我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

日本シリーズ優勝

2023-11-09 05:13:28 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

                                                 裏磐梯の紅葉  

                                    

数日前に日本シリーズは取り上げたので

書くのはやめようかと迷っていた、

だがやっぱり38年ぶり2回目の日本一である、

優勝を決めて以来ずっと頭の中にチラついている、

俺の生存中に阪神の優勝が見られるとは

夢にも思ってないほど稀有な出来事でもある、

やっぱり書かないと後悔が残る、

自分の阪神ファン歴を振り返ってみると

若い頃からとしか思い出せない、

シーズンになると毎日その勝敗を確認した、

勝つと喜び

負けるとチームを呪った、

阪神の勝敗は漠然と自分の暮しを占う

データみたいに感じる、

凡そのファン心理のひとつは

こんなところにあるのではなかろうか?

もう一つのファンになる要因は無意識に

心に刺激を求める結果であろう、

刺激のない暮らしはつまらない、

刺激こそ生きてる証である、

話を阪神の優勝に戻そう、

この日はテレビの放映に合わせて

風呂も食事も済ませて待った、

俺の予想では

オリックスの先発投手宮城を

阪神打線は打てないだろうと思っていた、

第2戦では彼に完全にねじ伏せられていた、

ところが4回表助っ人ノイジーの

掬いあげるような打球が柵を超えた、

思いもしなかった3ランホームラン

が均衡を破った、

前回の対戦で自信をもって投げていた

相手投手宮城をグラつかせた、

次の回も連打で3点もぎ取って

やや優勢に試合を展開した、

残るは4回、

このシリーズ阪神の中継ぎもクローザーも

盤石を誇ってきた、

だがこの大一番

どんな爆発が起きないとも限らない、

最終回ツーアウトとなって相手最後の打者に

岡田監督はこの1年守護神として信頼してきた

岩崎投手をマウンドに送った、

相手はオリックスの最強4番打者頓宮選手、

ホームランを打たれた、

だが次の打者を打ち取って試合終了、

38年ぶりの悲願達成 !!!!!

目頭が熱くなった。


日本舞踊

2023-11-06 01:59:54 | 老いの暮し

当ブログ

10月31日投稿の「花遊び」では

生け花の記事と写真を題材にした、

11月3日の投稿は「お茶席」のタイトルで

記事と写真をアップした、

これらを見てくれた都内に住む友人から

❝ずいぶん優雅な生活をしてるなあ❞と

羨望とも冷やかしともつかぬコメントをもらった、

いずれも狙ったものではなく

たまたまの巡り合わせに過ぎないのだが

軌を一にしてひと昔前までは

良家の子女が嫁入り前に習っていた

❝お稽古事❞

すなわち日本の伝統文化である、

ここで序でながらもう一つ日本の伝統文化を

取り上げよう、

日本舞踊である、

念のためこれもたまたまの巡り合わせ、

「お茶席」と同じホール内で目にしたものである、

踊りを見ていて

ふと川柳が頭に浮かんだ、

 

❝文化祭 一人遅れる ババの舞い❞

 

写真を見て想像つくであろうか ❓

微笑ましい光景とは思っても

厳しいこと等誰も言わない、

老老男女の集う町の文化祭なんだから。


お茶席

2023-11-03 15:39:14 | 老いの暮し

お茶席などこれまでに経験したことが有っただろうか?

野立てのような簡単な茶席は観光地などで

味わったことが有るが

亭主がいて目の前で建てた茶を振る舞われる

茶席は初めてであった、

この日知人のIさんが習っている

大正琴の発表会があると言うので

連れ合いと一緒に隣町の文化ホールに出かけた、

会場は駐車場が満杯でスペースを探すのに苦労した、

それもそのはず今回の行事は

この街の年1回の芸能発表会の

一環で出場することを初めて知った、

Iさんの出番は午後1時時半から、

15名ほどの団体の演奏で大半が高齢の女性、

大正琴の演奏はこれまでに何回も聞いているが

どこか音楽性が希薄だ、

歴史が浅いからだろうか?(大正元年)

演奏が比較的簡単なことから

大衆受けして高齢者の間で

普及しているようだ、

馴染みの曲を6曲(20分)ほど演奏した、

評価の対象にはなりにくい演奏会であった、

聞き終わって帰ろうとロビーに出たら

若い僧衣をまとった青年に声を掛けられた、

❝お抹茶などいっぷく如何ですか?❞

???❓

❝あちらにお茶席を準備してありますので

 どうぞ時間が有ったら味わってみてください❞

私は大いに興味が有ったので

2つ返事でついて行った、

ロビーの一角に幕が張られて

お茶席が準備されていた、

どうも地元の茶人グループが

一般にはなじみの薄い❝お茶❞と言うものを

広めるためにやっているようだ、

連れ合いとその知人と3名で案内されて

長椅子の席に着いた、

ほどなく亭主になる女性が

一応の挨拶を済ませて茶を練り始めた、

その間にも僧衣の青年は茶道具の説明を

我々に小声でしてくれた、

茶室の壁に見立てられた衝立には

掛け軸まで飾られていた、

茶をたてる作法が一から分かるように

手元を見せながら女性は茶を練って見せた、

客は我々3人の他に

もう一人の女性が加わっていた、

目の前で建てたお茶は私に、

他3人には裏で立てたお茶が運ばれた、

❝茶碗を少しだけ回して

 あとは自由に飲んでください❞

と説明された、

茶碗の銘柄の説明もあったが忘れた、

茶碗を少しずつ口元に傾けながら

3回で飲み干した、

訳のわからない心の静まりを

感じたのか感じようとしたのか?

何となくいい気分になった、

これこそ茶のもたらす効能であろう。

 

今ちょうど

「利休の闇」と言う本を読んでいる、

 作者は 加藤 廣

 出版は 文芸春秋

利休と秀吉がどのような経過を経て近づき

最後は切腹を命じられたかを

資料を基に推理を展開した本である、

一層 利休への興味が深まっていく。


日本シリーズ

2023-11-03 02:56:11 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

             (上武大学練習試合風景)

一口に

日本シリーズと言えば

日本一を争うプロ野球の試合と言う事になるのだろうか?

日本シリーズを争う競技は他にも色々ありそうな気もするが

この時期に日本シリーズと言えば

やはり野球を意味する感じもする、

日本シリーズたけなわである、

今年の日本シリーズは

阪神 VS オリックス で争われている、

私は古くからの阪神ファン

プロ野球の日本シリーズは最多7試合で

雌雄を決することになっている、

先に4試合勝利した方が日本一と言う事になる、

11月2日のナイターで第5戦が争われた、

ここまでの4戦は2勝2敗の互角の争い、

この日の戦いに勝利したチームが王手をかけることになる、

途中まで見たがハラハラドキドキ感で胸がつぶれそう、

4回にホームランで1点取られ、

7回には2つのエラーで更に1点取られた、

❝バカヤロウ❞

思わずテレビに向かって怒鳴ってしまった、

こうなるともう見てはいられない、

寝てる間の逆転劇を夢見て寝てしまった、

何でそこまで?

ファン心理ってこんなものであろうか?

プレーを楽しめばいいものを楽しめない、

当事者になり切ってしまうのだろう、

夜中の1時過ぎに目が覚めた、

結果を確認しなければ気が静まらない、

あのまま負けているだろうと

半分諦めた気分でパソコン画面を開いた、

なんと!

ナント!

8回に一挙6点取って

逆転勝利しているではないか !

だがここで喜びを爆発させてはいけない、

日本一になるにはあと1勝必要なのだ、

雌雄を決する大一番の舞台は

相手チームの本拠地京セラドームへと移る。

 

(この記事夜中の3時55分投稿)