先日知り合いから
「テレビでランニングの時にも飛沫が飛ぶからマスクをしたほうがいいと言っていたよ。」
と言うメールをもらった。
それを読んだ時に、
「でも私は一人で走っているし、人が殆ど走らないところを選んで走っているから、
そんなことをは気にしなくていいわ~~。」
と思ってあまり気にも留めなかった。
ところが・・・「ステイホーム週間」が始まってから、
どうもランニングの時のランナーの様子が変わってきたことに気が付いた。
それまではマスクをつけないで走ってたランナーが多かったけれど
マスク姿のランナーが増えている気がしてきたのだ。
私がマスクもつけずに走っていたら、向こうからやってきた人はちょっと避けて通る仕草を見せる。
「あれ???私の飛沫が飛ぶと思っている??」
そんなふうに感じるようにもなった。
私は考えた。
「やはりマスクをつけて走らないと、周りの人に迷惑をかけることになるのだろうか?」・・・と。
次の日、私は手持ちの市販マスクをつけて走ってみた。
何とこれがしんどい。
息苦しくてたまらない。
「これは無理だ。息苦しくてたまらない。マスクをつけて走っている人はなぜ我慢できるのだろう。」
なんてことを考えたりもしたが、自分ではとうとう二キロくらいはしったところでマスクを外してしまった。
しかし、出会う人が
「あなたはなぜマスクをして走っていないの?山中教授が言っていたでしょ。
ランニングの時に、強い息遣いによって飛沫が飛んでいるのだから気をつけてよ。」
と心の中で言っているような気がしてたまらなかった。
そこでまた考えた。
「よし、こうなったら万全の対策を講じるしかない。
マスクがだめなら手作り覆面で走ることにしたらいいのではないか?
口も首もみな覆うことができるような覆面を作ってそれをつけて走ることにしよう。」
私は、さっそく手作り覆面を用意した。
頭に帽子、口から首にかけては手作り覆面、目にはサングラス。
自分の飛沫が飛んでしまうのをかなり防ぐことができるぞ!
少々口のまわりが暑くてムシムシするけど、マスクをつけていないからへん!なんて言わせない。
自分の身を守るために、顔全体を覆うことにしたのも正解かも・・・。
そんな気持ちで今日も外ランニングをしてきた。
信号待ちの時に、人がいない時を見計らって、ちょっと口を出して新鮮な空気も吸い込んでみたりした。
いつもはちっとも意識していなかったが、空気がとてもさわやかに感じたのだった。