NOBU_san'S ROOM/南行徳のギター教室

南行徳のギター教室ミュージックメソッドで講師を務めています ギターや音楽に関する こと,南行徳の出来事などを書いています

フラット・ファイブ

2006年06月09日 | HOW"S GOING ON?
例えば F#m7♭5
安定する響きに移行したがる
不安定な響きだ。
F#の♭5はドレミの<ド>で
こいつが不安定の張本人だ。
マイナートニックの5度の音<シ>に
移行したがっている。


『♭5』がなんとなくめんどくさいから
F#m7でオッケーっ!
という気持ちは良く分るし
そうしていた過去の自分もいた。


『m7 』,マイナーセブンの響きだが
結構安定している。
セブンの役割はマイナー感をぼかす。
マイナー=暗い、がぼかされるので
暗さが少し薄くなるが
安定を求めて他の響きへ
移行したがる響きではない。

元々 Em のキー(調)であれば
F#m7♭5の構成音がキー内の音階だ。
F#m7になると♭5の<ド>が<#ド>になり
Emの構成音から外れ
転調して浮いた感じになるのだ。