我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

「風の盆」

2023-09-01 04:36:27 | うたごえ、カラオケ、他音楽

          高崎市内たまごホール(当時の写真ではない)

      

❝風の盆❞の季節になった、

と言っても行った事はない、

そこで調べてみた、

===❝おわら風の盆❞は富山市八尾地区で

毎年9月1日から3日にかけて行われる

富山を代表する年中行事、

越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって

坂の多い道筋で無言の踊り手たちが

洗練された踊りを披露する、

艶やかで優雅な女踊り、

勇壮な男踊り

哀調感漂う胡弓の調べが

来訪者を魅了する。===

これをテーマにして出来たのが

❝風の盆❞

私の好きな曲のひとつ、

この歌が強く印象に残っているのは

遥かに遠い昔のこと、

ある日

会社の同僚の女性二人から

コンサートのチケットが

あるから行かないかと誘われた、

当時の歌謡界では好きな歌い手

菅原洋一のコンサートだった、

隣町の小さな600人程度のホール、

休日の開催で昼の部だった、

二つ返事で行くことに決めた、

菅原洋一のコンサートはその時以前にも

何回かは聞きに行ってた、

歌う歌が自分の心情に合うからだ、

その時歌った中で一番印象に残ったのが

「風の盆」、

あまりに切ない内容で

深く心に響いた、

コンサートはこの曲を含めて

夢見心地のひと時であった、

 

(1)

ーー悲しい時は 目を閉じて

  八尾の秋を 思い出す

  日が暮れた 坂道を

  踊るまぼろし 影ぼうし

  おわら恋しい 風の盆 

 

(2)

  あんな悲しい 夜まつりが

  世界のどこに あるだろう

  足音を 忍ばせて

  闇に染み入る 夜泣き歌

  君に見せたい 風の盆

 

(3)

  悲しい人は みんな来い

  八尾の町に 泣きに来い

  夜流しを 追いかけて

  下駄の鼻緒も 切れるだろう

  夢かうつつか 風の盆 ーー  

 

作詞、作曲:なかにし礼

歌い手  :菅原洋一

当代第一の作詞家である なかにし礼 が

自ら作曲まで手掛けたこの曲、

歌い手 菅原洋一 も脂の乗り切った

頃であったように思う、

加えて なかにし礼 は

風の盆をテーマにした女性版も作っている、

それが「風の盆恋歌」 

歌い手は 石川さゆり である、

風の盆に対する思い入れが

いかに深かったかが窺い知れる、

こちらは作曲を 三木たかし

が手がけている、

コンサートが終わって帰りに

CDを買った、

聞く度にこの時のことを思い出す。

 

因みに CD 収録曲

風の盆

知りたくないの

芽生えてそして

今日でお別れ

乳母車

アマン

忘れな草をあなたに

他 10曲