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2級建築施工管理技士の試験、なんで60%の方が不合格になるんやろ

2023年04月06日 | 建設業

私は、「建築の基本を学んでいない」からに尽きると思います。

私は先日、2級建築施工管理技士と1級建築施工管理技士の過去問題を解いてみました。

2級は全問正解(合格)

1級は6割正解(不合格

でした、なので参考書を買って再勉強しようと頑張っております。

 

ここからが本題で「2級」という資格について書いてみます。

2級建築施工管理技士、合格率40%(要求される偏差値50)は、他の国家資格試験と比べると、試験難易度が高く「狭き門」と見えます。

しかし、60%が落ちるんですよ(タイトルの通り)

厳しい事を言いますが、これぐらいの問題は解けないと、かなりヤバいです。

無資格よりはマシ!というレベルです。

もし、それ以上の知識があるんなら1級取るやろうから、2級建築施工管理技士どまりの人はそんなもんやろと思う。

こういう言われ方をしたくなかったら、1級を取ったらエエだけのことです。

それが出来ないのは「建築の基本」を知らないからでしょうね

医学を極める場合は「基本→専門」になると思います。私もこれが王道と思っています。

王道を外している人が資格を取るということは、容易くないということです。

これを許容しているのが「建築業界」なんです。

これ以上、掘り下げるのはやめますが、一級(建築士・施工管理技士)を取得したければ、もう少し読んでいただきたい。

例題(不適切なものを選択)所謂4択問題

 1 .風圧力による自然換気では、換気量は開口部面積と風速に比例する。
 2 .室内外の温度差による自然換気では、給気口と排気口の高低差が大きいほど換気量は大きくなる。  
 3 .室内における必要換気量は、在室人数によらず一定になる。   
 4 .室内を風が通り抜けることを通風といい、もっぱら夏季の防暑対策として利用される。

答えは「3」

1は適切です。説明は要らんと思います。
2も適切です。これが1級になると「高さの平方根に比例する」という設問に変わります。
3は不適切です。(解説は後述)
4は適切です。説明は要らんと思います。

3が不適切なのは、人が多ければ必要酸素量が増えるからです。
インターネット上での解説では、
室内の二酸化炭素濃度を1000ppm以下にしなさいという規定が建築基準法にあります。
と書いているのが多いと思います。
そして、換気の目的は、汚染された空気(呼吸で出る二酸化炭素・体臭等)を排出することです。と括っています。

実は、ここでこの問題を終わらせる方が多いんです。

もう少し、解説を加えると
建築基準法施行令第20条の2のニ(1)において、炭酸ガスの含有率は1000/100万以下と記載がありますが、「二酸化炭素」「1000ppm以下」とは書いていないことを知って欲しい。

こうやって掘り下げることで「ppmの意味」や「建築基準法の施行令の前半」に書いてあることを覚えることが出来ます。

おそらく、聞いても見てもいないことを思い出せる人は居ないと思っています。

設問2においても、高低差でどれぐらい大きくなるんやろうと、疑問に思って掘り下げたら、絶対に覚えれます。

私の手法は、時間が必要かも知れませんが、こういう癖を付ければ、時間がとか苦痛とかというようには感じなくなります。

最後ですが、あえて残りの60%の方々のことは書きません、皆様の想像に任せます。

 



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