望の富士山(blog版)

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h26.10.11 大岳山は遠かった (天聖神社石仏~大岳山頂・中編)

2014-10-12 08:34:59 | 山歩き

詳細地図をチェックすると石仏の先に「鎖場分岐」の表示が有った。ここでエネルギーを補充しておこう。

石仏の前は失礼かと思い、数m下ったところでブランチ。昨晩作っておいた一つ目のオニギリをパクリ。味噌ニンニクを入れてみた。パワーが出るだろうか。

9:18 まずは急下り。ステッキを伸ばして慎重に・・・

下りきると、また鉄梯子、なんだかワクワクしてきた。

画像に写る人に追いつくと、若いころのブラッドピット似のダーリンと日本人の彼女だった。彼女は相当へばっていた。この先大丈夫だろうか。

この小ピークを下ったところで後ろから大勢の気配。トレランさんだった。確か中年女性4人、年配男性一人のグループだ。

こんなところを走るのかと尋ねてみると、「ここは無理ですが、走れるところは走ります」とのこと。あっという間に見えなくなった。

数分後、彼女たちがこの分岐の手前でどうするか、相談しているところに追いついた。矢車草さんのレポにもあったクサリ場にチャレンジしない筈はないのだ。

私が鎖場を選ぶと彼女たちも決めたようだ。

彼女たちの方がずっと早いはず。勿論(?)先に行ってもらうことにした。

走るだけではなく、こういうところも慣れた感じだ。キャーキャー言いながらあっという間に登っていった。

私もチャレンジ!

右手で鎖を掴み、左手と両足であと2つ、文字通りの3点支持を守って慎重に進んだ。直前に登った人を見ていたからだろうか。登りきるまでの時間は彼女たちよりずっとかかったと思うが、ドキドキ感はそれほどないままクリアできた。思い返せば、小楢山幕岩権現岳のクサリ場の方がずっとドキドキだったかな~。

順序は前後するが、クサリ場の傍にあった標柱。これには距離が記されている。分かりやすくて有り難いね。

その後はダラダラと・・・

岩場は用心しながら

ササヤブ

小ピークに登りつくと、三角点を発見。エアリアを見ると、1046.7mの表示があった。ここかな?

とりあえず、パンを食べて一休み。

特徴的なピークだが、どこだろう。本仁田山や川苔山方面なのだが、よくわからない。

せっかく登ったのにまた下る。このアップダウンが鋸なのかな~

10:42 大ダワ・御前山方面との分岐。

標柱のすぐ先でこの急登

10:46 登り切ったところが鋸山山頂だった。

先客はソロ男性一人、数分前に私を追い越して行ったソロ女性一人。

もう11時前。朝食は4時半頃なので、もうカップ麺タイムにしたい気持ちもあったが、二つ目のオニギリとパンを食べて我慢することにした。

食事をしながらエアリアを再確認。奥多摩駅からここまでのCTは2:20。今朝駅をスタートしたのが7:40として、ここに到着したのが10:46。つまりもう46分遅れているわけだ。すでに十数人に抜かれているわけだから、相変わらずカメであることは間違いない。でも、今日は気温が上がらず、それ程へばっているわけではない。さらにデジイチタイムも取っていないのに、どうしたのだろう。(*_*;

休憩中に続々とハイカーが到着した。この鋸尾根はメジャールートだと再認識した。

10:56 リスタート

一旦下る。(ブレブレなので載せない)

また登る

色づいた葉を発見。もうすぐ紅葉のシーズンかな~

先ほど鋸山で見かけた人たちに抜かれた。ホント、相変わらずカメだなぁ

緩やかに登る。このコースは小さなアップダウンの繰り返しだ。

新しい標柱はあちこちにあった。鋸山の手前までは距離が表示されていたのに、この付近のものには表示が無いのは何故だろう。

ここは本格的な登り

危険を示すテープが張られていた。

ふと気づくと「山岳レース」を示す新しいプレートがあちこちに建てられていた。

画像にちらっと写る若者にも先へ行ってもらった。

大岩の手前でソロ女性が手袋をはめていた。彼女が降りてくるのを待ち、彼女に倣って私も(百均)手袋をはめた。

画像は無いが、この付近から先で降りてくるハイカーと数多く出会うようになった。自宅にあったガイドブックにはケーブルで御岳山に登り、この鋸尾根を下山するコースが載っていた。鋸尾根を下山に使う人の方が多いのかな。

段々傾斜がきつくなってきた。

12:20頃

山頂が数十m先に見えるところで、Tシャツにデニムのホットパンツ姿の若い女性に声を掛けられた。

「この道はどこへ行くんですか?」

N「鋸山から登ってきました。この先は結構大変ですよ」

彼女の脇には、若いころのトムクルーズ似で、マッチョなダーリン。(ちなみに私はハリウッド俳優をほとんど知らない。)

彼女は流暢な英語でダーリンに私の話を通訳していた。「too hard」これ位はわかった。

N「地図はありますか?」

ダーリンがスマホを出して彼女と相談している。

(う~む、地図も持って無いのか。なおさらこの先は止めたほうがイイよ。)

「私たちは御嶽の駅からケーブルで来たんですよぉ」

N「この路は止めた方がイイですよ。岩場やクサリ場もあります。それに鋸山までいってもその先がまた遠いです。元来た道を戻るのが、安全ですよ。」

せっかくだから違う道で降りようと思ってぇ」

N「う~ん、行きと違う道なら御岳までもどって、日の出山を通り、温泉へ降りるコースはどうですか。そこなら安全ですよ」

(彼女の足はスニーカー、それに生足(失礼)、この先を歩いたら怪我するよ・・・)

「分かりましたぁ、相談してみます」

その後この二人がどうしたのか、ちょっと心配だ。平地ならダーリンが彼女を守ってくれるだろう。でも、山は自己責任で降りないとね・・・

目の前が山頂だった。

鋸山からのCTは1:40とあったが、それよりは早く到着できたわけだ。しかし、休憩を含めて奥多摩駅から4:40かかったわけだ。4年前の夏、海沢ルートでここまで来た時は5時間半かかったので、それよりは早いのだが、今回も随分長かったな~

山頂は小学生くらいの子供も含め、多くのハイカーで大混雑。とりあえず証拠写真。

上画像のように日差しは照り付けていたが、富士は勿論、周りの山々は何も見えない状態だった。重たいデジイチを担いでこないで正解だったか。

山頂から十m程離れた樹林帯にレジャーシートを敷き、ランチタイム。

今日は錦織くんのパッケージにつられて金曜夜に衝動買いしたカップヌードル。近所の京王ストアで123円(税込)だった。

続きます。

 

 

 




 

 




 

 

 

 

 

 

 

 





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