ドーナツ店で少しだけ悟った話

2016年09月27日 23時12分01秒 | 管理人の日常
息子はことし10歳。
低学年のときよりもいろいろと楽にはなってきたけど、逆に新たに面倒な部分も出てきて、
特に最近は何かと愚痴る。

勉強の愚痴
友達の愚痴
習い事の愚痴
愚痴愚痴愚痴

八つ当たりのようにされるときもあり、流石に「なんで私があんたの八つ当たりを受けなければならないのだ」と殴りたいのを我慢して大声で伝えることも。
面倒だ。
面倒面倒面倒

そんな状態にあるのだが今日、某ドーナツ店で一息ついていたら、
若いお母さん(20代前半かな?)がベビーカーに1歳くらい?の男の子乗せてやって来て、隣の席に座った。
お母さんは、ドーナツ1個だけ載せたトレーを自分の腰かけている座席に置いて
(たぶんテーブルに置くと子供に薙ぎ払われるからだと思う)
「あー」「うー」言ってる子供に、小さなタッパーにつめてきたミニトマトとか、
こども用せんべいとかを割って食べさせていた。

偉いなあと思ったのは、そのたびに子供の目をちゃんと見て、
「おいしいね」「はい、あーん」と話しかけているところ。
え、そんなの当たり前では?と思われるかもしれないけど、私は最近街なかでは
無言親子しか見ないんだよ……親はスマホでね。
でも別にそれも、「ああお母さん疲れてるよな、たまに出かけた時くらいスマホ見てぼーっとしたいよな」って感じに思ってる。

だから今日のお母さんの、
ありがちな「どう?私いい親でしょう?」的なわざとらしい空気も全く無しに、
子供がぐちゃぐちゃに噛んだトマトをべろ~と口から出しても、
同じようにべろべろになったせんべいを床に投げつけても、
それを何度も何度も何度もやられても、
嫌な顔もせず辛抱強く拾ったり拭いたりしている様子に、
ほんと素敵なお母さんだなあと思った。若いのに。

「偉い!」って伝えたいけど、隣のおばちゃんに急に話しかけられたら嫌だよなあと考えていたら、
男の子が私をじ~~~っと見てにぱっと笑ったので、いきなり打ち解けてしまった。
ちょっとばかり雑談して、そこで思い切って「お母さん、さっきから見てたらいろいろ偉いですよね」と伝えたら、
若くて美人な(ほんとオシャレなの……私子供が1歳のときなんてボロ雑巾だったよ……)お母さんが
大きな目をますます大きくして
「ええっ!? え、いや、でも、ありがとうございます!」
って返してくれたので良かった。

しかも店を出るとき
「お話ししていただいてありがとうございました」
とニコリとされて、なんかおばちゃんはほんと、頑張れお母さんと応援の気持ちでいっぱいになった。
考えてみれば1~2歳あたりが一番きつかったんだよね。言葉通じないしさ……孤独感でいっぱいだったしな……

子育てってどうしてこうも客観的になれば冷静になれるもんなんだろうなあ。




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