我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

赤城山登山

2024-06-11 04:45:59 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

山に登った、

久しぶりの登山、

当地(高崎、前橋)で山と言えば

赤城山を指すことが多い、

それほど赤城は親しみやすい山だ、

関東平野の北端に位置して東西に長く裾野を広げ

一際(ひときわ)目立つことから親しまれている、

連れはいつもの山仲間2人、

7時半に出発、

1時間ほど走れば赤城の最高峰黒檜山の登山口、

標高1,400メートル程にある大沼のほとりに

車を停めて歩き始めたのがちょうど9時頃、

アクセスもいい人気の山だから登山者も多い、

殆どの登山者が我々を追い抜いていく、

ゴツゴツした花崗岩の登山道を一歩一歩

足元を確かめながら登る、

標高差400メートルほどの全行程が直登、

(頂上に向かってまっすぎに登って行くと言う意味)

なだらかな巻き道などない、

案内標識では頂上まで80分のコースだが

我々は2時間かけて登った、

黒檜岳山頂は標高1,828メートル、

ちょうど11時だった、

今回で2回目の登頂を果たした、

1回目は

わが家の次男 タケノブ君と一緒に登った、

このとき彼は大学生だった、

20数年前のことだ、

私は60才台、

意気軒高だったに違いない、

苦しかった思いは全く無い、

 

頂上から5分ほど北に歩くと

絶景ポイントと呼ばれる展望のいい所がある、

そこで弁当を広げた、

多くの登山者が思い思いに時を過ごしていた、

空は雲に覆われて初夏の太陽を遮り

気持ちいい風が火照る身体を冷やしてくれる、

将にこの瞬間が山登りの醍醐味である、

11時40分頂上を後にした、

下りは駒ケ岳経由の回り道、

ところがこれが誤算だった、

コースについての知識は

連れのOさんにお任せだったので

どの程度の体力を必要とするか

全く心の準備が出来ていなかった、

比較的体力を必要としないコースを

想定していたのだ、

ところが黒檜岳から一旦下って

駒ケ岳に登り返すルートを見た時

茫然とした、

これを登り返す体力があるだろうか?

だが行くしかない現実に覚悟を決めた、

案ずるより産むは易し、

見た目ほどの苦も無く駒ケ岳頂上に到着、

高校生のパーテイーで賑わっていた、

駒ケ岳からは階段の多い下り道で

膝に負担がかかって苦しかった、

2時頃車を停めた湖畔に到着、

所要時間およそ5時間の山登りを終えた、

現在81才

あと何回こんな苦行が出来るだろう?