タントに戻り、山ウェアをヒートテックとユニクロダウンに着替えた。パンを食べ、紅茶を飲んで一休み・・・
駐車場の係員のおっちゃんにロープウェーつつじヶ丘駅への行き方を聞き、タントで十数分移動。
15:40 駐車場へ。『3時間400円、その後は1時間ごとに100円』との案内表示をチェックした。
とりあえずコンデジだけを持ち、付近を散策。売店で職場へのお土産にガマ饅頭(?)を購入。食堂からも外が見えるが、ガラス越しでは撮影に不向きだ。建物内は諦め、売店付近をさらにウロウロしたところ、夜景が撮れそうな所を発見できた。(具体的に書くのは拙い所なので、書けません。)水平線には雲が有り、富士やスカイツリーは確認できなかったが、今朝の第二駐車場からのアングルと比較すると、角度的に見えそうだ。それなら、日が沈む直前までタントで寝て、ここで撮れば良いか。ロープウェーの料金が勿体ないし!
そう計画した直後、三脚を担いだ男性二人と遭遇した。勿論彼らはロープウェーに乗って撮影に向かうところだった。彼らに話しかけたら気が変わった。そうだよ、せっかくここまで来たのだ。やっぱり行こう!
思い直して、ディパックにデジイチとテルモス、山用のお菓子を入れた。それにユニクロダウンの上に山用のウェアを着込み、ポケットには電池式の携帯カイロを入れて、出来る範囲の防寒対策をした。三脚を担いでリスタート
ロープウェーは毎時0分、20分、40分に運転していた。前日にチェックしていた割引券を提示し、1070円の1割引で960円を支払った。(料金表はこちら・つまりはロープウェーを使う可能性もあるかと思い、準備していたということ。我ながらせこいな~)
16:20 この時間に乗り込んだのは親子、カップルなどで5,6人だけ。太陽はこの高さにある。
ロープウェーやケーブルカーに乗ると、必ずすれ違いを撮ってしまう。(右は先週の御岳山ケーブル)
おお、すでにカメさんがスタンバイしている!
とりあえず三脚を立てている人の側に行ってみた。まだ水平線に雲があるし、日の入りまでは大分時間がありそうなので、撮影はしなかった。それにスゴイ強風!
まずはトイレに行き、売店で肉まん(230円・ちょっと高い・・・)を買った。食べながらぼんやり外の様子を見て、しばらく時間をつぶした・・・
そろそろ日の入りが近そう・・・意を決して外へ!
バズーカ砲のようなレンズをセットしていた方に声をかけてみた。(名前を聞いた。○東さん)彼は地元の方で、ほぼ毎週通っているという強者だった。バズーカレンズで撮った夕富士、スカイツリーや都心の夜景の写真は先ほどのつつじヶ丘駅にも飾ってある腕前だった。(後で載せます)こちらも名刺を渡し、午前中は山を歩いてきたことや、あちこちで富士を撮っていることを伝えた。
三脚はなるべく狭めておかないと、夜景でテンションが上がった人に蹴飛ばされてしまうなどのアドバイスをもらった。
○東さんが富士の位置を教えてくれた。言われなければ気づかない程度の見え方だったが、とりあえずパチリ。
17:06
17:11 日の入りは雲の中になりそうだ。
17:19 日が沈むと富士のシルエットがはっきりしてきた。
お客さんがフードを被っていたり、ダウンなどのモコモコした服装が分かるだろうか。夜景目当てで登ってくる人たちはやはりそれなりの格好をしている。相変わらずの強風で携帯カイロだけでは我慢できなかった。再びトイレへ・・・
17:38 なんとも言えない空の色になってきた。
17:47 富士の麓(埼玉方面らしい)の街明かりがはっきりしてきた。
17:59 うっとりぃ~
もう富士は撮れなくなったので夜景狙いに切り替えた。
といっても、私のレンズと腕ではこの程度。ピンが甘かったり、三脚で固定した筈なのにぶれていたりで、寒さに震えながら肉眼で見ていた美しさをちっとも表現出来ていない。
18:03
18:08 ようやく捉えたスカイツリー
トリミングしてみた・・・この程度で載せるはちょっと恥ずかしいが、まあそれも望の富士山らしいかな。
順序は前後するが、18時にイルミネーションが点灯し、(これはイベント期間だけのもの)係員男性の夜景ガイドがあった。もっとちゃんと聞いておけば良かったと後悔しているが、茨城空港のライトがよく見えているとか、今日はここ数日の中で最も夜景がキレイに見えているとか話していたと思う。
18:15頃駐車料金が気になり片付けを始めたが、あまりの寒さに時間がかかり結局18:20の便を逃してしまった。
○東さんに挨拶して建物の中へ。暖房がこんなにありがたかったのは久しぶりかも・・・
ここからはこんな風に見えるようだ。
18:40の便はすし詰め状態。そういえば、この便に乗っている人たちはほぼ全員が毛布を腰に巻いている。尋ねてみると、無料で貸し出していたようだ。ググってみた→こちら
それにしても、強風は辛かったものの、これだけ夜景がキレイに見える日に、ここに来ることが出来たのはホントにラッキーだった。
つつじヶ丘に出ていた○東さんの写真。タイトルの『壮大なる夜景』の通りのものだった。
ナビに入力しておいたビジネスホテル山久を目指してスタート。気になっていた駐車料金は払わずに駐車場の外へ。
※ もちろん不正はしてません。どうやら係員が帰ってしまったようです。
夕食は県道沿いの和食チェーン店で済ませ、筑波市内中心部 へ。
カーナビが案内する『図書館情報大学○○←古すぎ』なんて交差点は無く、ホテルに直接電話をして道を尋ねたりなどのおまけはあったが、20時過ぎに到着。駐車場には車がずらり並んでいたので、繁盛しているホテルなのだろう。
部屋は予想外の和室だった。
ユニットバスにお湯を溜めながら、スマホで朝日峠(wiki)(地図)をチェック!『関東平野や霞ヶ浦を一望、東京のビル群や富士山も遠望できる』とある。先ほどの展望台で、明朝撮影するのにオススメはないかと○東さんに尋ね、教えてもらったポイントだ。
夕方確認したつつじヶ丘からは上の展望台と同様に、富士やスカイツリーなどは勿論撮れるのだが、東側は山に隠れて朝日を撮れない。それに筑波山からちょっと離れることで、早朝の筑波山を被写体に出来ると考えたわけだ。
もっとも、一番イイのは暗い内に登って女体山から撮ることで、毎日登っている強者も居ることなども教えてもらっていた。しかし、今回は日中の登山であまりにヘロヘロになりすぎ、翌朝ヘッデンを点けて登る気力が沸いてこなかったのだ。(T-T)←使い方あってますか?
ユニットバスはくつろげず、暖まった感じは無かったが、21:30には布団へ。
翌朝は4時に起床。不思議だが、朝食はとらずに出発準備をしているうちにトイレ信号が鳴った。出はイマイチだったが、とりあえずOK。今朝は山に登らないので、向こうに着いてからの朝食で良いのだ。
ナビ任せで運転していたので、どのルートを走ったのかわからないが、土浦市街から田んぼ(畑)の中の道を進み、段々標高を上げ急カーブの連続する道を登るようになった。あちこちに設置されていた凸凹の段差舗装が気になった。まるで、高尾の大垂水峠のようだと思いながら運転していた。wikiによると『暴走行為防止の為』に設置されていたとのことだった。
さて、目指す朝日峠展望公園はなかなかみつけることは出来ない、ナビではもう到着したことになっているのに、どうしたわけか・・・
一度通過した道を引き返して合点がいった。駐車場は9時~16時しか開いていないのだ。これで諦めることは出来ない。ゲート前にめいっぱい寄せて車を停め、ヘッデンを点けて付近を散策した。直ぐ側に東屋やトイレはあるようだが、夜景を撮影するなら駐車場で良さそうだ。
タントの前に三脚をセットし、デジイチタイム。
5:40 昨晩あんなに苦労したスカイツリーが撮れた!(そこのあなた、ピンが甘いとか言わない。そんなことわかってます!)
他にも数枚撮ったがマシなものを載せています。う~ん夜景は難しい・・・
撮影しながらタントの前に折りたたみ椅子を置き、お湯を沸かしてカップ麺の朝食。(さすがに自分撮りは無し)
気温は低いが、昨日と違い風が無いので大分マシだった。
段々空が明るくなってきた。ディパックを背負いカメラを三脚にセットしたまま、公園の奥へ行ってみることにした。
緩やかな登りの向こうに東屋が見えた。どうやらあそこがこの公園の展望台だ。
6:05 とりあえず霞ヶ浦をパチリ。雲があって水平線からの日の出は無理だろう。でも、どこから昇ってくるかな。
6:10
ちなみに撮影ポイントはこの通り。広い斜面はハンググライダーの離陸場にもなっている。
お、筑波山は向こうか!
富士はどこだ・・・
あ、あそこか!麓が手前の山で隠されてしまうのか~、ちょっと下調べが足りなかったな。
都心のビルが光っている!
そして、6:28
雲間からの日の出!
富士の見え方はイマイチだったが、日の出を撮る為にポイントを探したのだ。まあ良しとしよう。
筑波山は赤くならないよね~
スカイツリーや東京のビル群ももくっきり
よく見れば富士の左には南アルプス(多分)がずらり。もし、この時間でキレイに見えていたら、モルゲンロートを逃したことで悔しかったと思うが、霞んでいるこの見え方ならその後悔はなかった。(相変わらずせこいな~)
タントをパチリ。
せっかくここまで来たのだ。つつじヶ丘までもう一度行ってみることにした。
20分ほどで到着。早朝は駐車券を発行するゲートは無く、あっさり停めることが出来た。既にツアーバスが停まり、登山客を下ろしていた。
7:27
デジイチを首からかけ、昨日チェックしておいたポイントへ。(既に書いたようにちゃんと書くのは拙い所です。)
最初にスカイツリーを探してしまった。
関東平野が広がる。
富士をズーム
強風の昨日の早朝にここに来ていれば、クリアな眺望が得られたのかもしれないな~
そのまま載せると、上画像のようにどれもはっきりしないものばかりなので、この下は色の補正をしたものを載せます。
丹沢がずらり
角度的に奥多摩や大菩薩だろうか。
ズーム・・・どこだろう
さらに右
ズーム。北岳?
もっとコンディションの良い日があったら楽しいだろうなと思ってしまうのは欲張りだろうね。
駐車場へ戻る途中で女体山を目指して登っているハイカーをパチリ。今回は根性無しで断念したが、次回はヘッデンを点けて登ってみたい。
まだ8時前だが、これで良い。もともと日曜日は早々に帰るつもりだったのだ。
今回もナビ様の言うとおりに走ることにしたが、なぜか行きと違う土浦北ICへ。常磐道からは富士がよく見えており、撮りたい衝動もかられたが、勿論無理(T-T)
首都高に乗りたくなかったので、三郷で右折し外環道へ。ここでも富士が見えていた。ナビの標高計は30mを指しており、それほど高いところを走っているわけではないのにこんなによく見えるとはオドロキだった。
大泉で降りて下道へ。新青梅、五日市街道などを経由して帰宅したのは11時過ぎ。
初めての筑波山は登山はヘロヘロだったものの、好天に恵まれたお陰で関東平野の夜景を見ることが出来、大満足に終わった。