高速道路どこでも1000円の影響で、帰省時の渋滞は避けられそうにない。どうせ混むなら、深夜のほうが涼しくてバッテリーにも優しいので、深夜の大移動を決心しました。
途中の、休憩・仮眠のため、思い切ってカングーにベッドを作ってみました。
今、「車中泊」が流行?らしく、本屋にはこの手の本もたくさん並んでいるものの、カングーの改造はほとんど載っていません。
ネットで調べると皆さんガンバッテ自作されているので、いろいろ参考にしながら自分なりの工夫もおりまぜて作ってみました。
それで、完成したのがこれ!
前シートを最前にスライドさせて2名のびのび寝れる状態と、前シートをリクライニングさせて前に2名、後ろに2名寝れる状態の、2パターンに変形するベッドです。
これは2名のびのびタイプの場合。約185cmの長さです。
ホームセンターで板材(ラワンランバーコア)を購入し、下のサイズにカットしてもらいました。(材料は車室内に使用するので、当然F☆☆☆☆を選びました。)
手前から、
1140×500(t=15) を1枚
1220×500(t=15) を2枚
1220×350(t=15) を1枚
の順で、蝶番でつないであります。
ボードの下には、高さ300の衣装ケースを2個使用しています。
たたんだ状態のリアシートでは荷重を支えられないので、イレクターパイプで支柱を左右2本(計4本)作りました。
ちょうど450の長さのものが市販されてたのでこれを使用しています。
支柱を支える継ぎ手もイレクターパイプの備品です。(これははめているだけで接着剤は使いません)
ちょっと支柱長さが足りなかったので、ベッドボードの切れ端で上げ底です。
これは、4名用のパターンに変形させた場合。
一番端の300mmの板をパタンと折り返した状態です。この状態で長さは1500mmありますので、子供なら充分寝れます。
前シートもこのようにリクライニングできます。
さて、収納する場合は、まず両端の板をパタンパタンと折り返します。
1枚のみ板の幅を1140mmにしたのは、リアのトノボードを固定する出っ張りの間隔が約1140mmだからです。この幅以内だとパタンと折ることが出来ます。
(1140mmだとちょっと干渉するようなので、1130mmがベストかな?)
そして、このように真ん中を持ち上げると、4つ折りになります。
4つ折りにするには、支柱の差込口が邪魔なので、ここにあたる部分は四角く切り欠きを作っておきます。
そうすると、ちゃんと四つ折に出来ます。
最終的には、このよう収納。
衣装ケースには、寝具等をしまっておきます。
私の購入した衣装ケースの上面は、中央部が膨らんで、枠の部分が5mmへっこんでいました。荷重を支えるのは枠の部分が良いので、5mmの板を両面テープで貼っています。
支柱は、高さ調節できるように、金具をつけました。
これもイレクターパイプの備品です。
【制作費】
ボード:4150円(1220×2400×15)
イレクターパイプなど:1500円ぐらい
蝶番:2000円ぐらい
合計:7~8000円ぐらい
【製作期間】
2日(暑かったため2日、冬場なら1日でOK)
【反省点】
①端のボードの幅は1130mmが良い。
②ボードはベニヤやランバーコア等は、切断面を研いてもどうしてもささくれてしまいます(トゲが刺さる)。集成材のほうがベスト。(高いけど…)
今回は、ささくれ防止に木工用ボンドでコーティングしてみました。
(写真では色がちょっと変わって見えています)
【次に作りたいもの】
①夏は暑いのと、蚊よけに、網戸が欲しい。
以上、長々と書きました。