我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

「時代遅れ」

2024-04-27 07:33:50 | うたごえ、カラオケ、他音楽

「時代遅れ」は

今は亡きシンガーソングライター

河島英五 作詞作曲の作品名である、

昨日

何時ものように 歌処「はなぶさ」で

「酒と涙と男と女」を歌っていた、

これも河島英五の作った作品である、

この店で初めて見かける一人のお客さんから

盛大な拍手をもらった、

歌い終わって自分の席に着いたところに

件のお客さんがやってきて

❝いゃ~ いい声ですねぇ、

 この声で是非とも「時代遅れ」を聞いてみたいんです、

 歌ってくれませんか❞

と来た、

曲名は知っているが歌ったことはない、

俺にリクエストしてくれるなんて

嬉しい限りである、

丁重に

❝歌えるように勉強してくるので

 今日のところは勘弁してください❞

とお許し願った。

                                            白河市 小峰城


暇さえあれば歌ってる

2024-01-26 21:13:10 | うたごえ、カラオケ、他音楽

最近は

❝暇さえあれば歌ってる❞と言う感じだ、

特別な理由はない、

兎に角

歌ってれば楽しい,

だから心がそちらに向かう、

ユーチューブの画面を見ながら

夜の夜中に声を落として歌うことも屡(しばしば)、

なぜか声を落とすと低音の響きが良くて

自分の声に自己陶酔(?)してしまう、

人前で歌うことにも喜びを感じるようになった最近は

歌が最大の生き甲斐になってしまった、

不思議なものだ、

 

俺の人生

どちらかと言うと奥手で

他人(ひと)から褒められることもなく

責められることもなく

影の薄い存在で生きてきた、

それが今人生の終盤にきて

歌と言う表現手段で

爆発的に自己主張を始めた感がある、

一日中歌っている、

考えてみると場を提供してくれる

唄処❝はなぶさ❞の存在は大きい、

かんしゃ、感謝 である、

 

今朝も4時に目が覚めた、

そのまま起き出してパソコンを起動する、

先ずは久しく更新していないブログに

1時間ほどかけた、

それからユーチューブに切り替えて

カラオケの歌いたい曲を探して

控えめな声で歌い始める、

最初の内は声がかすれて出ない、

気分もイマイチだ、

その内に覚えたい曲を思い出して

繰り返し歌い始める、

こうして一日の歌い始めとなる。


歌の風景「吾亦紅」

2024-01-09 05:59:20 | うたごえ、カラオケ、他音楽

                              吾亦紅(ワレモコウ)

作詞:ちあき哲也

作曲:杉本真人

歌人:杉本真人

この歌発売されて久しい(2007年)、

あまり好きではなかった、

母をテーマにした歌など

どことなくお涙ちょうだい的な

雰囲気を感じていたからだ、

この歌を行きつけの店❝英❞で

行く度に歌う顔見知りMさんがいる、

それほどうまいとは思わないけど下手ではない、

完ぺきに歌っているんだけど

イマイチ心に沁みる味に乏しい、

たまに歌ってて歌が止まることが有る、

母親を思いだして込み上げてくるのであろう、

見かけによらず繊細だ、

聞いてるこちらまで胸を締め付けられる、

ある時❝いいんじゃない❞と声をかけた、

すると

❝だめなんですよ、

 同じように(歌手と)歌っているんだけど

 ちっともうまく歌えない❞

と言う返事が返ってきた、

本人も満足はしていない様子、

そこで私は自宅で歌ってみた、

 

❝マッチを擦れば  おろしが吹いて

 線香がやけに  つき難(にく)い

 さらさら揺れる  吾亦紅

 ふと  あなたの 吐息のようで...

 盆の休みに  帰れなかった

 俺の杜撰(ずさん)さ  嘆いているか

 あなたに  あなたに  謝りたくて

 仕事に名を借りた  ご無沙汰

 あなたに  あなたに  謝りたくて

 山裾の秋  ひとり逢いに来た

 ただ  あなたに  謝りたくて

 、、、、、❞

 

そう言えば彼の歌い方では

メリハリがないのかもしれない、

メリハリのひとつは強弱だ、

それと言葉と言葉の間をプツンプツンと

切ってしまう歌い方も気になる、

他にも色々あるがうまく表現できない、

更にうまく歌いたいと思えば

あとはこんな風に歌いたいと思う人の

歌い方を徹底的に自分のものにする、

つまり真似て覚えることも必要だ、

芸は真似ることからはじまると言われる、

それが個性へと変わってくる、

言葉を変えれば❝持ち味❞だろう、

だから歌い込んで修得する以外にはない、

 

私には高音部で苦しい部分も有るが

今では好きではなかった唄が

歌うほどに心に沁みて来る、

他の歌をつまらなく感じるほど

この歌に入れ込んでいる、

情景は

亡くなった母親の墓参りに来て

生前の親不孝を反省を込めて

あれこれ詫びている内容である、

最近 自宅では

感情移入するほど歌っている、

それほど好きな歌になった。


津軽平野

2024-01-05 03:19:59 | うたごえ、カラオケ、他音楽

過日

隣町の「うたごえ教室」に参加した、

3年ぶりである、

コロナ以前は毎回(月2回)参加していた、

こちらの教室は市長も顔を出すほど盛況で

会員は150人以上と言う規模を誇っていた、

だがコロナで中断を余儀なくされて以来

再開して久しいが会員数は回復せず

30人規模でこじんまりと続けられていた、

そんな様子を行きつけの店の

カラオケ仲間から聞いていたので

久しぶりに顔を出してみる気になった、

たまたま受付に指導者の先生がいて

❝あら べんけいさん よく来たわねえ❞

と暖かく迎えてくれた、

定刻10時から

全員で軽いストレッチ体操に始まり

発声練習をしてから歌い始める、

手持ちのうたごえの本の中から

選ばれた曲を伴奏に合わせて歌い始めた、

この日選ばれた曲

「ラブ・イズ・オーヴァー」

「知りたくないの」

「ろくでなし」

「赤いグラス」

 その他

うたごえはみんなで歌うから

うまい下手に関係なく

うろ覚えの曲でも割と平気で声を出せる、

それが知らない曲を覚える切っ掛けにもなる、

1時間ほどで休憩になり

後半で2,3曲歌ってから

私に指名があり前に出て

「津軽平野」を歌った、

この曲は声に無理もなく難しいところもないので

思いっきり自分のテンポで歌えた、

滅多に褒めることのない先生が

❝良かったよ❞

と声をかけてくれた、

楽しい時間はたちまちすぎて

12時前に散会となった。


それでも歌が有る

2023-12-22 03:12:27 | うたごえ、カラオケ、他音楽

前回(12/20)と前々回(12/15)

2回に亘って否定的な内容の記事になった、

確かにそれも俺の日常である、

だがそんなことばかりではない、

この歳になっても心浮き立つひと時はある、

歌っている時である、

楽しい!

日常を忘れる、

 

一昨日

町内のゴルフ仲間10人で

ゴルフコンペの表彰式を兼ねて

スナックに行って歌った、

アルコール類は飲み放題、

歌も歌い放題、

私はアルコール類はあまり飲まないが

歌うとみんなが褒めてくれる、

それが楽しくての飲み会である、

17時から19時半までの2時間半

7,8曲歌った、

(1) 津軽平野  (2)港町 涙町 別れ町

(3) 兄弟船   (4)酒と涙と男と女

(5) 与作    (6)あなたのブルース

(7) 南部蝉しぐれ

歌に縁遠い人もいるので

出来るだけ1世を風靡した

ポピュラーな曲を心掛けた、

 

昨日は

隣町のお気に入りの唄処に行った、

ここ数日咳が出て痰が絡むので

念のため掛かり付けの医院に行って

コロナの検査をしてもらった、

非コロナの証明をもらってその足で

13時頃から店に行った、

満席に近い15名ほどで盛り上がっている

熱気ムンムンだ、

腹ごしらえをする前に

ママが割り込みで歌わせてくれた、

(1) 風説流れ旅(北島三郎)

先駆けは思いっきり声を張り

テンポのいい曲がいい、

15名ほどもいれば1巡に1時間以上かかる、

だがそこは殆どが顔馴染み

あれやこれやとよもやま話も弾んで

退屈することはない、

(2) 恋月夜(小田純平)

今一番売れている作曲家かもしれない、

2か所ほど高音で苦しい場所があるが

そこは思いっきり声を出すしかない、

他人の歌を聴くのもいい、

ついこの前までは自分からは歌おうとしなかった

N女史が見事な歌を聞かせてくれた、

❝夜明けのメロディー❞ (ペギー・葉山)

彼女は「うたごえ広場」にも参加しているので

歌えば声もいいし歌もうまい、

時々私はデュエットをお願いする、

(3)粋な別れ(石原裕次郎)

裕次郎の歌は何故だか色あせない、

根強い人気を誇り歌うと聞き手が

何らかの反応してくれる、

この日も❝憎いね❞と声が罹った、

きっと各節々の出足が微妙に違っているので

あまり歌われない、

それゆえであろう、

(4) 暖簾(五木ひろし)

この歌も知名度の高い名曲だ、

だが節回しが難しくてあまり歌われてはいない、

そこを歌いこなす(?)ところに快感が有る、

そんな歌は聞いてもらいたい 

通(つう)のいる時しか歌わない、

その曲の価値が分からなくては意味がない、

閉店の4時が近づいてきた、

ママが耳元でささやいてくれた、

私が難聴で大勢の中では聞き取れないのを

慮っての配慮である、

❝4時過ぎても歌ってていいですよ❞

と言う、

私が来るのが遅くなったのでまだ歌っても

いいと言うのである、

一事が万事

こんな配慮の出来るママだから

客の途絶えることがない、

勿論私もメロメロ、

しばしばデュエットをお願いする、

快く応じてくれる、

この日は

(5) 夢一夜(南こうせつ)

を歌った後

(6) 銀座の恋の物語(石原裕次郎、八代亜紀)

ママと

(7) アマン(菅原洋一、シルビア)

F女史と

(8) 小さな日記(フォー・セインツ)

をママとそれぞれデュエットで歌ってもらった、

かくして満たされた気分で家路についた。