ゴールデンウィークが近づくと、鹿児島や宮崎の一部の店頭には、灰汁巻を作るための
灰汁の入ったボトルや、竹の皮などが並びます。
昔は灰汁も筍の皮も自宅で準備していたけれど、随分便利になったもんだ・・・
便利になったんだけど、灰汁巻を作ることがすっかりなくなってしまった。
それでも近所にはまだ灰汁巻を作る人もいて、毎年ごちそうになっています。
端午の節句向けだというものの、子供はあまり灰汁の味を好まない・・・
この味の良さや、懐かしさを感じるにはある程度の年を重ねないと分からないかもなぁ・・・。
今の若者は、甘くて美味しいお菓子がたくさんあるから、子供の頃からこの味が
好きだというのは少数派かもしれない。
醤油をかける人、黄な粉をかけて食べる人の2パターンが食べ方の主流みたいだ
今は、5月と言わず年中、灰汁巻を見かけるようになった。
コロナが終息して、南九州を旅することがあればぜひ、竹の皮に包まれた灰汁巻を手に取ってくださいな。