いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

【9・28鹿児島へ、寄稿】子や孫たちのためにも川内原発再稼動阻止を !! 鍬野保雄さん

2014年09月16日 | 脱原発

昨日に引き続き、このブログの読者の一人、鍬野保雄さんから、川内原発再稼働に反対するコメントが届きましたので、掲載します。

鍬野さんは、8月31日の川内原発再稼働反対デモにも参加されています。


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『孫たちのためにも川内原発再稼動阻止を 』

                                      鍬野 保雄(山口県下関市在住)

 

初秋のさわやかな季節だ。

久しぶりに孫たちが芋掘りにやって来た。

中学1年から小学5年、2年生の孫娘たちにとって毎年の恒例行事だ。

 

今年も芋が良く出来て、子どもらで収穫の喜びを分かち合うことができた。

それぞれがジジババに感謝の手紙をくれた。それには敬老の優しい心が込められていた。

そんな孫娘たちが可愛くてたまらない。

 

しかし、東日本の放射能汚染地では芋ほりも楽しめなくなった。孫たちの笑顔を見れなくなった。

ジジババがせっかく丹精込めてつくった野菜も安心して食べられなくなってしまった。

 

大人たちが「経済発展」こそが生活を豊かにすると信じてつくり出した今の日本、

福島原発大惨事は豊穣の大地と海を、そして大気を汚染し、そこに住む人間や生物に放射能被曝を強いていく。その汚染は地球大に広がり続けている。

 

今、川内原発再稼動が「経済発展」の美名の下に推し進められようとしている。

もしまた地震や津波、はたまた火山の大噴火による溶岩流や、膨大な火山灰等で不測の事態が起きたら、

可愛い孫娘たちはどうなるのか?

 

それが絶対に起きないという保障はない。いや、この火山・地震列島ではいつ起きても不思議はない。

もしそのような大災害が起きた時、原発は決して無事ではおれない。そして原発大惨事が起きれば人間はそれをコントロールできないことは福島を見れば分かる。

それは決して夢物語でなく悲惨な現実となる。

 

川内で起きれば放射能の雲は鹿児島、熊本、宮崎、大分、福岡、佐賀、長崎、そして山口県へと広がってくるだろう。そしてそこは東日本の放射能汚染地帯と同じように被曝させられる。

 

大好きな孫娘たちはどうなるのか、どこにも逃げ場はない。

そんな事態にならないという保障はどこにもない、もし大事故があったとしても

決して国も電力会社も責任を果たさない。それは福島大惨事が証明している。

 

そんな原発を「経済成長」の呪文で突き進めようとする安倍首相は下関が選挙区だ。

そんな愚かな人を選んだ下関市民。可愛い孫たちを放射能の脅威から守らなければならない。

 

みなさん、9月28日、共に川内原発再稼動を止めるために鹿児島の全国集会に結集しましょう。

かけがえのない可愛い子や孫のためにも。

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昨日も、関東では震度5以上の地震がありました。

日本では、いつどこで大きな地震や、今年の夏の広島のような災害が起きても、不思議のない国だということを、私たち日本人は忘れてはいけません。

そんな日本で、全ての原発が止まって、ちょうど1年、経ちます。

鍬野さんが書かれているように、次の世代、未来の子どもたちに、負の遺産を残し続けるのは、何としても止めなければいけません。

「次の世代、未来の子どもたち」とは、人間だけでなく、すべての生き物も同じです。

地球は人間だけのものではありませんので。

地球のすべての生き物たちが安心して暮らしていけるように、原発の再稼働はもちろん止めて、ひとつひとつ廃炉にしていきましょう。

そのためにも、川内原発再稼働反対デモに参加しましょう~!!

参加がご無理な方は、カンパのご協力をお願い致します。




 

 


【寄稿;原発事故と避難】障害者の立場から。岡本正彰さん「人災の原因、原発をなくすために」

2014年09月16日 | 脱原発

今度、鹿児島へバスで一緒に行く岡本正彰さんのアピールを掲載します。

岡本さんは、おかまささんで知られる「福島の子どもたちとつながる宇部の会」の中心メンバーです。

文中にあるように、重度の障害者です。

その立場から「原発事故避難と障害者」について、アピールしています。

 

岡本正彰さんのフェースブックは、下記です。

https://www.facebook.com/mottomottookamotto

 

 

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川内原発の再稼働に反対!

人災の原因である原発をなくし、障害者の困難軽減のために、鹿児島へ行きます

                      岡本 正彰 (宇部市)


 私は3年前から、「福島の子どもたちとつながる宇部の会」のメンバーとして活動している。

 この会は東日本大震災でおこった福島原発事故を受けて前代表が、「自閉症児とその御家族は健常者のようにスムーズに避難や保養が難しいので、宇部で支援しよう」と発起され、同志が集まったものである。

 私は最初の保養プロジェクト以降メンバーになったのであるが、3年前の夏には7家族の保養を受け入れ、1週間宇部で過ごしていただいた。この年の年末にはそのうちの3家族が宇部に移住して来られ、その後はこの3家族をサポートすることも、会の活動目的となっている。この夏も、3家族の保養を受け入れた。


 私はボランティア活動をしているが、自身も脳性麻痺アテトーゼ型の重度身体障害者である。

 身体障害者も自閉症者、発達障害者、精神障害者と同様に避難、保養がままならない現実がある。それは平時においても、あらゆる場面でまだまだ障害者の受け入れがスムーズではないことに起因している。

 平時においてそうであるのに、非常時において障害者が取り残されるのは明白である。先月の広島土砂災害においても、聴覚障害者に避難指示の連絡が遅れていたと報道されたことは、その裏付けとなる。

 さらには非常時の行政の救助遅れ、混乱を正当化するためか、非常時の自助の大切さを強調し始めた。自助ができない重度障害者のことを全く無視している考えである。


 だから、私は思う。

 非常時にも障害者が困らない仕組みを作るのと同様に、非常時を出来るだけ作らないことが大切である。東日本大震災自体は防御困難な天災であるが、原発事故は人災である。事故後の処理や報道されているような不手際が問題ではなく、原発の存在そのものがあらゆる人災を招くのである。

 人災による非常時を減らすために、まずは川内原発の再稼働に断固として反対する。

 自分のために、全ての障害者の困難軽減のために、同志と鹿児島へ私は行く。

                         (9月15日)

 

参考

◯ 内閣府 第32回障がい者制度改革推進会議 平成23年5月23日(月)13:00~17:00料2-1 

障害関連団体による災害救援活動の概要(1)

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_32/pdf/s1-2.pdf

 

◯ 【原発事故と障害者】バリアだらけの避難~田村市から京都に避難した鈴木絹江さんに聞く

http://no-border.co.jp/archives/25809/


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山口県から、上関原発白紙撤回のためにも鹿児島へ行きましょう!

鹿児島は、遠いから人は集まらないだろうという再稼働・原発推進者たちの思惑を跳ね返しましょう。

バスは、定員45名 1人 6000円

残席あります。詳細は、昨日のこのブログのチラシをご覧ください。

それにしても、今度の鹿児島のストップ川内原発のポスターは、見れば見るほどすばらしいですね。避難で逃げ惑う悪夢が(福島では現実だった)透かして描かれています。