のりひめのひとりごと Monologue of Noriko

2012年からオーストラリアと日本を行き来しています。日常のいろいろを書いてます。

のりひめの過去ばなし31.700人規模のイベント開催!

2011-07-12 15:11:41 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版をめざして過去の棚卸中です
よかったらおつきあいください
てきとうにコメントなどいただければ幸いです。


●700名規模のイベント開催(2002年)「じっこういいんだより」で盛り上げる

ある日、「ドームでイベントやるか」と社長。
「え ドームって」
「費用があまり高くないんだよ」
「だって5万人もはいっちゃうじゃないですか~~!」

 会も立ち上がり、運営を盛り上げ次のステップにいくための、
会員が発表するセミナーイベントを考えていたところです。

 いままでは100人150人くらいなら経験済みですが、ちょっと
いくらなんでも東京ドームは・・・???

「集客どうすんだ!」と、わたし。面と向かって言えませんが。
いろいろと会場を見ていたら、すてきなイベント会場が竹芝に
あることがわかりました。
 セミナーをして、交流会をして、またセミナーを同じ会場でできる
席の配置がかなり自由な会場です。
最高796名収容できるそうです。飲食も業者を主催者が入れればできるとのこと。

 なんとかその会場を社長にすすめ、東京ドームではなくて、
その会場で行うことになりました。
名称は「増販増客コンファランス2002」です。

 今回はスタッフに強力な人が入り、集客も一緒にやってくれるので、
ちょっと安心ですが、未踏の700名規模。やっぱり心配です。

 頼みの綱はやはり顔見知りのお客様。ひとりひとり確実にしていきたいところです。

 そのために「じっこういいんだより」というメルマガとホームページを
つくりました。
まだいまのようなブログ形式が一般的ではなかった時代。
3ヶ月前からメルマガを出しはじめ、最初は2週に1回、次は十日に1回、
1週間に1回、3日に1回、2日に1回、
最後の4日間はカウントダウンで毎日発行とし、
見込みのお客様にメルマガを出していきます。

 顔見知りのお客様はまずは会員さん、そして見込みのお客様。
イベント用の名刺を作り、名刺交換をした人に「じっこういいんだより」を
出すことにしました。

 初回は7名に送り始め、何度か出しているうちにメルマガでも読者を募集し、
すぐに1000名を超え、最終回20号には1500名ほどになりました。

「じっこういいんだより」の内容は、イベントの内容や準備の状況、
遠方のお客様のためのホテルや観光情報などです。
 堅い内容ではなく、わたしのキャラクターを全面に出したやわらかい内容で
送ります。すべて名前入りで最低3回は名前を入れます。
そういうフリーのメールソフトをみつけて使いました。

 朝からのセミナーイベントで、会費も8千円、会場は竹芝で便利といえば便利
不便といえば少々不便ですし、
 いままでの社長メインというわけではなく、いろいろな人が登場しますから、
集客も不安です。

 ひとりひとり入金を確認しながら刻々と数を把握していきます。
 登場する方が7名ほどいましたので、その方々の準備もあります。
 イベント会場でスペースがかなり自由なので、会場との打ち合わせも必要です。
 一日イベントなので、入場名札や再入場の仕組み、受付のバイトも必要です。
パンフレットも外注とはいえ、記事を集めたりデータをそろえたりします。
どうにもわたしも手一杯になってきました。

 でも、「じっこういいんだより」を発行していると、励ましのメッセージが
きます。
「大変だと思いますが、がんばってください!」「当日手伝います!」
「ちゃんと寝ていますか?」などなど、やさしい言葉がつぎつぎと返ってきます。
眠くても元気百倍です。
集客に苦労しているのを察してくれたお客様がお客様を呼んでくれて、
イベントも格好がつきそうになってきました。

 開催時間が朝から夜までの長時間で、周りに食べるところがないので
困っていたら、会員さんから「当日うちのわかい衆をつれて店だすよ 
カレーとかホットドッグとかドリンクでいい?」といってくれて、
こちらもぎりぎりでなんとかなりました。

 そのうちに、20代の若い会員さんが手伝いに来てくれるようになりました。
この人はあとからスタッフになってくれましたが、
そのときは自分で仕事をしていて、仕事が終わったあとに終電までのあいだに
手伝ってくれるのです。
 また前日は発表する人たちが来て、資料のパネル貼りやらこまごまと
終わっていない作業をまったくのボランティアで手伝ってくれました。

 メルマガ読者さんも「当日手伝います」といってくれた人がいるので、
手伝える人は8時に正面入り口集合ということにしました。
なにをどう手伝ってもらうのか、頭もよく働かないような状態でしたが。

 そんなこんなで前日をむかえ、朝方になんとか準備がすみました。
夜中の3時半ごろに当日配るアンケートができました。

 そして朝6時すぎに最後のメルマガを出し、
「快晴です!みんなきてくださいね~」とメッセージ。
7時半には搬入口から会場入り8時に正面入り口に出てみると・・・・。

 なんと15名ほどの人がお手伝いボランティアに!
顔見知りの方も、顔を見たことのない人もいました。
皆さんお金を事前に振り込んでいる人たちです。
頭がくらくらしたのは寝不足のためだけではなかったでしょう。
 そしてこの瞬間、イベントのチーフであることをいきなり自覚しました。
 
 簡単なミーティング。
 ボランティアさんたちの作業は観賞用のパネル貼り、受付のサポート、
アンケートの配布と回収、会場の転換時の誘導。
音楽、カメラ撮影、ビデオ撮影・・・。頼むことは山ほどありました。

 「では、よろしくおねがいします!」といって人がわっと散ったとき
「この瞬間からみんなのイベントになった。」と思いました。
 ボランティアさんたちが集まってくれたおかげで、出演者の当日のフォローを
することができました。
いなかったらどうなっていたんだろうと、今でもどきどきします。
 
 イベントは700名が来場、なんのトラブルもなく、あっけないほど
滞りなく終わることができました。懇親会はしない予定でしたが、
芝浦から渋谷まで、40分もかけて移動したにもかかわらず、
50名ほどの人が移動し、居酒屋で大宴会となりました。

 お手伝いに来てくれた人たちも参加してくれました。
もうみんな友達で同志になっていました。
ほんとうにほんとうにありがたかったです。
 OさんYさんTさんIさんSさんKちゃん みんなみんな ほんとうにありがとう~!

 このイベントは、次は半年後に九段会館で、翌年は東京ビッグサイトで、
と会場を変え、バージョンアップして続いてゆきました。
イベントに登場して、会場の人に成功体験を発表する人も毎回増え、
それを聞いた人が、「次は自分も成功してあの舞台で発表したい」とまた頑張り、
大きな動きとなっていきました。


 第2回は九段会館で行いました。
 動画も作ってもらい、和太鼓も呼んでオープニング、
ずいぶんとかっこよくなりました。
 そのときも700名規模でしたが、なんと台風の日にあたってしまい、
大暴風雨の中、日本全国から無理して多くの方が集まってくれました。

 第3回以降はビッグサイトで行いました。
4つの部屋で同時進行の会員さんによる成功体験セミナーが開催され、
各室一日中発表があり、全体をあわせた講演会も行いました。
かなり本格的な雰囲気になっていきました。
このようにして会員事業もはじまり、統合し、教育システムもでき、
大いに盛り上がってきました。


続きはあした
読んでいただきありがとうございます

明日はのりひめがのみひめに変身! ●ひとり総当り乾杯

のりひめの過去ばなし30.年末の一千万セミナー

2011-07-11 14:13:35 | のりひめの過去ばなし
●2001年 年末の一千万セミナーというミッション

 この後も会員さん向けの泊りがけの合宿特訓セミナーや
きれいなお姉さんプロジェクトでの携帯メールマーケティングの実験、
渋谷で若者向けフリーペーパーを発行したい会社の支援など、
つぎつぎとわくわくする課題難題をなんとかこなし(^^;、
この2001年の最大の山場が12月にやってきました。

 こんどのミッションは、1日10万円のセミナーに100人集客です。

 会社としては1日で1000万円の売上です。

 靴と違って仕入れは紙やファイルや会場なので、相当利益率は高いですね。
 
 この会社も含め、プランニングやコンサルティングの会社は
目に見えないもの・・・「知恵」が商品です。
 目に見えないものにお金を払うというのは判断が難しく、
それに明確な価値がないとなかなか意思決定してもらえません。

 そこでいろいろなお客様にとってのメリットを打ち出し、
「これからも使えそう」という資料や仕組み、さまざまな道具を作り出し、
参加しているお客様から喜びの声を収集します。

 スタッフには定着する人もいましたが、意外に短くて、やめては入り、
入ってはやめ、結構回転は速いものでした。数ヶ月が平均かもしれません。
 やめる原因は、成果がなかなか出せないからです。
 かなり優秀な人が来るのですが、成果主義の会社でしたので、ハードでした。
 ひとりひとりの受け持ちのプロジェクトが独立していたので、
お互いにかまっていられなかったというのもあります。
 私も自分のことに手一杯で新しい人をヘルプする余裕がありませんでした。


 そんなわけで、結局いざここ一番の集客となると、会社の顧客リストと
個人情報を把握しているわたしがやることになりました。

 会計人のリストで6000名、うちセミナーや資料請求などで接触があった
見込み客が750名ほど、会員数は60社から70社、そのほかに印刷会社リストが1500社、
印刷会社で顔がわかっている人が1割程度、そのほかの卒業生の顧客リストが
数百名ありました。

 こうした人たちにメールやDMを送り、興味関心のある方に連絡をとって
セミナーにきていただく、もうよく知った手順ですが・・・・。

 今回はセミナーの開催決定がなんと3週間をきってから。
 12月の半ばにセミナーをするのに、営業開始がなんと11月末。
 渋谷はイルミネーションで飾られる華やかな季節というのに、
一刻も早く案内を届けないと、夜中のしんしんと冷える二時頃に、
宮益坂にある郵便局本局へ、台車にダンボールをのせて、DMを数百通
出しに行く始末です。

 あとは個別のメールや電話での営業。

 結果は・・・、100名集まっていただきました。

 3ヶ月のチャレンジが3週間に縮まってもなんとかなりました!

 これって私への集客100本ノックですかね、社長、とひとりつぶやいた
私です・・・。

 翌2002年はやっとスタッフが増えてきて、まるでサークルみたいな職場になり、
とっても楽しくなってきました。



読んでいただきありがとうございます
続きはあした♪

●700名規模のイベント開催! 


のりひめの過去ばなし29.本の出版・・・必死の制作

2011-07-08 19:02:16 | のりひめの過去ばなし
●本の出版・・・必死の制作

 営業はこんな感じで進みましたが、制作も同時進行ですから大変です。
 苦労したのが表紙に載せる著者の写真です。
 写真は全部著者が表紙にのるようになっていました。
 なぜならこの本は、主に面識のある顧客に配布したりセミナーを開催する
ためのもので、 ことあるごとに顧客に思い出してもらうための本です。
 本棚にたてられて捨てられない、いわば書籍タイプの会社案内みたいな
位置づけです。

 デジカメでてきとうにとる方もいて、上着が曲がっていたり
照明がとても暗かったり、いろいろでした。
 顔のしみ取りから上着の直しまで、写真の修整もフォトショップで念入りに
行いました。
(次回からはプロの方にとってもらうよう、最初からお願いしました。)


 会社案内も大変でした。
 3ページの枠があるのですが、社員全員の紹介文をのせたがる人、
会社の沿革をことこまかに手書きで書いてくる人、
「なにも載せることがないんだよ、だいたい税理士は会計業務以外に何を書くんだ」
と、悩む人・・・。

 肝心の増販増客実績の事例も、資料をばっと送ってきて「てきとうにまとめて」と
いう人、 作文してくれたのはいいけど、読んでも意味がわからない人・・・。

 このときはまだ制作スタッフがいなかったので、イラストレーターと
フォトショップという印刷向きのアプリケーションを駆使して必死で作りました。

 会員さんのファックスの応酬も何往復も、訂正してはまた訂正し、
最後に「これでOKです」をもらうまでの何回もの工程×14名分でした。
 あとから思えば、「税理士って何する人?」といっていたわたしが、
ずいぶんと税理士の仕事について知るよい機会になりました。

 いちばん困ったのが実は社長の原稿です。
締め切り間近なのに全然できてこない・・・。

 これもなんとか終了し、いざ印刷!
 最終のGOを出す前に、印刷会社に終日行って、色の確認や、
いったんフィルム出力した時点で、もう一度読み直し、最終校正。
そこで思いがけず、大量の修正がでてあせりました。その後印刷。
 本ができてくるまでの2週間ほどは、ちゃんと出来上がってくるのか、
どきどきです。

 同時にその期間は、本を出す会員さんとは「もうすぐですね」と電話のたびに
話していた楽しい期間でもありました。
 何度もファックスの応酬をした仲です。会員さんとの距離はこれまでになく
ぐっと縮まったようでした。

 本が完成したお披露目の月例会会場では会員さんと顔をあわせ、
晴れやかな気持ちで「おめでとうございます!」というと、
会員さんも大変晴れやかな笑顔で
「ありがとう これからがんばるよ おつかれさま」といってくださいます。
 もうそれで苦労もふきとび、感無量となりました。

 売上げ歩合も月の報酬にプラスしていただきました。
 いま考えるともうちょっともらっても・・・?

 この本はいまでも継続して発行されています。
 毎年新しい会員さん、新しい事例が誕生しているようで、
来年は8年目を迎えるようです。

続きはあした
読んでいただき、ありがとうございます。

●2001年 年末の一千万セミナーまで2週間集客!

のりひめの過去ばなし28.ふまじめやわらか営業

2011-07-07 17:24:58 | のりひめの過去ばなし
きのうの続きです

●本の出版・・・ふまじめやわらか営業

会員さんも飲み友達的な方もすでにかなり多くなっていましたので、
ざっくばらんにお話していきます。
堅い職業の方にずいぶんやわらかい不真面目営業をしていたような。

以下ふまじめ営業の例ですが・・・。
「先生、今回の書籍出版ってどう思います?」とさりげなく。
「あ~ どうだろうね~。いいような気もするね。
これから先のことを考えると」

「そうですか。先生ならばっちり活用しちゃいますよね。
このあいだ成功された美容院の売上増って、靴の販売会をすっごい進化
させちゃったし。女子高生ターゲットってすごいと思う・・・。
本にすればもっともっと地元の皆さんのお役に立つと思いますよ。」

とか、

「I先生 あのね」
「なになに」
「私 営業しなきゃいけないんです。」
「君もいろいろ大変だね~次々と。何、あの本のこと?」
「そうなんです~。先生どうですか?」

とか、

また別の会員さんと飲んでいるときには、
「やっぱりさあ、いろいろ気づきとかあるわけよ!」
「さっすが著者はいうことが違う!」
「お、俺? まさかもう決まってるの?」
「はい ・・・?決まってません・・・か?」
「はいはい わかりました」

とか、

職員さんが月例会に来ている場合もあり、
その場合は意思決定する先生は地元にいる場合もあります。

「Fさ~ん(職員さん)、K先生の場合、本はどうですかね~ 
お役にたちそうですか?」
「う~ん どうかな きいてみるね」
 という会話の後日電話し、

「先生どうでした?」
「僕が営業に活用できるならやってみるっていってたよ」
「ほんと?♪ で、Fさんはどうですか?」
「高野さん(私の旧姓です)ができるって思うならできる気がする・・・かな?」
「あったり前でしょう!できるに決まっているじゃないですか~!」

とか、

締め切りがさしせまってきて会員さんに電話すると、
「S先生。こんにちは。お世話になっております。」
「あ 本のことね。」←もういわないのにわかっている
「すみません。お忙しいのに電話して。」
「いいよ やるよ」
「ありがとうございます! 申込書めんどくさいから私かきましょうか?」
「頼むよ」
「じゃあ書いて先生にファックスしておきますね。逆ですけど・・・。」

とこんな感じです。

 この書籍はその後毎年続いて、私は4回担当しましたが、
初回は14名出版、印刷屋さんで印刷してもらったので、
印税方式とかではなくて、売上げマイナス印刷コストが利益です。
初回売上は800万くらいだったかと思います。
ちゃんとボーナスいただきました。会員の皆様ありがとうございました。

のちにはこの分の売上げは毎年一千万くらいになりました。

つづきはあした♪
まだここまで営業の話で、あしたは本の制作の話です。
これはつかれた~

●本の出版・・・必死の制作

のりひめの過去ばなし27.会員さんの本の出版

2011-07-06 11:20:30 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版を目指し、ただいま過去の棚卸中です
よろしければおつきあいください

●会員さんの本の出版「増販増客実例集」

 マーケティングプロフェッショナル育成の講座で学んだ受講生が、
翌年2名スタッフとして会社にきてくれました。

 講座を通じた共通体験、共通言語があるので、なにをどのように考えるか、
どのように行動するか、とても楽にコミュニケーションができました。
お客様がスタッフになるってこういういいことがあるんですね。
とっても楽しいふたりでした。


 講座を二回終わってすぐに、会員さんの実例を集めた本「増販増客実例集」を
出版することになりました。
 この頃には会員組織のほうの運営スタッフがひとり入り、 わたしも少し楽に
なっていました。
 この本は会員さんごとに表紙とはじめにとプロフィール、会社案内の部分を変え、
本文部分は共通の書籍です。

 会員さんがお客様に配ったり売ったり、その内容でセミナー開催することを目的
としたA5版200ページほどのものです。

 この本には靴の催事販売会も、レストランの話も、飲食店の金券の話も
みな掲載されています。 またほかの会員さんの成功事例も紹介されています。

 会員さんごとに500部、1000部と注文をもらって、注文をいただいた
会員さんの事例を載せるというものでした。

 今回の特命は、またまた3ヶ月間、で制作と発行。

 最初は目次も中身もありません。表紙だけを作って、実物大の見本を提示しました。

 月の例会がその間3回ありますので、最初に表紙だけ、次の会である程度集客を
して目次、その後一気に集客をし、一ヶ月程度で中身を仕上げて印刷、
出版は会員組織が1年半経過した記念パーティ、というストーリーでした。

 もうわかりきっていることですが、社長はストーリー作り、私は実戦部隊。
いや尻拭い?まあ、だいぶ慣れてきましたので、大丈夫です。


 今回は、営業と制作の同時並行です。
 大変なのは社長もわかってくれていて、出来高でボーナスをもらえることに
なりました。 それでがぜん燃えてしまうわたしなのでした・・・。

 さて書籍の掲載事例については、誰がどこでどんな業種や経営者に売上増の提案を
して、実際にチャレンジをし、どのような効果を出しているか、
私が誰より知っています。
 なにしろ会員組織と講座と両方運営していますから、ついでに会のあとの
飲み会もすべて出席していますから、個人の事情がわかっているわけです♪

 あとは誰が本を出したいか、本を出してメリットがある人、 本を出すことで
現状打破して新しい境地にいけそうな人などをリストアップし、
アプローチすることです。

 最初に30名ほど名前を書き出し、ランクわけしました。
 Aランクはほぼ間違いなく出すと思われる人、この人たちにはハートマーク、
まあまあ決まるかもしれないBランクは☆マーク、 もしかしたらのCランクは
♪マークをつけ机の横に貼り、いつものように各個撃破を始めました。
 わりとうきうきとしていたとおもいます。


 さて今回の集客はどうだったでしょう?
続きはあした♪

読んでいただきありがとうございます。


のりひめの過去ばなし26.マーケティングプロフェッショナル育成セミナーの立ち上げ

2011-07-04 20:37:45 | のりひめの過去ばなし
●マーケティングプロフェッショナル育成セミナーの立ち上げ

 この会社はもともと企画書の書き方のセミナーをしている会社ですから、
教育体系があります。
 私自身はこの講座に足しげく通い、学び始めた当初はなにしろ2分間の
プレゼンテーションもままならない生徒でした。
 でも、半年間の受講が終わるころにはかなり鍛えられて、
104名の受講生のなかで新人賞とプレゼン大賞を いただくことができました。
 そのまま何度も学んで講師としても活動していたので、カリキュラムには
とても愛着を感じていました。
 また一緒に学んだ仲間もたくさんいて、喫茶店で集まって課題の相談をしたり、
徹夜で課題をがんばったりしたりと、大いに盛り上がり、
その後はそれぞれ会社で出世していいポジションについてきていました。

 しかしわたしが最初に習っていた1994年で生徒数がピークに達し、
その後は事業縮小をしていて、通信教育でほそぼそ続けていただけに
なっていました。

 ここで講座の復活とカリキュラムの抜本的見直しをはかり、
あらたな講座をつくることになったのです。
 昔楽しかった講座と仲間がまた復活できると思うと、ほんとうに
うきうきしました。

 わたしは喜んでカリキュラム、テキスト作成をし、運営もしました。

 月1~2回開催、4回のスクーリングとプレゼンテーションで参加費用20万円
の講座で、かなりハードな宿題が出るビジネスプランニングと実践の講座でした。
 定員は20~25名です。

 メイン講師は社長で、講座の受講生にはそれぞれに担当アドバイザーがつきます。
 受講生はまずは学び、数回学んだあとに、アドバイザーとなるという仕組みです。

 今回の集客は、印刷会社のときよりもさらに簡単にできました。

 会員さんを対象に集客したので、もう気心知れている方々だったからです。

 学びたい人たちがなにを望んでいて、講座に何をもとめているか、 聞きながら
カリキュラムを作ったり運営を考えたこともあり、集客はリストアップした人が
ほぼ百発百中となりました。
 それ以外の人も、旧友たちがたくさん紹介してくれて、 かなり楽に
スタートできました。

 このときも会員組織の立ち上げと同様、ほんとうにわくわくしたものです。
 立ち上げが増えれば増えるほど、わたしも仕事がどんどん増えるのですが
やっぱりわくわくしちゃうんです。
 講座も研究会も、参加する人の前向きなパワーで、内容もライブで進化します。
 参加する人はどんどんスキルアップします。
 その人たちが地元に帰って元気を人に分け与えます。
 また会に参加してくれて、いい発信をしてくれます。
 そんな状況があたりまえのように起こっていたのでした。

 だから、新しいことを立ち上げるときも、だれがどんな風に劇的に進化していく
か考えるだけでほんとうにわくわくするのです。
 ハードワークであればあるほど、仕事にのめりこんだ時期でした。


 この講座を実験的にまず2クール行い、その後は名前を変えて本格的に
スタートしました。 現在も23期ということで継続しています。
 すばらしい人たちがどんどん増えて活躍しているそうです。


 読んでいただき、ありがとうございます。
 つづきます~♪

のりひめの過去ばなし25.新たな会員制事業の立ち上げ

2011-07-03 09:21:33 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版を目指しただいま棚卸中です
コメントなどてきとうにからんでいただけたらうれしいです^^


●印刷会社を中心とした新たな会員制事業の立ち上げ

 印刷会社を中心とした会員制事業は、会計人の場合と同じ目的で、
法人顧客に対して売り上げ増のアドバイスができる教育をするという事業です。

 例によって期限は3ヶ月。会員数は50社。(会計人に比べ会社規模が大きい
ケースが多いため、目標が10社少なくなりました)
4月から立ち上げ準備を始め、営業して7月に第1回の月例の会が始まるという
スケジュールです。

 ところがその彼(55歳 製造業早期リタイア)が、いざ電話営業、細やかな
見込み客作りなどが始まると、 経験したことがないことだったようで、
始まったとたんに大パニック。 頭脳停止状態に陥りました。

 「きたきた(予想できる事態)」と思ったわたしは、あちこち講演などで
とびまわっている社長にあるとき「社長、やばいです」といいました。

「あと1ヵ月半しかないですよ」
「どうしたらいいとおもう?」と社長。
「・・・・・・」(了解です と声にはださないが、私。)

 結局その彼と一緒に顧客名簿を分担し、誰に会員になっていただくか、
見込みを抽出し、一緒に営業をはじめました。
 最初は印刷会社というターゲットですが、少し広げて、個人で若手の
経営コンサルタントや、新事業立ち上げを考えている法人、
支店がいろいろある法人など、 顧客が法人の会社にというターゲットにしました。

 この頃には、わたしも仕事を通じてたくさんの知り合いができていましたので、
自分で入会予想をしたリストを作り、そのなかの誰が入会したかをチェックして
いくようにしました。
 まさに各個撃破・・・ひとりひとりねらいをさだめてアプローチし、
入会の意思決定していただく作戦です。

 会計人の会のときには「俺は会計人じゃないからなあ」と、蚊帳の外にいた
人たちも、声をかけると「お~ 入るよ」といってたくさん入ってくださいました。


●立ち上げ成功、そして次なるミッション


 靴の催事販売会や会計人の時には、それぞれのお客様との関わりが
出会って間もなくて薄かったので、最初の関係作りからはじめたのですが、
この時には知り合いが多かったのでねらいを定めて各個撃破からはじめられました。

 またまた残日数をカウントダウン、一社また一社入会し、目標達成まで
息の着けない日々。
 寝ておきると歯を食いしばっていたりして肩は凝るし息は浅いし・・・。

 でもいつのまにかこの緊張感、くせになってきてしまったような・・・。

 結果は目標達成で立ち上げ成功、7月の第一回例会は50社そろい、
100名近くの参加者で行われました。

 たくさんの人が初回の月例会に一堂に会して、期待に胸をふくらませているのを
見るのは、なんとも嬉しいことです。

 会費3万円で50社ですから月150万円が確保できる事業です。

 2回の靴の販売会、会計人の会のたちあげを経てから、今回の会のたちあげに
チャレンジするときにひとつ感じたことがありました。

 「会は必ずたちあげることができる」
 ということです。

 希望をもつとか前向きに考えるとか確信するとかというよりも、
それをわたしは知っている、という強い感覚でした。
 そういう意味で、だいぶ気持ちは楽でした。


 こうしてふたつの会員制事業が立ち上がり、それぞれの会で参加企業が
コンサルティングの力量をつけようとがんばり始めました。
 ちなみに55歳の彼は、5ヶ月間がんばりましたが、心の癒しをもとめて
会社を去りました。せっかく立ち上がったのに、残念です。

 しかしひとつ問題が生じてきました。 いい意味での問題です。

 会員さんたちが力をつけてきたのです。
会員さんが増えて、力をつけてくると、こちらから既存の情報を供給するだけでは
足りなくなってきます。
 なにしろありとあらゆる業種の課題をもって来るようになります。

 この問題を解決するためには、会員さんが自ら学び、自らチャレンジするように
なる必要があります。
 魚がほしい人に魚をあげるより、釣り方を教えるほうがよりその人のためになる
というわけです。

 会計人の組織を始めてから成功事例が急加速して出てきましたので、
中にはほかの会員さんに教えられる人も出てきましたが、
教えるにしても教え方が必要です。

 そこで会員向けの体系的なセミナーを行うことになりました。
 2001年の1月がスタートです。

 印刷会社向け会員事業が始まってからすぐ、またまたリミットは3ヶ月。


次回は●マーケティングプロフェッショナル育成セミナーの立ち上げ
です

続きはあした♪
読んでいただきありがとうございます

のりひめの過去ばなし24.嬉しいサプライズ!

2011-07-02 16:31:46 | のりひめの過去ばなし

●嬉しいサプライズ!そして新たなミッション

 税理士さんたちの会が始まって8ヵ月後の7月、いつものように月例会があり、
わたしはいったん事務所に資料をおいて懇親会に向かおうとしていました。

 先に懇親会に行っている仲良しの会員さんから電話がかかってきて
「まだ来ないの?」といわれ、いそいで会場に向かいました。


「ハッピーバースデー!」

 20数名の会員さんが懇親会場にいたのですが、入ったら一斉にみんなで
叫んでくれたのでした。

 シャンパンがあけられ、寄せ書きの誕生日カードと大きな花束を
いただきました。
 言葉もでないくらい感激し、「一生でこんなに良い日はあるだろうか」と
思った瞬間でした。

 (内緒の話、メイン講師はもいつもちろん社長でしたが、
わたしがいる間はついに会員さんから自発的にお誕生日してもらったことが
ありませんでした。)

 そんな中、スタッフが増えることになりました。

 私と企画書を一緒に学んだ仲間で、定年退職したので会社を手伝いたいと
いうのです。
 中堅製造メーカーに勤めていて、けっこうなポジションまで行った方でした。
 社長は「よし、もうひとつ会を立ち上げよう」といいました。
 「またきた!」とわたしは思いました。

 印刷会社や法人営業する会社のための会員組織を立ち上げることに
なったのです。 
 考え方は会計人の場合と同じ、顧客の売り上げ増をアドバイスできる会社を
育成するということでした。

 このころにはわたしは社長がなにを次にいうのかほとんどわかるように
なっていました。
 そして自分が何をするのかも。

続きはあした♪
今日はたまたまわたしの誕生日でした
上の話は11年前のことで~す きゃ~~~!

●新たな会員制事業の立ち上げ

のりひめの過去ばなし23.「キャバクラの経済学」

2011-07-01 14:30:08 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版をめざしてただいま人生棚卸中~
てきとうにコメントなどいただけるとうれしいです♪


●未知の会計人とのコミュニケーションの救世主「キャバクラの経済学」

 会計人の会員さんのなかには気難しい方もいましたが、
遠方から毎月東京の月例会に参加する人たちだけあって、
とても前向きでやる気のある方々でした。

 税理士会計士という方とは、一人も知り合いがいなかったので、
最初はこんな頭のよい人たちに教える立場となるなんてどうしようかと
思い悩み、ビジネス本をコミュニケーションに活用することを思い立ちました。

 毎月懇親会にいくときは、ちょっとやわらかくてマーケティングの
参考になる本とか、会計人の皆さんが顧問先とコミュニケーションするのに
役に立ちそうな本などを選んで、持って行きました。

 最初に選んだのは「キャバクラの経済学」。(やわらかすぎ?!)
ほかには「大人養成講座」や「ほめる技術」など、毎月なにか選んでいました。

 ぽつっと一人でいる会員さんがいたり、話がグループになって大きなまとまりに
なって盛り上がってくると、「今こういう本を読んでいるんですけど」といって
本を出します。
 そうするとそれぞれの見解が出てきて話が盛り上がっていきます。

 「キャバクラの経済学」(オーエス出版 山本信幸著)は
わたしにとって思い出深い最初の懇親会での一冊です。
 当時3冊シリーズになったヒット作で、キャバクラに通いつめてしまった作者が
キャバクラがどのようにマーケティングしているのかを分析するという設定で
マーケティングについて語ったものです。(著者山本氏はは金融ジャーナリスト)

 「キャバクラは擬似恋愛産業」と定義づけ、とても面白くマーケティングの
基本を語った本で、これを皮切りに類似本もたくさん出版されました。

 実はわたしもこの本でキャバクラ嬢のコミュニケーションをひそかに勉強して、
税理士会計士の皆さんとのコミュニケーションの作戦をたてました。
 それは、小さな心遣いやタイミングをみはからったコミュニケーションなどです。

 なにかを送付するときにひとことの手書き、似顔絵、小さなプレゼント
(モールでできた小さなひよことか、姉が作った手作りケーキとか)、
誕生日カード、その人用資料の作成やお届け、月例会で発表のお願いをするときに
そっとメモをわたすとか、懇親会にひっぱっていくとか、
お礼メールも事前お誘いメールも、その他さまざまなコミュニケーション作戦を
実行しました。

 「オレのこと好きなんだと思ってた」という会員さんが、実は大勢いたそうです。
もちろん恋愛感情ぬきでみんなが大好きでしたが♪

 さらにこの本で盛り上がった結果、会員さんとキャバクラに2回、
ランジェリーパブに一回連れて行ってもらいました。
いずれも地方月例会のあとの懇親会の二次会3次会で、費用は割り勘、
ちゃんとわたしにも女の子がつきました。
 名目はもちろん「キャバクラマーケティングの視察」。
と、いいつつ、各地から集まってきた会員の皆さんは、地元では人目がきになるけど
地方だから結構羽をのばしていたのでした。
 よく連れて行ってくれたなあと思います。

 知らない店に入る場合、どういう基準で選定するか、客引きの男性と交渉し、
どうやってぼったくられないようにするか、女の子とどうやって遊ぶか、
オーダーの仕方なども、キャバクラに詳しい会員さんのおかげで見ることができました。いい社会勉強になりましたし、あとあとセミナーなどのねたにもなりました。
 それとともに会員さんとの距離も縮まり、飲み友達のようになりました。

 スタッフが少ないこともみんな知っていて、後片付けや懇親会の会計や
資料配布まで手伝ってくれるようになりました。


次回はまたあした♪●嬉しいサプライズ! です

読んでいただき、ありがとうございます

のりひめの過去ばなし22.飲食店クーポンプロジェクト

2011-06-30 16:48:55 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版をめざして棚卸中です
コメントなどいただければ幸いです♪


●会計人向け飲食店クーポンプロジェクト

 その会員組織では、毎月定例会が開かれました。
税理士さん会計士さんなどが会員さんとして集まり、
社長がメイン講師となって、さまざまなマーケティングの手法を講義し、
持ち帰って彼らの顧問先(お客様である中小企業の経営者・・・
会計人の場合は顧問先といいます)に提案したり、
悩みや問題を聞いてきたりしました。

 会計人の皆さんは、お金の使い方・節約の仕方は指導できますが、
どうやって売上をのばすか、顧客を増やすかということは通常は専門外です。
しかし中小企業の景気は悪くなる一方、廃業したり代替わりしたり顧問先は
減る一方、顧問料をねぎられたりと大変です。
 会計人も競争にさらされているわけです。

 そんなわけで、顧問先の売上を増やすということは、会計人のみなさんにとって
重要な課題なのです。北海道から沖縄まで全国から集まってきて、
地元企業のサポートが始まりました。

 最初に行なったのは、飲食店などの次回来店時に利用できる金券による、
売り上げ増プロジェクトです。こちらは一枚一枚の管理ナンバーつき、
期限設定つきのもので、50円券が一番多く活用されました。

 フレンチレストランやホテルなどの場合は客単価が高いので、
お客様から住所ををいただいてDMを出すコストも出ますが、
客単価が千円や800円定食屋、また居酒屋の場合などはそのようなコストを
かけることはできません。
 そのかわり、客単価の低い店はお客様の再来店サイクルが高く、
月に一回以上、なかには毎日通う場合もあります。
 そこで、次回来店のときに使用できる金券をお客様に渡し、
他の店に流れない、流れても思い出せる仕掛けを作ったのです。

 また、金券の管理ナンバーを徹底管理して来店サイクルを調べ、
利用期限を微妙に調節して、たとえば20日に一回来店していたところを
18日に一回来店を促すようにしたのです。
 20日から18日にサイクルがせばまれば、10%早くなり、
客単価が変わらなければその顧客の売上は10%アップするということになります。

 飲食店は顧客の回転が早く結果が出やすいので、会計人のみなさんの売り上げ増
コンサルティングの実践練習という意味合いで始まりました。
 といっても、このプロジェクトは会計人のみなさんがやる気にならないと
始まりません。また会計人の先の飲食店が意思決定しないと始まりません。

 私の役割はそれらがうまくスタートし、運用できるように、会計人の皆さん
(以後会員さんとします)をサポートすることでした。
まずは、どうやって飲食店に金券導入の提案をするか、提案書などの道具立てと
お店との面談のためのマニュアルを作成することから始まりました。
 いままでやったことないことでしたが、おおむねフレンチレストランのケースに
似ているのでマニュアルをつくることはようい容易にできました。

 飲食店に対しても、金券の利用期限の設定をどうするか、管理をどのように
簡略化するか、来店のお客様への説明のPOPの制作、
飲食店のホームページ作成も行いました。

 実施結果のレポート作成も最初は会員にかわって行い、例会で発表してもらう
段取りも行いました。
 全国から40店舗ほどの店が参加し(すべて会員の皆さんの顧問先です)
その実験を同時に行いました。しっかり実施できたお店には面白いほどの
結果が出て、その結果が毎月の例会で報告され、会は盛り上がりを見せて
きました。

 会の立ち上げから5ヵ月後には、会員のみなさんが、飲食店に対して
売上増のアドバイスを立派にするようになっていました。

 そのほかのさまざまな業種業態に対しても、方法を変え、会計人の皆さんから
顧問先へのアドバイスが始まりました。
 会員制組織の運営を行いながら、私自身も講師として会員の皆さんの前に立ち、
毎月の例会は東京と福岡と2箇所で行われ、次の会があっという間に
やってきました。
 「税理士の仕事」という本を読んでから半年後にはだいぶ軌道に乗り始めた
のです。


次回は●未知の会計人とのコミュニケーションの救世主「キャバクラの経済学」
です

読んでいただきありがとうございます