何という早技だろうか、あるみどりの窓口で出会った駅員さん。
パソコンのキーボードをカチャカチャカチャカチャ・・・とものすごいスピードでたたいて
あっという間に情報を引き出すその早技に驚いた。
あるところに出かけて、帰ろうとした時の出来事。
予定よりも早く帰ることができそうだと分かったので急いでみどりの窓口に並んだ。
並んでいる人は少なかったが、駅員さんは私が
「できるだけ早く帰りたいんです。○○から△△まで新幹線に乗って
△△から在来線で◇◇まで帰りたいんです。」
ちょっと急いでいた私は早口でそう話した。
するとその駅員さんは、ものすごいスピードでキーボードをたたき調べてくれた。
そして「ここからはあまりいい便がありません。少し待つようになります。」と言いながら
「新幹線は指定ですか?自由席ですか?」と重ねて聞いてくる。
私はすぐさま「自由席でお願いします。」と答えた。
それからが、その駅員さんのすごさをより強く感じたこのたびの出来事。
「ああ、それならいい方法があります。ここから●●まで新幹線で行って、●●からのぞみに乗れば早く帰れます。
お金を出しておいてください。すぐに切符を用意します。あと3分あるから大丈夫です。」
と言われたのだ・・・・・・。
お金を用意したのはもちろんだ。
それから「どうもありがとうございました。改札はどちら?」とたずねると
「出てすぐ右に曲がって上に上がってください。××番線ですよ。」と言うので
私は急いだ。
目の前にあった階段を一生懸命に走って上がり、停車している新幹線に慌てて走り込んだのだった。
これが私の早技。
そして数秒で車両は動き始めたではないか!!
私はふっと不安になった。
でも駅員さんから××番線ですと聞いたから間違いないはずだ。
座席に座って周りを見回し、教えてもらったとおりの新幹線だと分かって安心したのだった。
(ああ~~~でも、もし走ることができなかったら乗り遅れたよね。)
駅員さん、急いで一生懸命切符を用意していただきありがとうございました。
おかげで私も懸命に走り、発車寸前の新幹線に乗り込むことができました。
もちろん、早く帰ることもできました。
感謝しています。