関根典子です
ビジネス書の出版をめざして棚卸中です
コメントなどいただければ幸いです♪
●会計人向け飲食店クーポンプロジェクト
その会員組織では、毎月定例会が開かれました。
税理士さん会計士さんなどが会員さんとして集まり、
社長がメイン講師となって、さまざまなマーケティングの手法を講義し、
持ち帰って彼らの顧問先(お客様である中小企業の経営者・・・
会計人の場合は顧問先といいます)に提案したり、
悩みや問題を聞いてきたりしました。
会計人の皆さんは、お金の使い方・節約の仕方は指導できますが、
どうやって売上をのばすか、顧客を増やすかということは通常は専門外です。
しかし中小企業の景気は悪くなる一方、廃業したり代替わりしたり顧問先は
減る一方、顧問料をねぎられたりと大変です。
会計人も競争にさらされているわけです。
そんなわけで、顧問先の売上を増やすということは、会計人のみなさんにとって
重要な課題なのです。北海道から沖縄まで全国から集まってきて、
地元企業のサポートが始まりました。
最初に行なったのは、飲食店などの次回来店時に利用できる金券による、
売り上げ増プロジェクトです。こちらは一枚一枚の管理ナンバーつき、
期限設定つきのもので、50円券が一番多く活用されました。
フレンチレストランやホテルなどの場合は客単価が高いので、
お客様から住所ををいただいてDMを出すコストも出ますが、
客単価が千円や800円定食屋、また居酒屋の場合などはそのようなコストを
かけることはできません。
そのかわり、客単価の低い店はお客様の再来店サイクルが高く、
月に一回以上、なかには毎日通う場合もあります。
そこで、次回来店のときに使用できる金券をお客様に渡し、
他の店に流れない、流れても思い出せる仕掛けを作ったのです。
また、金券の管理ナンバーを徹底管理して来店サイクルを調べ、
利用期限を微妙に調節して、たとえば20日に一回来店していたところを
18日に一回来店を促すようにしたのです。
20日から18日にサイクルがせばまれば、10%早くなり、
客単価が変わらなければその顧客の売上は10%アップするということになります。
飲食店は顧客の回転が早く結果が出やすいので、会計人のみなさんの売り上げ増
コンサルティングの実践練習という意味合いで始まりました。
といっても、このプロジェクトは会計人のみなさんがやる気にならないと
始まりません。また会計人の先の飲食店が意思決定しないと始まりません。
私の役割はそれらがうまくスタートし、運用できるように、会計人の皆さん
(以後会員さんとします)をサポートすることでした。
まずは、どうやって飲食店に金券導入の提案をするか、提案書などの道具立てと
お店との面談のためのマニュアルを作成することから始まりました。
いままでやったことないことでしたが、おおむねフレンチレストランのケースに
似ているのでマニュアルをつくることはようい容易にできました。
飲食店に対しても、金券の利用期限の設定をどうするか、管理をどのように
簡略化するか、来店のお客様への説明のPOPの制作、
飲食店のホームページ作成も行いました。
実施結果のレポート作成も最初は会員にかわって行い、例会で発表してもらう
段取りも行いました。
全国から40店舗ほどの店が参加し(すべて会員の皆さんの顧問先です)
その実験を同時に行いました。しっかり実施できたお店には面白いほどの
結果が出て、その結果が毎月の例会で報告され、会は盛り上がりを見せて
きました。
会の立ち上げから5ヵ月後には、会員のみなさんが、飲食店に対して
売上増のアドバイスを立派にするようになっていました。
そのほかのさまざまな業種業態に対しても、方法を変え、会計人の皆さんから
顧問先へのアドバイスが始まりました。
会員制組織の運営を行いながら、私自身も講師として会員の皆さんの前に立ち、
毎月の例会は東京と福岡と2箇所で行われ、次の会があっという間に
やってきました。
「税理士の仕事」という本を読んでから半年後にはだいぶ軌道に乗り始めた
のです。
次回は●未知の会計人とのコミュニケーションの救世主「キャバクラの経済学」
です
読んでいただきありがとうございます
ビジネス書の出版をめざして棚卸中です
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●会計人向け飲食店クーポンプロジェクト
その会員組織では、毎月定例会が開かれました。
税理士さん会計士さんなどが会員さんとして集まり、
社長がメイン講師となって、さまざまなマーケティングの手法を講義し、
持ち帰って彼らの顧問先(お客様である中小企業の経営者・・・
会計人の場合は顧問先といいます)に提案したり、
悩みや問題を聞いてきたりしました。
会計人の皆さんは、お金の使い方・節約の仕方は指導できますが、
どうやって売上をのばすか、顧客を増やすかということは通常は専門外です。
しかし中小企業の景気は悪くなる一方、廃業したり代替わりしたり顧問先は
減る一方、顧問料をねぎられたりと大変です。
会計人も競争にさらされているわけです。
そんなわけで、顧問先の売上を増やすということは、会計人のみなさんにとって
重要な課題なのです。北海道から沖縄まで全国から集まってきて、
地元企業のサポートが始まりました。
最初に行なったのは、飲食店などの次回来店時に利用できる金券による、
売り上げ増プロジェクトです。こちらは一枚一枚の管理ナンバーつき、
期限設定つきのもので、50円券が一番多く活用されました。
フレンチレストランやホテルなどの場合は客単価が高いので、
お客様から住所ををいただいてDMを出すコストも出ますが、
客単価が千円や800円定食屋、また居酒屋の場合などはそのようなコストを
かけることはできません。
そのかわり、客単価の低い店はお客様の再来店サイクルが高く、
月に一回以上、なかには毎日通う場合もあります。
そこで、次回来店のときに使用できる金券をお客様に渡し、
他の店に流れない、流れても思い出せる仕掛けを作ったのです。
また、金券の管理ナンバーを徹底管理して来店サイクルを調べ、
利用期限を微妙に調節して、たとえば20日に一回来店していたところを
18日に一回来店を促すようにしたのです。
20日から18日にサイクルがせばまれば、10%早くなり、
客単価が変わらなければその顧客の売上は10%アップするということになります。
飲食店は顧客の回転が早く結果が出やすいので、会計人のみなさんの売り上げ増
コンサルティングの実践練習という意味合いで始まりました。
といっても、このプロジェクトは会計人のみなさんがやる気にならないと
始まりません。また会計人の先の飲食店が意思決定しないと始まりません。
私の役割はそれらがうまくスタートし、運用できるように、会計人の皆さん
(以後会員さんとします)をサポートすることでした。
まずは、どうやって飲食店に金券導入の提案をするか、提案書などの道具立てと
お店との面談のためのマニュアルを作成することから始まりました。
いままでやったことないことでしたが、おおむねフレンチレストランのケースに
似ているのでマニュアルをつくることはようい容易にできました。
飲食店に対しても、金券の利用期限の設定をどうするか、管理をどのように
簡略化するか、来店のお客様への説明のPOPの制作、
飲食店のホームページ作成も行いました。
実施結果のレポート作成も最初は会員にかわって行い、例会で発表してもらう
段取りも行いました。
全国から40店舗ほどの店が参加し(すべて会員の皆さんの顧問先です)
その実験を同時に行いました。しっかり実施できたお店には面白いほどの
結果が出て、その結果が毎月の例会で報告され、会は盛り上がりを見せて
きました。
会の立ち上げから5ヵ月後には、会員のみなさんが、飲食店に対して
売上増のアドバイスを立派にするようになっていました。
そのほかのさまざまな業種業態に対しても、方法を変え、会計人の皆さんから
顧問先へのアドバイスが始まりました。
会員制組織の運営を行いながら、私自身も講師として会員の皆さんの前に立ち、
毎月の例会は東京と福岡と2箇所で行われ、次の会があっという間に
やってきました。
「税理士の仕事」という本を読んでから半年後にはだいぶ軌道に乗り始めた
のです。
次回は●未知の会計人とのコミュニケーションの救世主「キャバクラの経済学」
です
読んでいただきありがとうございます