のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

シリアのこと

2012-12-26 | Weblog
シンプルで、とっつきやすく、しかも伝えるべきことをきちんと伝える手段として、アニメーションというのは実に強力なツールでございます。

国連UNHCR協会「てとてプロジェクト」難民の子・サト


うっかり泣いてしまったではありませんか。

そんなわけで
日本の未来もたいがい暗いような気はしておりますが、レバノンやヨルダン、トルコ、エジプト、イラクなどの国境沿いには、50万人以上のシリア難民が未来どころか今まさに、生活の破壊に直面しております。
50万人という数字は内戦状態のシリアから周辺国へと逃れた人たち、その中でも難民として登録できた人数のみをカウントしたものであって、未登録の人たちも含めると80万人以上に上ると予想されております。さらにシリア国内の避難民は400万人に達すると見られております。
そこへ容赦なく冬がやって来ているわけです。

ヨルダンの難民キャンプの様子がこちらこちらで紹介されております。写真多数。
中東というと暖かいイメージですが、乾燥帯なので昼夜の温度差が激しく、シリアでは氷点下まで気温が下がったり、雪が積もることもあるということです。実際↑リンク先の写真を見ると、日差しが強くて暖かそうな日中とはうって代わり、夜は本当に寒そうです。

シリア難民の緊急支援に必要な予算は2億4500万米ドル(約196億円)ですが、目下の所、その60%しか集まっていないということです。
そんな数字を聞きますと、ワタクシごときがミソサザイの涙一滴ほどの募金をした所で何になろう...と、ついうらぶれた気分になってしまいますけれども、どんなに小額でもゼロよりはいいのであって、3000円で毛布7枚、10000円あればビニールシート、水汲み容器、石けん、調理器具などの緊急避難生活セット10家族分をまかなえるのだそうです。

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UNHCR