プリシラって嫌な女だな・・・
つくづく・・・自分でそう思うよ・・・
皆の衆・・・プリシラに向かって叫んでくれ・・・
「そうさ、おまいは嫌な女だよ~~」
(ソンナコトナイサ~!)
「おまいは嫌な女じゃないさ~ちっとばかり…マヌケなだけさ~」
友達とサッカ~観戦の約束をしたんだよ!
プリシラ家で観戦、決行さ!
駅に着いたら連絡くれる事になっててさ・・・
時間にキチンとしている友達なんだけど・・・約束の時間になっても連絡がこない
どしたんだ??プリシラを拒否か??
・・・とその時、何処からか携帯電話のメール音(バカ殿のテーマ曲)がなった・・・
えっ???何処にあるんじゃ???携帯さんよ!!
無いんだな・・・何処にあるか分らんのだな・・・必死に探す事・・・約5分・・・見つからん
そこで・・・家電話から携帯にかけることにしてみた・・・プリシラ家の家電話・・・ご存知の通りバラバラである・・・しかし・・・通話はかろうじて出来るバラバラにならない様に・・・冷や汗モンである
自分の携帯の番号を押した・・・呼び出し音がなる・・・
あれ??携帯ならないぞ!!どした??
とりあえず・・・切るか・・・おっと・・・携帯の奴・・・ソファーの端っこでプリシラがさっき脱ぎ捨てたヨレヨレのTシャツに埋もれていやがったな・・・ヘッヘッヘッ・・・プリシラ様から逃げようなんて・・・10年と4ヶ月早ってもんだ~~い!!
次の瞬間・・・家電話のベルが・・・
友達からだと思ったので景気良く受話器をとルルルルル・・・
「あ~~今、着信があったんで電話したんですが・・・」
見知らぬ?声知らぬ・・・オヤジの声である・・
「ハァ??」
「いや~着信が・・・」
「どちらへおかけですぅ??」
プリシラのドスのきいた声が響く・・・
「あ~あ~あ~着信があったのでかけ直したんですが・・・」
しどろもどろになっている・・・声知らぬオヤジ。
「あの、どちらさん??なんの事です??」
普段の声より更に3オクターブは低い・・・プリシラ。
「あの、佐藤(仮名)と申します・・・着信が・・・」
「なんか、間違えていません??」
冷静にプリシラが言うと・・・
「すみませんでした・・・失礼しました・・・」
オヤジは丁寧に謝ると逃げるように電話を切った・・・。
「全く・・・世の中・・・変なのが多いよな~~」
プリシラはしみじみと呟いた・・・
その事を今朝、通勤電車の中で思い出した・・・
昨日の声知らぬオヤジ・・・オヤジ・・・着信がってしつこく言ってたなぁ・・・
あ"~あ"~あ"~プリシラが・・・アノ電話の前に・・・
呼び出し音はなったけど・・・携帯電話は・・・ならず・・・
この場を借りて・・・佐藤(仮名)さん・・・ごめんなさい
マヌケニモホドガアル!
ジャパンカッテウレシイ!!ルルルルル~~