さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

名残の歌舞伎座 -31-

2010年04月11日 | 名残の歌舞伎座
歌舞伎座の名画 清方

ある意味歌舞伎座は美術館。
著名な画家の作品が沢山飾られていて、
それを拝見する楽しみも忘れてはならない。

その中で、私の一番好きな絵画がこの清方。

昭和29年作「さじき」だ。
いつもこの絵を拝見するたびに、
亡き母と一緒に芝居を観た昔を思い出す。

歌舞伎座さよなら公演期間中の筋書きは、
歌舞伎座の名画が表紙に使われてきたが、
最後の四月公演の筋書きにはこの絵が使われている。