せっかくの70周年記念だというのに
何も特別なものが用意できていないのですよ。
ああ情けない。ああ情けない。
これでよくファンを名乗れたもんだ。
何の70周年記念って
クラウス・ノミの生誕70周年に決まってるじゃございませんか!
そんなわけで、自らのふがいなさに心がぎちぎちと痛むわけでございますが、besser als gar nichts ええつまりベターザンナッシングなのではあり、常のごとくネット上で見つけたものをご紹介することでお茶を濁すことといたします。
ああお茶を濁すだなんて最低だ。
こんなんでよくファンを名乗れたもんだ。
ああ情けない(以下、永遠ぐらい続く)
さておき。
まずはファンアート。
Klaus Nomi by ThePilgrimArt on deviantART
いやあ素晴らしいですね。
アレンジにも色彩にも高いセンスを感じるではございませんか。
後光がノミマークになってるなんてのも、実に巧いですね。クラウス・ノミの(あるいは、クラウス・ノミという)芸術の一端である、荘厳さと奇抜さ、わざとらしさと真摯さの融合という側面が見事に表現されております。
それから、こちらにはワタクシが今まで見たことのなかった写真が。
Jolly Joker`s Ohrenbalsam: KLAUS NOMI, AUSSTELLUNG, NAK, 2013
なんか普通にかっこいいノミ。珍しい。
美脚きわだつぴっちりパンツでございます。
ファッションのことを言えば、N.Y.にあるファッション・インスティチュート・オブ・テクノロジー(FIT)のミュージアムで、ヤツが着ていたあのプラスチックタキシードを展示中の模様。
↓リンク先一番下の画像でございます。
Untapped Queer Potential of Fragrance | Part Two
↓拡大図はこちら。
Klaus Nomi | Charenton Macerations
何だかドキドキしますね。レプリカではなく、ノミ本人が着ていたものですよ。ブーツがないのは残念ですが。
有象無象の中に埋もれさせないで、専用のお立ち台を用意して頂きたいもんだ...と思いましたが、マレーネ・ディトリッヒが実際に着た衣装さえも特別扱いされず他の衣装と並べて展示されたようでございますから、まあ贅沢は言えません。
プラスチックタキシードはFITの収蔵品ではなく、ノミの遺品を管理しているジョーイ・アリアスから借り受けたものであるとのこと。常設で展示されていたら素敵なんですけどね。
ああ、いつかかの地に「クラウス・ノミ・ミュージアム」が設立されないかしらん。
大仰なものじゃなくてよいのですよ。アパートの一室だってよいのです。
そこはヤツの遺品であるとか、ヤツにまつわるものものが集められていて、ちょっとしたノミワールドが展開されているのです。ガイドブックに載るほどメジャーなスポットには決してならないけれども、きっと世界中から、色々な年代の、ちょっぴりヘンな人々が、赤いバラや白いカーネーションを携えて巡礼に訪れるのですよ。芳名帳を開けば様々な書体のサインとともに、そこを訪れたノミファンたちの思いのたけを読むことができるのです。リピーターを確保するために、年に一回くらいはミュージアム主催で「ノミに着てほしい衣装デザインコンテスト」とか「Pony Flier デザインコンテスト」をやって、優秀作を展示するというのはどうでしょう。
それからミュージアムショップでは、毎年商品ラインナップに新デザインのピンバッジがひとつずつ増えて行くというのはどうでしょう。通販はしないで、そこでしか買えないようにするのです。グッズといえば、年にひとつ以上は何がしかのノミグッズ(これとか)が世に出ておりますから、そういうのを扱うのもいいですね。舞妓さん体験みたいにノミメイク体験があってもよろしいかと。白黒バージョンと、『シンプル・マン』のジャケ絵バージョンで。(ネイルは別料金。)ささやかな喫茶スペースがあって、昼はお茶とノミレシピのライムタルト、夜はイェーガーマイスターとカンパリが飲めるのです。時々ミニライヴなどがあると、なおよろしい。
スタッフは男女または中間を問わず、蝶ネクタイ着用で。そして受付には、やはり蝶ネクタイをあしらった、エイズ撲滅チャリティ募金箱があるといいですね。
とまあ、「真っ赤なバラと白いパンジー 子犬の横にはあなた」みたいな勢いで妄想は膨らむわけでございますが、まず無理だろうなあ。頑張っても採算取れなさそうだもんなあ。
ああ妄想を書き連ねているうちにこんな時間になってしまった。
日付が変わらないうちにとりあえず投稿いたします。
ああ、ああ、ほんとに情けない。
明日に続きます。
何も特別なものが用意できていないのですよ。
ああ情けない。ああ情けない。
これでよくファンを名乗れたもんだ。
何の70周年記念って
クラウス・ノミの生誕70周年に決まってるじゃございませんか!
そんなわけで、自らのふがいなさに心がぎちぎちと痛むわけでございますが、besser als gar nichts ええつまりベターザンナッシングなのではあり、常のごとくネット上で見つけたものをご紹介することでお茶を濁すことといたします。
ああお茶を濁すだなんて最低だ。
こんなんでよくファンを名乗れたもんだ。
ああ情けない(以下、永遠ぐらい続く)
さておき。
まずはファンアート。
Klaus Nomi by ThePilgrimArt on deviantART
いやあ素晴らしいですね。
アレンジにも色彩にも高いセンスを感じるではございませんか。
後光がノミマークになってるなんてのも、実に巧いですね。クラウス・ノミの(あるいは、クラウス・ノミという)芸術の一端である、荘厳さと奇抜さ、わざとらしさと真摯さの融合という側面が見事に表現されております。
それから、こちらにはワタクシが今まで見たことのなかった写真が。
Jolly Joker`s Ohrenbalsam: KLAUS NOMI, AUSSTELLUNG, NAK, 2013
なんか普通にかっこいいノミ。珍しい。
美脚きわだつぴっちりパンツでございます。
ファッションのことを言えば、N.Y.にあるファッション・インスティチュート・オブ・テクノロジー(FIT)のミュージアムで、ヤツが着ていたあのプラスチックタキシードを展示中の模様。
↓リンク先一番下の画像でございます。
Untapped Queer Potential of Fragrance | Part Two
↓拡大図はこちら。
Klaus Nomi | Charenton Macerations
何だかドキドキしますね。レプリカではなく、ノミ本人が着ていたものですよ。ブーツがないのは残念ですが。
有象無象の中に埋もれさせないで、専用のお立ち台を用意して頂きたいもんだ...と思いましたが、マレーネ・ディトリッヒが実際に着た衣装さえも特別扱いされず他の衣装と並べて展示されたようでございますから、まあ贅沢は言えません。
プラスチックタキシードはFITの収蔵品ではなく、ノミの遺品を管理しているジョーイ・アリアスから借り受けたものであるとのこと。常設で展示されていたら素敵なんですけどね。
ああ、いつかかの地に「クラウス・ノミ・ミュージアム」が設立されないかしらん。
大仰なものじゃなくてよいのですよ。アパートの一室だってよいのです。
そこはヤツの遺品であるとか、ヤツにまつわるものものが集められていて、ちょっとしたノミワールドが展開されているのです。ガイドブックに載るほどメジャーなスポットには決してならないけれども、きっと世界中から、色々な年代の、ちょっぴりヘンな人々が、赤いバラや白いカーネーションを携えて巡礼に訪れるのですよ。芳名帳を開けば様々な書体のサインとともに、そこを訪れたノミファンたちの思いのたけを読むことができるのです。リピーターを確保するために、年に一回くらいはミュージアム主催で「ノミに着てほしい衣装デザインコンテスト」とか「Pony Flier デザインコンテスト」をやって、優秀作を展示するというのはどうでしょう。
それからミュージアムショップでは、毎年商品ラインナップに新デザインのピンバッジがひとつずつ増えて行くというのはどうでしょう。通販はしないで、そこでしか買えないようにするのです。グッズといえば、年にひとつ以上は何がしかのノミグッズ(これとか)が世に出ておりますから、そういうのを扱うのもいいですね。舞妓さん体験みたいにノミメイク体験があってもよろしいかと。白黒バージョンと、『シンプル・マン』のジャケ絵バージョンで。(ネイルは別料金。)ささやかな喫茶スペースがあって、昼はお茶とノミレシピのライムタルト、夜はイェーガーマイスターとカンパリが飲めるのです。時々ミニライヴなどがあると、なおよろしい。
スタッフは男女または中間を問わず、蝶ネクタイ着用で。そして受付には、やはり蝶ネクタイをあしらった、エイズ撲滅チャリティ募金箱があるといいですね。
とまあ、「真っ赤なバラと白いパンジー 子犬の横にはあなた」みたいな勢いで妄想は膨らむわけでございますが、まず無理だろうなあ。頑張っても採算取れなさそうだもんなあ。
ああ妄想を書き連ねているうちにこんな時間になってしまった。
日付が変わらないうちにとりあえず投稿いたします。
ああ、ああ、ほんとに情けない。
明日に続きます。
>こんなんでよくファンを名乗れたもんだ。
このようなことをお書きになられると^^;
私はブログ記事を半分目をつむりながら
汗を流して読まなくてはいけなくなります(ご勘弁を!
昨年夏、伯父様宅に泊まり込みで看病に出向いた時に持参したのが、PowerBookとノミさまのDVDでした。
非日常的な空間でのノミさまはほんと心の癒しになります。
拝見しました、ファンアートは素晴らしかったです^^v
次に拝見をしたフォトの中には、
今聞いていますレディー・ガガのフォトもありました。
今夜はゆっくり^^
好きなお酒を頂きながら、ノミさまのDVDを楽しみたいと思います。
のろさまのおかげで、私は素敵な時間をいただけたと思っています。
記事の続編がとても楽しみです。
飲みじゃなくて呑みってあたりがいいですね。いや何となく。
ワタクシも早速Wikipediaで引いてみました。おお、確かに「著名なカウンターテノール」にヤツの名前が!しかしこうやって並べてみると、「ノミ」という名前はいかにも無国籍で異質な感じがしますね。それこそヤツが狙った所ではありましょう。(ちなみに、カウンターテナーではなくカストラートですが、かのファリネッリとノミは誕生日が同日なのです。)
すっかりノミワールドにはまってしまわれたご様子、お喜び申し上げます。『Za Bakdaz』や『Enchor!』もぜひどうぞ。
赤ちゃんノミの写真、雪景色の中での防寒着が宇宙服にしか見えないのはワタクシだけではなかったのですね笑。将来を予感させる髪型が、なんとも可笑しくもキュートです。しかも、タイムリーにもこんなニュースが。
<火星人いたずら?>探査車撮影の写真に以前なかった石出現
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140125-00000025-mai-soci.view-000
ワタクシはRubberband Lazer↓の冒頭に使われている、すきっ歯少年時代の写真がずいぶん好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=cJ5JIawX6KQx
この笑顔(と生え際)のまんま、大人になったなあ、と思って。あるいは、決して「大人」にはならなかったと言うべきかもしれませんが。
菜々様、コメントありがとうございます。
いやはや、こんな切りのいい記念の年に、イラストの一つも用意できなかったというのが慚愧に堪えないのでございまして…。
泊まり込みでのご看病、経験のないワタクシには想像するほかございませんが、心身ともに、大変なことでいらしたのではないでしょうか。菜々様ご自身も重々ご自愛くださいませ。
思うに、クラウス・ノミの異世界性には、いわゆる「破壊力」と表裏一体の、ものすごい肯定感があります。
厳めしさも、バカバカしさも、不可解さも、もの悲しさも、軽々と超越した「Yes」。それは異世界で展開されるからこそ、時代と場所に縛られたものである日常的な規範を突き抜けた、異質にして普遍的な「肯定」です。
だからこそクラウス・ノミ\は、時代と場所という制約を超越して、今も世界の多くの表現者たちに愛されているのだと思います。