西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

12月定例会、一般質問要旨Ⅱ

2011-12-05 20:26:03 | Weblog

(2)、震災時に於ける「水の確保」について

東日本大震災の被災状況、津波の残した爪痕は前例のない悲惨な状況であります。被災当時、道路はいたるところで亀裂、町全体が壊滅状態、目的地までたどり着けないありさまで、寒さに凍てつく中、こう云った状況下で生死をさまよい、途方に暮れた日々を過ごされた方には敬意を表する次第であります。早期の復興と復旧を願う一人でありますが、何よりも足りないと云われましたものは「水とガソリン」であります。移動したくとも「ガソリン」が底を突く、唯一のスタンドも売り切れ閉鎖。

そして「水不足」の問題。飲み水はもちろん、トイレ・風呂にも困り、下水もどこまで流れていくか不明、衛生面からも心配されました。もちろん、食糧生産にも水が必要です。

医療従事者もごくわずかの「水」を運んでもらって、有効利用している状態、「医療にこんなに水が必要だったとは」このように嘆いてみえた訳です。放射能に汚染された水源地域の心配はいかばかりか。

かように、被災地は「水の確保」に腐心された一方で、この地域では未だに「蛇口をひねれば、タダ同然の安全な水が手に入る」と考えて見える人がほとんどであります。しかし、他人事ではありません。

 

そこで市内に於ける水道事業の課題と取り組みについて、特に「安定した水の確保・供給」と「水道管の老朽化対策」について質問をし、見解を求めるもの。

 

先ず一般家庭でやる「水の確保」、「保管方法」、そしてこれをどう市民にPR・情報を伝えていくか、取り組んでみえること、他に地下水や雨水の利用についての見解があれば示して下さい。

 

次に、水道水の安全性(水質)について、聞く。

「水道管の安全性について今のところ健康被害は心配されないのか。異常を感じた時に一般家庭での水質検査をしていただけますか」という問い合わせも来ている。

 

3番目に、「水道管の老朽化」と云う問題。水道管の素材の変遷と更新見込み費用、寿命と普及率の問題をお尋ねする。

 

最後に、やはり次の震災に備え、「災害に強いまち」を目指すなら、老朽化が心配される水道管の更新は待ったなしの状態の中で、行政は何をすべきか。大規模な地震を想定して早急に整備を進めるとともに、市民には「イザと云う時の備えとその対策」を充分に周知していただきますようお願いしたい。