秘境 坂本宿
Aiの診断
(1) 萩の花 一輪だけの 蒸し暑さ
この句は季語に「萩の花」を使って秋の情景を描いている、
しかし 一輪だけの萩の花は季節感や華やかさに欠ける、
また 「蒸し暑さ」は夏の名残を表す言葉で秋の風情と合わない、
この句は秋の寂しさや切なさを表現したのかもしれないが
季節感がずれて印象が弱くなっていると言わざるを得ない、
もっと秋らしい言葉や情景を選ぶことで
より魅力的な句になるでしょう、
例えば
❝萩の花 一輪だけの 夕暮れ❞
❝萩の花 一輪だけに 秋風❞
これに対する小生の所見
Ai 所詮は人工知能、
与えられた情報の範囲内でしか判断できないのが
人工知能の弱い所、
例えば
萩=秋を意味し、桜=春となり
それ以上でもそれ以下でもない
それを超えることはないのだ、
この句で作者(私)は秋の情景を描きたくて
作った句ではない、
何故なら秋の景色を描きたいのであれば
わざわざ❝一輪だけの❞と限定する
必要などないからだ、
限定したのは秋でないから
つまり作者の立ち位置は夏にあり
秋の季語を使っていつまでも暑い
今年の夏を句にしたのである、
❝一輪だけの❞意味が読めなければ
この句の味は出ない、
秋の季語を使って夏の句を作るなんて
それは俳句ではないと言うのであれば
返す言葉もない、
ならば Ai が作例として作った句に
俳句としてのどんな味がある?
❝一輪だけの❞ 言葉に
何の意味もないではないか、
俳句としてのリズムもない、
人の心を表現する文芸作品において
Ai はあくまで進化の途中であって
到達点ではないと見るべきであろう。
取りあえず小生の句に限定して
所見を述べてみた。