さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

名残の歌舞伎座 -30-

2010年04月10日 | 名残の歌舞伎座
香盤

今朝の日経にも歌舞伎座の記事が載っていて
「歌舞伎座、万感の大詰め」なんて見出しをみるだけでも
私のような婆さんには胸がつまってくる(笑)

あと何回歌舞伎座の座席に座ることができるのかと思うと
席にまで想いが残る今日この頃。

8日に助六を拝見した席は「1列1番」で、なんともきりがよく一生忘れないだろう数字。
この席は、松竹さんからではないルートで入手したので、
チケットがくるまではわからなかった。

通常ほとんどは、チケットweb松竹さんから頂くのであるが、
この時は座席表で席の位置を確かめてから購入する。
ただ、最後の興行であるこの四月は席を確保するのが精一杯で、
座席表で選んでいるような状態ではなかった(笑)

ちなみに歌舞伎座では座席表のことを「香盤」と呼ぶそうだ。