プリシラが病に臥して・・・さぞかし心配であったに違いない・・・。
プリシラは何となく復活した・・・。何だかなぁ～～花粉症と風邪の症状は似ている・・・なんて思っていたが・・・違うんだなぁ～～！
信じられないが、一日で体重が３キロ減った・・・という事は？？プリシラは一日、３キロ物を食べていた・・・って事か？？
一日で復活しなければならなかったプリシラは・・・医学の力を借りずにいられなかった。
空腹の腹に医薬品は辛い・・・食欲はない・・・プリシラは考える・・・
「そうだ
こんな時にはバナナがいい
」普段、バナナなんて食べないんだが、苦しいながらもバナナだったら栄養価も高いしあんまり噛まなくてもいいし、何たって剥くだけで直ぐ食べられるし・・・バナナしかない・・・って思ったんだ・・・。
まだ、若いかな？と思う位のバナナを久々に・・・食べる・・・一口・・・二口・・・食べる。
「う、美味い、美味すぎる・・・」
一本食べたら、薬を飲もう、と思っていたのだが、もう一本・・・どうしても食べたい・・・
バナナ色したバナナが愛おしい・・・
今のプリシラはその辺の猿になんて負けない位、バナナを愛おしく思っている・・・勿論、ガッツにだって負けていない。
「おぉ、バナナ・・・どうしてお前はバナナなの？？」
四本のバナナを３回に分けて食べよう、と思っていたのだが・・・プリシラは欲望を抑える事が出来ず、三本を一気に食べてしまった・・・
一本しか残っていないバナナを切なく見つめた風邪っぴきのプリシラは・・・
神様が願い事を一つだけ叶えてくれるって言ったら・・・・・・・・・・・・
バナナの木を・・・飛び切り美味いバナナがなるバナナの木を・・・・・・・
そっと、プリシラ邸のベランダに、そっと・・・・・・・・・・・・・・・・
プレゼントして下さいって・・・・・・お願いしちゃうのさ～～
いや、待て、プリシラよ・・・風邪を治してくれってお願いして、自分でバナナを買いに行った方がいいんじゃないのかい？？
・・・その事に気づくのに・・・かなりの時間がかかった・・・
プリシラ・・・無事に復活した・・・バナナへの情熱はもうない・・・。
ケンコウイチバン!
