我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

黎明(れいめい)

2023-12-05 05:02:50 | 老いの暮し

12月1日(金曜日)

早朝6時前東窓のカーテンを開けると

外は薄闇の中、

上空は黒いような青いような

それでいて透明感のある上天気、

東80度ほどの高さに明るい星ひとつ、

夜明けの明星であろうか?

防寒着をまとって散歩に出かけた、

この日で10日ほど朝の散歩が続いている、

毎朝出かける前は億劫さと快適さの狭間で逡巡する、

だが結果は日の出前の空の移り変わりを

この目で確認したい気分が勝って出かけた、

出かけてしまえば足取りは快調だ、

師走初日の朝の冷気が顔を包む、

月は中点を過ぎて3割ほど欠けているが

晴天の中で結構明るく輝いている、

自然は美しいとしみじみ思う、

こんな美しい自然を味わわなければ

一生の損失とさえ感じる、

土手を東に向かって歩くと

川の流れが鏡面となって白く反射している、

川筋遥か前方には筑波山の山影が見える、

160キロの遠方だ、

見逃せない景色、

スマホを取り出してシャッターを押した、

この美しい景色と心地よい朝の冷気が

俺の体内に英気となって沁み込んでくる、

こんな景色に魅せられて朝の散歩は続いている。

               ある日の朝焼け