いゃ~ 楽しかった!
なにが ?
充実感を味わうことが出来た、
出場80数名中5番目に歌った、
程よい緊張感が満足感を醸し出す、
5分間にも満たない僅かなひと時のために
2時間かけて駆け付ける、
歌い終わった後の余韻を
いつまでも楽しんでいる、
これから覚えたい歌も見つかった、
“初雪とピエロ”
物語性はないけどメロディーがいい、
早く歌えるようになりたい、
この日出場予定の仲間は4名だった、
だが2人はコロナで欠場、
涙をのんだ、
10時の開演から16時の終演まで
歌って楽しみ聴いて楽しんだ。



芸能発表会

2024-11-25 15:22:23 | 老いの暮し
                       フォルクローレの演奏

わが町の文化協会主催
芸能発表会に出場した、
芸能の何たるかは知らない、
カラオケを歌っただけの話だけど
芸能だなんて言うと
なんとなくこそばゆい、
言葉を換えれば
爺さん婆さんのサークル活動の発表会と
言う方がぴたりとくる気がする、
カラオケを主体に
太鼓やフラダンス、レクダンス、ハーモニカ
などのサークルが1年の練習の成果を
お披露目するのがこの会の趣旨だ、
これに加えて特別協賛として
町内の企業に所属する若者グループの太鼓と
南米の民族衣装に身を包んで民族楽器を
演奏するフォルクローレ、
これには引き込まれた、
これこそ芸能と言うものであろう、
私はカラオケの部で
福田こうへいの持ち歌
「母ちゃんの浜唄」を歌った、
館内100人ほどの聴衆ではあったが
これまでにさんざん歌っているので
不安はなく気分ノリノリで歌えた、
歌った後の反応は社交辞令も含めて
“よかったよ”の声掛けを数多く(?)頂いた。

熱海俱楽部・東軽井沢ゴルフコース

2024-11-23 03:56:20 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ
                                         本文とは関係のない風景写真(山古志村)

月一このコースでゴルフをしてる、
昨日がその日だった、
ここはゴルフ場の名前にもなっている東軽井沢、
とは言え軽井沢ではない、
軽井沢は言わずと知れた長野県、
ここは群馬県、
軽井沢の東に位置することから
東軽井沢を名乗っても間違いではない、
だが軽井沢の雰囲気は全くない、
軽井沢は標高1,000メートルの高原地帯、
ゴルフ場のある一帯は標高200メートル程であろうか?
言うなれば軽井沢の麓の山の中に作られたコース、
軽井沢のネームバリューに肖(あやか)って
着けられたネームであろう、
コースは悪くない、
辺鄙な地(?)にありながらも
お客さんは結構入っている、
高速道路の松井田妙義インターからは
20分ほどの距離にある、
わが家からは一般道を走ってもおよそ1時間、
私にはこの行き返りの道中さえ楽しい、
途中に中山道の宿場町安中宿がある、
毎回行きは国道18号線を離れて
わずかに宿場の面影を残す旧道を走る、
何百年もの歴史を刻む杉並木がある、
白壁の土蔵もある、
本陣の面影漂う門構えの家もある、
運転しながらフトある疑問がわいた、
“安中宿は中山道の何番目の宿?”
スマホの音声検索で聞いてみた、
Bluetoothとやらの機器のおかげで
ナビを使って音声が返ってくる、
15番目の宿場だそうだ、
朝からこんな雰囲気を味わいながら
ゴルフ場に向かう、
帰りの道はガラッと変わって
里山を縫うように続く一本道、
途中から田園地帯を貫く一本道、
鼻歌交じりのドライブを楽しむ、
一番の目的ゴルフの成績は?
体調も回復して
好天に恵まれながらも
結果は満足できるものではない、
49打+51打=100打
それでも良しと思うことに決めた、
この年でゴルフができるだけでも
幸せなことである。

「天国とよばれた療養所」

2024-11-20 19:01:22 | 友人、知人及び同級生
                 白菊一輪

9月中ごろ
高校時代の友人から
一通のはがきが届いた、
“妻が本を出版したから
是非とも読んでほしい”
という内容であった、
早速発売日三日後の10月末
近くの本屋に行った、
取り寄せになるということで注文した、
一週間ほどして手元に届いた、

題名「天国とよばれた療養所」
作者:ゆきや星
(株)郁有社 

時代は大正期末期に始まる、
偏見の最たるものがこの病気であった、
この患者が親類縁者から出ようものなら
秘密裏に療養所に送り込まれ
縁さえ切られる者が多かったと聞く、
今で言うハンセン氏病、
当時は癩(らい)病と言われて
差別と偏見に満ち満ちて
国家政策で隔離された、
そんな患者の苦悩を描いた内容だった、
巻末に記載された数多くの参考文献は
作者の努力を物語る、
内容からしてストリーは
明るく成りようがないのは
仕方がない、
それにしても
読み進むのに苦労した、
時代は大きく変わって昭和30年代
最終章で主人公の男性患者が
病を克服して結婚し子供も出来る、
あるきっかけで金魚を飼うことになり
それの餌にコオロギを粉末状にして
与えたところ金魚の発育状況に
非常に効果があることが分かった、
主人公がそれをペットショップに持ち込んで
相談したところ好評化され
量産化に成功し取引が始まる、
ここまで来てやっと主人公は
人並みの生活を手に入れる、
それは読者の気持ちにも
明るい光をもたらす、
この病気に感心のある人が読めば
どんなに暗い場面でも
苦にはならないのであろう、
私には最後でやっと
救われた気になった、
それは
どんなに暗い生活の中にあろうとも
何かを作り出すという行為の中には
一縷の望みがあるということだ、
失敗するか
それが成功に繋がるかは
本人の才覚と努力次第。