プリシラ物語

☆☆☆

ワンカップさんの理由、ナオミさんの事情。

2014-06-16 23:53:47 | Weblog

プリシラさんはブログなどを書く時はまず文章から、、、

最後にタイトルを決める、、、しかし今回はもうタイトルが決まっている

 

プリシラさんがよく散歩をする公園には色々な人がいるんだよなぁ

その公園にワンカップさんはいる

以前もここで会いたい人の一人として名を書き留めた事があった

そして想いは通じる、、、きっと想いというのは強ければ強いほど通じるものなんじゃないのかと思っている

 

そのワンカップさんは早朝に現れると聞いた

プリシラさんは「俺と一緒に死んでくれ!」と言われるよりも、、、

「俺と一緒に早起きしてくれ!」と言われる方が辛い位、、、早朝というのが苦手であった、、、

でも今日は何となく早く目が覚めて何となくいつもの公園に行った

 

ワンカップさんは公園入口近くの陸橋にいた、、、山手線を見ていた、、、目印は右手のワンカップ酒、、、

 

 

ここの公園にはナオミさんもいる、、、このナオミさんという名はプリシラさんが勝手に呼んでいる名である

ナオミさんは気分がいいと必ず歌を歌っている、、、ナオミさんの歌声はとても美しくいつもナオミさんの周りに花を咲かせている

今日はナオミさんのすぐ前を歩いてみた、信じられないくらいのツルツルの肌で、、、髪の毛を耳の横で一つ縛りにしている

ゴミじゃんか!と思う沢山の荷物を横に置き、、、歌声は聞けなかったので、、、今日は機嫌が良くないのだろう

 

結局は生きていく意味がわからなくても、、、生きていく理由はわかる気がしてきた

世の中お金だよ、本当だよ、血眼になって我を忘れて鼻息を荒くして媚びを売って金持ちになれば幸せになれるのさ、、、そしてブランド物に身を包み豪華なホテルに宿泊して最高級の食事して、、、そうだよ、金があれば人の心だって買えるんだよ、

プリシラさんだってお金は沢山欲しいさ、そして人の心ってものを買ってみたいさ

でもさ、いつもプリシラさんが恋い焦がれるものは、、、お金では買えないんだ

だからプリシラさんにはお金があってもダメなんだ、確かにプリシラさんが持っている変てこな絵が描いてあるTシャツより、、、何十万円もするブランド物の洋服の方がカッコいいし素敵だと思う、、、でもブランド物に全く興味がないし、何だ?この絵は?あっはっはっーと笑えるTシャツの方が気になってしまうし、、、豪華なホテルでは寝付けそうにないし最高級の料理より、、、母ちゃんの作った少し間の抜けたカレーライスの方が食べたいと思うしさ、、、

ワンカップさんだってナオミさんだって、、、そんな細やかな幸せを望んでいただけじゃないのかと、、、

きっとワンカップさんもナオミさんも家族や友達と笑いながらの人生を歩みたくて生きてきたのではないかと思う

子供のころの楽しかった思い出を心に持ち、、、愛する人と出会い、、、認めてくれる友たちと泣いたり笑ったり

一人が気楽さ、なんて強がってみても、、、結局は一人になるのが怖くて、、、

明日になれば、なんて前向きな事を言っても、、、今日を生きるのが精一杯で、、、

ワンカップさんが山手線を見る姿も、、、ナオミさんのご機嫌な歌声も、、、

きっと、きっと、、、何かを求めているんじゃないのかと思う

 

生きて行くには理由がある、、、夢と現実である

その両方を必ず持っていなくてはならない、しかもバランスが大切であったりする、どちらに偏っていてもダメなんだ

偏ると、、、カッコ悪い人間になってしまうのさ

あぁ、どうしたらいいんだよー

今のプリシラさんはカッコ悪いぜ夢ばっか

 

明日も、、、早起きをしよう、そして、、、現実を少しだけみてみよう、、、

ワンカップさんもナオミさんも自由気ままな人生を歩んでいる様に見えるけど、、、違うんだよ

自由で気ままじゃないんだよ、、、その理由、、、

 

生きて行くには理由がある、夢と現実である

 

ユメハハクチョウニナルコト!

 

 

 


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