さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

名残の歌舞伎座 -5-

2010年03月16日 | 名残の歌舞伎座
客席

現在は1859席(一幕見席を除く)。
新しい歌舞伎座でも座席数は同程度のようだ。

桟敷席・一階席・二階席・三階席・幕見席
今は前列から1列・2列の番号になっているが、以前はいろは順だった。
「とちり」あたりが一番観易いと言われていたが、
座席の位置は個人の好みによっていろいろと違うだろう。

「助六」のように花道での所作が多いものは花道際を取りたいし、
宙乗りがあるようなものなら3階席のほうが迫力がある。
俳優さんと目があうような錯覚(笑)を覚える最前列も興奮するし、
1階二等席の最前列は、なまじの一等席よりとても観易い。
大向こうさんの掛ける声を楽しめる歌舞伎通御用達の三階席もとても味わいがある。