体育の日を含む3連休は昨年と同様にガッツリ歩きたい。前回中央線沿線を歩いたばかりなので、今回は奥多摩でコースを探すことにした。そして、せっかくなら歩いたことの無いコースにしよう・・・
その中で、よく見ている矢車草さんのレポにびびっと来た。大岳山は4回歩いているが、超メジャーコースでありながら何故かこの鋸尾根はまだだった。このコースなら体育の日にピッタリだ。
また、矢車草夫妻はその後馬頭刈尾根を繋いで歩いているが、カメ足の私ではCT8時間コースを欲張ると、明るいうちにたどり着けないだろう。
前日夜に登山届を作成した。つい最近テレビのニュースで、御嶽山の事故を踏まえ、登山届を提出する人が増えたと報じていた。(こちら参照)
最近は提出をサボることもあったが、届けを出すことは登山をする際に必要なのだと再確認したばかりだ。
(自分でハードルをあげてしまったかも)
当日は4時起床。冷蔵庫に入れたものをザックや保冷バッグに移したり、朝食を済ませたら漸く胃腸が動き出し、トイレへ・・・う~ん、イマイチ(*_*;
今日は駅から歩き出すのでそれほどこだわりは無かったが、国分寺6:08の中央線なら立川から奥多摩直通に乗り換えられる。
余裕を持って出発。
5:45 国分寺市内。月がぼんやり見えている。
国分寺から立川は座れなかったが、どうということは無い。立川で奥多摩行きに乗り換えると発車直前には殆どがハイカーで埋まっていた。終点なので安心して(-_-)zzz
上り列車とのすれ違いのために停車したりとこの時間の奥多摩行きはなかなか着かない。
7:37 ハイカー満載のまま到着。
改札ではオレンジ色のユニフォームを着た消防庁の方々が安全登山を呼び掛けてティッシュを配っていた。
おそらく御嶽山の事故の影響なのだろう。お仕事ご苦労様です。
トイレ(小)を済ませ、今日もTBSラジオをお供に出発。知らないうちに堀尾さんのパートナーが秋沢さんから長峰さんに変わっていたことにビックリ!
今日はエアリアと奥多摩東部登山詳細図を持ってきた。これは文字通り詳細で有り難い。
これを見ながら登山口を目指す筈が、取りつきの所でイマイチ自信がなかった。ビジターセンター前で地図を覗きこんでいると、スタッフの方が出てきて丁寧に教えていただいた。この交差点は地図では十字路に見えるが、五叉路になっているという。
なるほどこっちか!
昭和橋から愛宕山。スタッフさんに教えてもらったが、あれが本日の第一目標ってことか。
数分で登山口へ。地元の中学生の通学時間と重なっていた。
矢車草さんも撮っていた地図。
しばらくは愛宕山公園(こちら参照)の園内を進む。
ふれあい広場という手入れされていない広場の奥に木段があり、そこへ進む。
画像右端の方向へ行くと、海沢へ通じるのか?(3年前の7月のレポ参照)
念のため、この付近でクマ鈴を出し、ついでにステッキを出した。
お、あれが例の急階段か!
コンデジの後、スマホでも撮影した。そして、電波オフを切り、オンにしてみたところ、ソフトバンクでもちゃんとアンテナが立った。奥多摩でもちょっと人里を離れるとダメなのに、ラッキーだ。
せっかくだからここで速報をアップした。タイトルは「鋸尾根にチャレンジ」とし、帰宅してからのレポもこれで行こうと思った。勿論すぐに電波オフへ。どうせ直ぐに圏外になるのだ。
スマホをいじっている頃、20代男性3人組、30代男性2人組が追い付き、階段をガンガン登って行った。さすが若い。あっという間だった。(年齢は予想)
まあイイ、こちらはノンビリ行こう。
山中湖石割神社の階段は403段で、ここは187段とのこと。距離が短いため数分で登り切ったが、しかしホントに傾斜がキツかった!
見下ろしてみた。ここはキツクても登りに使ったほうがイイね。大岳山からここまで下ってきて、疲れた足で階段を踏み外したらと思うととぞっとするよ。
数分で五重の塔の直下へ。
んん、この黄色い花は?ニガナに見えるが花期が違うと思う。長方形の花弁が特徴的だ。また調べたら書くことにしよう。
五重の塔をパチリ。ここは戦没者奉祠靖国の塔として建立されたという。
すぐ脇にあった愛宕神社は寄らずに先へ。ここから一旦下る。先ほどの塔で一休みしていた若者グループに道を譲った。
矢車レポにもあった林道。
数分は簡易舗装の道を進んだ。ここでようやく登山道へ。
8:31 ラジオが永さんに変わるころ、このコースで初めて展望が開けた。どこだ・・・ま、イイか。
数m先が奥多摩町の電波塔(写っていないが画像右側)
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)が群生。不思議と直ぐに思い出した。
再び登山道。木段で整備されている。
左側は岩のピークか?コースはそれをぐるっと回り込むように付けられていた。
それっぽくなってきた。
この時間のゲストは諏訪中央病院の鎌田實先生。主なテーマは最近出版された『1%の力』についてだった。
「人間は利己的な生き物で、私もそうです。でも、1%で良いからその力を人の為に使えば・・・」から話が始まった。
膵臓癌でもう長く生きられないことが分かった73歳の男性の話。彼が、「私はもう100%人生をやりきった。でも、この病気のお蔭で最近ものを食べれれないのがどうにも辛いと話していた。そこで先生が一時帰宅の許可を出したところ、奥さんが作った味噌汁と煮物をおいしく食べることが出来、感謝して亡くなったという話
シリア(違ったかな)の15歳の少年が書いた絵をパッケージにしたチョコレートを日本で発売し、その利益で薬を買えることになった。彼も癌で余命が無いことを知っていたが、自分の絵が役に立ったので悔いは無いと話したという。
など、私の拙い文章では伝わらないが、鎌田先生の話を聴きながら涙ぐんできた。最近こういう話に弱くなった。ドライアイ気味で目薬を使ってるのにね。
んん、何だ。
どうやらケルンの一種のようだった。
この付近でまたソロ男性に抜かれた。ホントに、私はカメだなぁ
また展望の良いところに出た。
今度はコンパスで方角を確かめた。北側だ。エアリアを見ると川苔山付近だろうか。
今日のコースは大岳山の北側を歩くため、富士が見えるところに行くまでに相当時間がかかりそうだ。それにクサリ場も有るので、背中は軽くしたい。でも、水分は十分に担いでいきたい。よって、残念だが、デジイチは置いてきた。
いつもと違い、このような遠望もコンデジのみで撮影している。
麓をパチリ。今朝の子供たちが通う中学校か?
鉄階段を上る。
お、なんだここは
特に表示されていなかったが、地図と比較して天聖神社石仏に着いたことを確認した。
う~ん、なかなかのお顔・・・
実はこの時点で何の石仏なのか分からなかった。帰宅して調べると、これは天狗像だという。なるほどそれでこの鼻なのか。
続きます