R2.2.24 塔ノ岳から見たアースシャドウと富士 (24日その１)

23日は19時過ぎに布団に潜り込んだものの眠ることが出来ず、周りから聞こえてくる寝息と鼾が気になっていた。21時過ぎに尿意を感じ、再びモンベルダウンを着て、ジャージと靴下を履いて、ヘッデンの光りが他の方を照らさないように注意しつつ１階へ降りた。風でガタガタ音が聞こえている。まだ風が治まっていないのか。小用を済ませ、再び2階の布団へ。

その後も熟睡感は無かったが、どうにか眠ることは出来た・・・らしい

次に尿意をガマン出来なくなり、時計を見たのは2:50頃。アラームは前日同様3:30にセットしていたが、もうどうにもならない。それならとモンベルダウンを着て、ジャージと靴下を履き、今度は山ウェア上下を持って１階へ。小用を済ませた後、談話室へ。ストーブが焚かれ、とても暖かかった。3時頃だというのに女性が2人居た。この時間なので声には出さず会釈だけにして玄関にある金網棚へ。ここには前日夜にザックとコッフェルや水をすぐに出せるようにしておいた。

先ずは自宅でベンジンを入れておいたハクキンカイロに火を点け、ポケットへ。これで外に出ても長時間暖かさを確保出来る。

談話室のテーブルでお湯を沸かし、先ずはインスタントの味噌汁、そしてアルファ米の柔らかご飯が出来上がるまでに残っていたパンを食べた。　

食事をしていると上述の女性が話しかけてきたので、日の出の１時間ほど前に空の色が変わってくるのが楽しみなんですと話し始めると・・・

｢まだ早い、静かにしろ｣　（だったかな）

と奥の部屋から注意された。大きなフォントにしているが、勿論大声では無い。でも、太い声は小屋主さんだったのでは無いか・・・我々が悪いです。ごめんなさいm(_ _)m

食事を済ませたが、まだ4時前。外は相変わらずの強風が吹き付けている。昨日の夜頑張って撮ったもののブレブレの酷い出来になった。今も同じだろう・・・

4時を過ぎた頃、一人また一人と下へ降りてくる人が増えてきた。中には早々に三脚を持って外へ出て行く人も居た。中には大西さんの姿も、そういえば前日夜彼も4時頃から動くと話していた。

時間は曖昧だが、とにかく外へ出てみた。空には満天の星空、どうやら三脚をセットして撮影している様子の方が２，３人居る。富士はまだ暗く、この時間に撮ろうとしてもダメだろう。

それに相変わらず強風が吹き付けている。

もうダメだぁ(>_<)・・・開いていない三脚を置いたまま小屋へ戻った。

すぐに談話室に入らず、カメラは金網棚に置いて中へ。

暖か～い。ホッとしたぁ

数分前よりも人が増えていた。そしてしばらくしてから小屋主さんが談話室の灯りを点けてくれた。山小屋の朝は早いのだ。

でも、何時までもここに居たのでは早起きした意味が無い。もう一度外へ。

4:46　取り敢えず富士を撮ってみた。※　かなり明るく補正しています

ピンが甘いのは承知しているが証拠写真ということで

4:54　取り敢えず厚木方面の待ち灯りを撮ってみた。

ピンが甘いのは承知しているが証拠写真ということで

次の画像まで30分あるが、ずっと外に居た訳では無くトイレに戻ったりしている。とにかく相変わらずの強風はどうにもガマン出来なかった。

5:25　お、だんだん明るくなってきた！　中央手前は大山

5:43　空の色が変わってきた。うわ～良いなあ。この色の変化を見たくて寒い中頑張ったのだ。

勿論待っている間は登山用の手袋をつけているが、それは生地が厚い為、写真を撮る際には外すしか無い。ピントを調節したり、シャッターを押す指が痺れて感覚が無くなってきた。

そろそろ富士が撮れそうな明るさになっていた。(5:56)

明るくなってくると山荘から多くの人達が出てきた。

6:12　あれ、アースシャドウが出ているじゃないか～ヾ(＾V＾)K

日の出時刻は6:20頃と分かっていたが、このような富士に夢中になっていた。

6:16｢日の出だ！｣他の方の声で後ろを振り向いた。

雲間から顔を出した太陽。ただし、数秒で隠れてしまった

富士の周りの色が濃くなってきた

6:20　再び顔を出した太陽

そして、アースシャドウに浮かぶ白嶺三山

おっと、こっち側も撮っておこう

6:24　再び白嶺三山

近くの方に記念写真を撮ってもらった。さぞかしハイテンションだったと思う

続く