馬券の考察

いつもお世話になっている、京大式推定3ハロン。　

久保和攻さんの新書「京大式最強の馬券セミナー」。

今までも何冊か読んだのですが、今回も馬券学の復習的内容。しかし、その復習を実践に活かせるかどうかが問題。

中でも、絶対的1番人気がいたときの馬券の買い方。これから秋競馬、有力処が出走してくる重賞ではどうしても春の実績馬に人気が集まります。
今日の東西両重賞もしかり。阪神ローズＳでは、春のクラシックでしのぎを削った両馬、シンハライトとジュエラー。
順調度でシンハライトが一本被り。この1倍台の馬をどう馬券で捉えるか。オッズ的にはこのレースは2強対決。春の再現。
しかし、ジュエラーは骨折明けでどこまで復調しているか。ならば他にも付け入るスキのある馬がいるのではないか。

シンハライトを軸に据えたとして、まずは単勝では狙えない。オッズ的にリスクが高い。ならば、馬連でジュエラーに不安があるとすれば、他馬を狙って流すか。ジュエラー以外の馬なら馬連で10倍以上のオッズが狙える。ただ、やみくもに手を拡げて点数を増やせば投資金額が膨れる。軸らから多くても5点までに抑えたい。それでもジュエラー以外で付け入るとすれば、どの馬にもチャンスがありそう。

ならばここは、三連複で手広く狙える。久保さんがいつも推奨している「三連複フォーメーション」なら、2段目が絞れるなら3段目は全通りでも勝負になる。ポイントは、2段目の相手に穴馬、妙味ある馬を入れるのがコツ。手広く拡げて、本線で決着トリガミは諦めるのみ。

で、今回のローズＳ。軸はシンハライト。これは鉄板。馬券は三連複フォーメーションのみ選択。
実際、ジュエラー以外を抜粋すると10頭になる。これを馬連で流すと10点。500円で5000円。シンハライト＝ジュエラーなら諦めるのみだが、それ以外なら10倍以上のオッズがある。一番安くても12倍。実際は、シンハライト＝クロコスミアの74倍がついた。500円なら32000円の勝ちとなる。

それを資金を絞って、三連複フォーメーションならどうか。実際はフォーメーション　1＝4＝13頭の38点、100円で3800円勝負にでた。
結果的に2段目に妙味ある馬を入れず、本線系の馬で固めたために外れたが、最後まで迷ったカイザーバルをもし入れてたとしたら、24210円配当。20410円の勝ちである。

そう。今回は頭、もしくは2着までは固い絶対的な人気馬を見つけたのなら、馬連で流したほうがリターンが多かった。
たまたま、1番人気＝11番人気の決着になったとはいえ、ジュエラーが飛ぶ可能性が高いと判断したのなら、どの馬にもチャンスがある。
それならば、元返し覚悟で流せばこの馬券が引っかかる率は高かったはず。

その裏で、セントライト記念では、同じく固い軸馬ディーンマジェスティ。
こちらは相手が荒れる感があまりなく、絞って相手5頭。馬連、三連複なら、紐荒れないと判断すれば馬連で厚めに張るべきだった。
それを、なぜか3連複流し＝5頭でトリガミ。

うーん、馬券はおもしろい。