パンツァーごー

猫さんと賭け事と時々プラモデル

バッテリー式エアブラシ

2021-05-22 22:36:40 | プラモデル
コメントにも書き込んで戴いたので少しバッテリー式エアブラシの話しです。

プラモデルを作っていると1番目の欲がエアブラシが欲しい。缶スプレーベタ塗りではどうしても物足りなさが出てきます。ハイライトを入れたいとか迷彩塗装のボケ足が欲しいとか。

そうかと言ってコンプレッサーやらエアブラシ本体、その他を揃えようとするとまぁまぁの値段。そんなにしょっちゅう作るわけでもないしなぁ。


最近のバッテリー式エアブラシがなかなかいいとのこと。値段も手頃でお試しにはいいだろう。

とりあえずこれにしてみました。

(ちょっと汚れているのはご勘弁)
最初に使ったのはドイツが誇る名戦車パンターの迷彩塗装。その他数台の戦車を塗装した感想です。

メリット
自分なりに調色ができる。缶スプレーと違い同じ色でもスケール感を考えて少し明るくとか少し暗くなど調色が簡単。

迷彩塗装などの塗り分けで境目にボケ足が作れる。フリーハンドでもそこそこ簡単。

普通はバッテリーが少なくなると電圧が下がって噴射圧も下がるらしいですが、この商品はバッテリーが切れるまで同じ圧で吹くことができる。実際は少なくなるとやや圧が落ちる気がしますが予備バッテリーが付いているので1台なら気にせず塗れます。

デメリット
やはりコンプレッサーと比べると(使ったことないけど)、圧が弱い。塗料が濃いとすぐに詰まる。ここは溶剤を半々ではなく多めで希釈する事で何とかなります。薄く吹いて何回か重ねるって感じ。

それでも時折、ダマダマが飛びます。「これ戦車でよかったよな」と何度も思いました。カーモデルのような繊細な塗装にはちょっと厳しいかなぁ。塗ったことないけど(笑)

ペン先を開けてニードルを軽く拭くだけでダマダマは収まりますが、ここは直ぐ折れるらしいのであまり触りたくありません。なので多めの薄め液で薄く何度もがいいかと。

そして、少し重い。
全体的な塗装などはいいですが、迷彩などの少し絞った細かい塗装は重くてブレます(笑)これも慣れですが、付属のレギュレーター部品があるのでホースだけ用意すれば、バッテリーから開放されて普通のエアブラシのように使えます。
使ったことないけど。

まあ、これ一つで世界がグッと拡がるので損はなかったかなぁ。ただ、今後の懸念はドイツのフォッケウルフなんか斑点迷彩は難しそう。カーモデルも作ってみたいですがキメが荒いので缶スプレーみたいになると。

まあ、たまにしか作らない自分には上等な代物です。




1/72ゼロ戦32型 色塗り

2021-05-22 17:03:50 | プラモデル
今回のゼロ戦32型は前線に初期投入された頃。ニューギニア戦線のデカールが付いています。

よく見知ったゼロ戦は深緑ですが、あれは大戦の後半に入る防空戦、守勢に回りつつある時からの色っぽいです。ドイツの戦闘機も攻勢期と守勢期ではガラッと変わりますね。

で、箱絵の塗装は灰明色。薄いグレーっぽいとでも言いますか。しかし、説明書の塗装指示は灰緑色。少し緑がかった感じ。どちらで行くか。

ゼロ戦の色には諸説あって、深緑を別にすれば灰色だったとか、飴色だったとか、はたまた黄色っぽい色だったとか。あれだけ有名な戦闘機ですが塗装、機体色については解明されていません。要は鮮明なカラー写真や資料が残ってないんですね。当時を知る人の記憶や書面上の塗料色なので曖昧らしい。

まあいいや。今回は灰緑色で行こう。パネルのモールドを鉛筆でなぞります。それを綿棒でボカすとパネルの陰影が少し付きます。

さあ。でてこいやー。

チョイ塗りに便利なハンドエアブラシだ。エアブラシのいいとこは自分で調色できるとこ。

灰緑色に少しホワイトを混ぜて若干明るくしよう。

ささーっと。


ここから仕上げに入っていきます。

あ、難関のキャノピーはまだてつかずです笑