綾辻行人の「館」シリーズを一気に読んでみようかと思い立ちました。
というのもちょっと前、本棚の整理をしていたら「時計館の殺人」が出てきたんです。
あれ、これって結末どうだっけ……と思いパラパラめくってみて。
気づいた。
買っただけでどうやら読んでない(苦笑)。
恐らく震災前に買ったんですよ。
で、あの震災の時、我が家は水浸しになってしまったので(上の階で電気温水器が倒れてしまったため)、あらゆる本だのCDだのをとにかくごそっとひとまとめにして置いてたんだと思います。
で、忘れてしまってたと……
折角だから読み始めてみたら、面白かったんです。
おおお、どうなるんだどうなるんだと一気に最後まで行ってしまうほど面白かったので、じゃ、このシリーズ全部読んでみようかな、と。
今のところ9冊出ているんですが、次に読んだのは「人形館の殺人」、その次が「奇面館の殺人」。
そして気づいた。
どうやら一番最初に読んだのが一番面白かったらしい……(苦笑)。
これはつらい。ほんとつらいです。
それで、自分に厳しすぎちゃダメだよ~潰れちゃうよ~と勝手に言い訳して、同じ作家の別の作品を間に読みました。
(表紙の絵が怖いのでナナメから撮ってみた)
「アナザー」です。
これはホラーでした。面白かった。
分厚い本だけど、2日で一気に行ってしまいました。
アナザーを読んで逆に気づいたこともありました。
つまりその、
「館」シリーズってミステリーと思ってたんですが、どうもその、最近のはその境界が曖昧になってる感じ……?という具合です。
別にそんな、ミステリーだろうがホラーだろうが分野分けなんて大した意味ないことですけど、私は「綾辻行人の館シリーズ!」といったら「本格ミステリーの代表!」と思っていたので。
(現に時計館は日本推理作家協会賞を受賞している)
作家さんに心境の変化とかあったのかしらん。
詳しくないのでわからないですけど(調べようとも思わない)、少なくとも、長いシリーズをずっと書き続けることって大変なんだろうなあとは思いました。
そして、「十角館」「水車館」「迷路館」「黒猫館」「暗黒館」「びっくり館」のうち、次はどれを読もうか悩み中です……。
余談ですが上の写真には、館シリーズじゃない作品が混ざってしまってます。
私が本屋で勘違いして買ってしまったのでした(落ち着け自分)。
ちなみに今それを読んでます。
「霧越邸殺人事件」です。