いのち・未来 うべ

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【韓国代表のアピール】廬・泰敏(ノ・テミン) さん。「全世界の市民が連帯して核マフィアと対決を!」

2014年09月15日 | 脱原発

9月12日の当ブログに、8月31日川内集会での台湾代表のツイ・スーシンさんのアピールを掲載しました。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/4254f8a41b6eca1727e6270900edf4e0

同じく8月31日に参加され発言した韓国代表、反核プサン市民対策委員会のノ・テミンさんの訴えを掲載します。

老朽化して、豪雨で手動停止させた釜山近郷の古里原発についても触れています。

そして、脱原発の希望を全世界の市民の連帯に求め、「核マフィア」との対抗を呼びかけています。

来る9月28日鹿児島・天文館公園の集会⇒市内デモを再稼働を止めさせ、韓国、台湾、中国、全世界に響く取り組みにしましょう。

 

青柳行信さん発行の「第1244日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★」から転載させていただきます。

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廬・泰敏(ノ・テミン) さんから:
8・31鹿児島川内(せんだい)集会 韓国からの声


                                                  翻訳・通訳:高野聡

 

3年前の福島原発事故に全世界が注目しました。私が住む釜山プサンも日本を注目して来ました。被害が地球的規模で起こり、時間がたっても事故が収拾しない本当に危険なものが、原発だということを世界中が知り、私もそうでした。

しかし希望も感じることができました。原発事故以後、48基の原発がすべて止まっても日本は健在であり、原発がなくても暮らしていけると日本の市民の皆さんが示してくれたと思います。その点で感謝の言葉を捧げたいと思います

そして現在、世界が川内を注目していると思います。原発がなくても生きていけるということ、そして原発から抜け出そうという希望を持って、全世界の脱原発を願う人々を代表してみなさんが闘っており、それに連帯しようと私たちは来ました。

私は韓国を代表して挨拶をしたいと思います。私は反核プサン市民対策委員会に所属するノ・テミンと申します。

3年前に福島原発事故が起こった後、韓国政府は、韓国の原発は大丈夫だと繰り返してきました。韓国の原子炉は日本のものと構造が違うので、日本のような事故は起きないと言ってきました。

しかしプサン近郊にあるコリ1号機のケースでは設計寿命が30年ですが、政府は2007年に寿命を10年延長し、現在さらに10年の延長をする計画を立てています。

政府は自動車のように修理すればよいといっていますが、プサンを出発し福岡に着き、ここに来る5時間あまりの間、30年もたった自動車を1台も見ませんでした。

そして1週間前、コリ2号機が24時間停止する事故が起きました。津波があったわけでも、地震があったわけでもなく、もちろんミサイルが来たわけでもなく、当時大雨が降ったからです。

このような原発を私たちがこれ以上信じて生きていくことができるのか、疑問が生じる事態でした。自動車がちゃんと整備されていても事故が起こらないわけではなく、自動車の機器の性能がよくても、事故は起りうるものです。

日本も同じような状況なのではないかと思います。韓国の原発では数多くの不正事件が起こりました。職員が麻薬を服用しながら勤務したこともありますし、中古部品を新品と表示し納品したこともありますし、高額の金品がやり取りされたこともありました。

私たちがしなければならないことは、ここにいる皆さんと、プサンやソウルなど韓国の市民が団結し、核マフィア(日本で言う「原子力ムラ」のことを韓国では核マフィアと言います-訳者注)と、うそを繰りかえす政府に立ち向かうことです。いろんな核マフィアの中でも政府は真実を隠し、真実を明らかにしようとする市民に対して、公権力を使って抑圧します。そのような核マフィアに対抗し、脱原発に向けた希望を獲得するためには、ここにいる皆さんと全世界の市民が連帯することが必要だと思いますし、私たちも皆さんと一緒に闘いたいと思います。

一緒に戦うという意味で、スローガンを叫びたいと思います。英語でいきます。
Sendai stop, Gori stop, Goodbye Nukes!
ありがとうございました。


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宇部、山陽小野田、下関から日帰り参加できます。

集会とデモにフル参加します。

   申し込みは、上関原発を建てさせない山陽小野田・宇部実行委員会へ

   詳しくは、下記チラシをご覧ください。