昨日スマホからアップしたように数年来の宿題だった北都留三山縦走を達成できました。
百蔵山と扇山の縦走は何度も繰り返し、大好きなコースです。でも、さらに奥にある権現山と繋げるためには一日数本のバス便との兼ね合いが難しく、計画倒れに終わったりとなかなか決行できずにいました。いよいよチャレンジした昨年10月は、扇山から浅川峠にたどり着けず引き返しました。今シーズンこそリベンジをと思っていましたが、今回はこのコースにぴったりの方をお誘いしました。
拙ブログにもよくコメントを頂いているbooさん(blog:「細々と山登っています」)です。
例えば、こちらのレポ鳩ノ巣駅⇒川乗山⇒有間山稜⇒武甲山のように長距離、アップダウンが大好きなお方です。
縦走が達成できたのもbooさんが一緒に歩いて下さったからと思っています。ありがとうございました。
※booさんはレポの第一弾を速攻でアップしています。→こちら
でも、これを読んでしまうとこの先の展開がバレてしまうかもしれません・・・
この文体は疲れるのでいつも通りに・・・
booさんとの待ち合わせは7:15猿橋駅とお願いした。国分寺6:08、そのためには4時起床。6時間睡眠の為には前日22時にはベッドへ入りたい。
食料や着替えなど山の準備を終え、後は風呂に入るだけだと思っていた21時半過ぎ、マリナーズキャップが見当たらないことに気付いた。
先週御岳山から帰宅し、洗濯機に入れ、干した辺りまでは記憶がある。しかし、普段山道具をいれている場所に入っていないのだ。家中を探し回ったものの見つからない・・・
明日は晴れ予報、帽子なしでの山行きは自殺行為だ。
どうしよう・・・
そうだ、ドン・キホーテがあるじゃないか!
今や全国に展開するドン・キホーテだが、実は我が町府中が1号店なのだ。自転車でも20分あれば行ける距離だが、今日は時間が無い。タントでGO!
店内はこの時間でもそこそこお客さんが居た。色々トラブルもあるようだが、やはりこの店はスゴイ。
キャップ売り場に行くとマリナーズキャップと似たようなものも沢山置いてあり、今度はヤンキース、それともレンジャース・・・などちょっと迷ったが止めた。自宅にあることは間違いないし、何気ないところに見つかるかもしれないからだ。
※20日追記・見つかりました。あのキャップはトレードマークだと思っているので、見つかって良かったです。
売り場を数m移動するとトレッキング用のハットがズラリと並べられたコーナーにたどり着いた。最近山でよく見かけるタイプだ。自分のキャラには合わない気もしたが、今回はこれを買ってみることにした。
帰宅して風呂を済ませ、ベッドへ入ったのは23:05になってしまった。(*_*;
翌朝4時のアラームの恨めしいこと・・・スヌーズを1回(10分)使ったところで、観念した。平日はこれが2回、3回と格闘しているのだが、今日はマズイ。約束の時間があるのだ。
半ねむ状態のまま、朝食を済ませた。冷蔵庫に入れて置いたペットボトルをザックに移すなど時間を使っていると、どうにか胃腸が動き出して出すものを出すことが出来た。(このフレーズ久々)
余裕をもって自宅を出発し、6時丁度に国分寺へ。
そこそこ混んでおり、立川までザックを網棚に置き、立ったままの移動になった。早く寝たかったのにぃ
立川で座ることができ、安心したのもつかの間、「大月、甲府、松本方面にお乗換えの方は八王子で始発にお乗換えください」との車内放送に起こされ、(結果ラッキーだった)八王子で下車。
ホームはハイカー、ゴルファーでいっぱい!
この八王子始発松本行きは以前も利用したことがあったが、ここまで混んでいたことは無い。
幸い列の6人目位に並んだため、ボックスシートの通路側に座ることが出来たが、高尾でさらに乗客が増え、通路までギッシリの状態になった。7:10にアラーム(バイブ)をセットし、爆睡
早朝もそうだったが、バイブが恨めしく、どうにか起きたのは鳥沢駅の直前だった。
ハイカーを掻き分け、どうにか猿橋で下車。周りを見渡すと後ろの車両から降りてきたbooさんが手を振っていた。彼と出会うのは昨年末に一緒に三頭山へ行こうと計画し、私の体調不良のため、バス停で引き返して以来だ。
トイレ(小)に寄ってから駅前のベンチへ。ここで日焼け止めを塗った。今日は暑くなりそうだ。
ここでbooさんがバッグからプリントアウトした地図を取り出し、見せてくれた。
B「のぞむさんがあの時間違えたのはここじゃないかと思うんですよ」
N「うわ、レポを読んでくれたんですか」
彼の2万5千分の1地図にはマーカーで矢印が付けられ、私がコースアウトしたであろうルートが書かれていた。さらに、猿橋駅からポイントごとのCTを計算し、用竹バス停まで8:40のルートになるというリストも渡してくれた。長距離を歩くだけでなく、破線ルートも楽しむ彼のコース取りはこのように入念な事前計画によるものだとよくわかった。
B「やっぱり事前にちゃんと予習しておかないとダメですよね。九鬼山では準備が足りなくてエライ目にあいましたから」
N「そのレポ、見ました。キツカッタですね」
お互いのレポをよく見ているので、会うのは二回目で一緒に歩くのは実質初めてなのだが、そのような感じはしなかった。
今日これから歩く稜線をパチリ。
毎度おなじみの舗装の急坂を進むと、まだ8時ごろでも日差し照り付け、汗がダラダラと出てきた。今日はキツそうだ。
グラウンド脇のY字路を左折したところで、booさんにお株を奪われた。
B「ここから富士が見えるんですよね。」
N「良くご存じで、ここで最初に富士が見えるんですよね。」
さらに、
B「今日は野菜ジュースを飲まないんですか?」
N「そう来ましたか~。細かいところまで読んでくれていますね~」
とうわけで、今朝も野菜不足を補ってみた。
ハッピードリンクショップは消費税増税後も、100円のままのようだ。有り難い♪
(ただし、110円の商品もあった)
さらに舗装の急坂を数分進み、砂利道になったところでヤマツツジを発見。
N「5月ごろはヤマツツジがキレイですよ~」
B「今日は急ぎませんから、お花を見つけたらいつも通りに撮ってくださいね。」
N「お言葉に甘えます」
8:11 和田美術館
スパッツを履き、ステッキを出した。そして、ようやく土の道を歩けること、何より木陰を歩くことが出来るのでほっとした。
数分後、予定通りに美味しい水をカモノハシへ
booさんはすでに2㍑ペットボトルを2本担いできているとのこと。以前登山中に水が無くなり、予定のコースを中断して下山して以来、常に多めに持っていくようになったそうだ。
N「この付近はタイミングが合うと、お花がいっぱい咲くんですよ~」
ニリンソウ
フデリンドウ
ニガイチゴやチゴユリも撮ったが、出来がイマイチなので載せない。
イカリソウ
この独特なフォルムが気に入ってくれたようで、このお花は覚えてもらったようだ。
樹林帯を抜けると第一富士見ポイントへ。(8:50)
このポイントそのものを撮っていなので、昨年秋に撮ったものを貼っておく。→こちら)
ベンチにザックを置き、本日最初のデジイチタイム!
B「お、出しましたね」
N「ハイ、今日は富士山だけはデジイチで撮ろうと思います」
リスタート
ヤマツツジは終盤だったが、比較的マシな株をパチリ。撮っていないがヤマブキも終盤だった。
葛野集落分岐でも富士山が見えることなどを話した。あっという間に山頂へ。(9:24)
勿論デジイチタイム。実のところ、山頂よりも先ほどの第一富士見ポイントから撮るほうがお気に入り
スマホでも撮影し、三山縦走の途中経過をアップしようと試みたが、アンテナは立っているものの出来なかった。booさんのドコモはバッチリなのだが、ソフトバンクは都内でつながりやすくなっても、山中では相変わらず繋がらない。この会社の姿勢は相変わらずだよな~
先客は壮年の夫婦が一組。人気の山なのに誰にも会わないなど話していたが、今日初めて出会った登山者だった。旦那さんにシャッターをお願いした。
山梨百名山の標柱はボロボロだった(昨年秋画像)が、ようやく新しいものが建てられていた。
一つ目のオニギリを食べ、リスタート。(9:40頃)
油断しているとこけそうな急下り!
この時間(いや、ずっとか?)に聞いていたのが、booさんの機関銃のようなおしゃべり。以前オフ会があり、初対面のお仲間(女性)に
「blogでのコメントは楽しくても実際に会うとおとなしい方は多いけど、booさんはそのままね」
とか、
「あ~、うるさい、ちょっと黙ってていて( `ー´)ノ」
など強烈な言葉を頂いたこと。
また、booさんのレポに良く登場する相方さんの言葉をレポから抜粋しておく。
その他ここではアブナ過ぎて書けないことまで含め、楽ちんな道も、キツイ道も、ずっとこの調子だった。ホントにコメの通りのお方だった。
10:14 宮谷集落分岐を通過。
この付近は横移動でそこそこ風もあり、超快適だった。また、扇山方面からやってきた最初の男性ハイカーに出会った。
10:30 そろそろ傾斜が始まりそうだ。
その前に○○○タイムを取り、ドリンク休憩。
おっとアブナイ。(この辺り詳しく書けません)
この日も履いていたC3FITの股下が浅く、段々下がってきてお尻が見えてしまうことが話題になった。booさんはCWXも試したことが有り、比較してみるとこのようなことが分かったそうだ。夏場は半パン&タイツを履いての山行がすっかり定着しているし、翌日以降の疲労感が違うことは実感として分かっている。でも、段々タイツが下がってしまうのが、気になっていた。自分だけでないことが分かって嬉しかった。
10:44 いよいよ大久保山への急登開始!
もう何度も経験しているここの急登だが、今回もキツイ。
この時間になると下ってくるハイカーと続々出会うようになった。殆どの方は「登り優先」を守り、待っていてくれ、こちらも「こんにちは、ありがとうございます」の言葉をかけた。私自身いつもどおりなのだが、これが精いっぱい。
その一方、「やっぱり大変ですね」とやや口数の減っていたbooさんの姿勢が心地よかった。
ただ挨拶だけでなく、「こちらも登りが大変だけど、降りるときも気を付けて」など、一言ずつ付け加えていたのだ。そう、この感じって食うかいさんに似ている。そのことを話すと、booさんも拙レポによく出てくる人と分かっていた。
ようやく傾斜が緩み、最後のひと登りをクリアし、大久保山へ(11:17)
ドリンク休憩!特に急いだつもりはなかったが、10:30の急登開始からほぼ休みなしでここまで来てしまった。
反対方向からやってくるハイカーと挨拶しながら大久保山のコルを通過。
山頂手前の木陰でランチタイムを楽しむハイカー十数人を見つつ、扇山山頂へ(11:30)。
まずはデジイチタイム。雲が出てきたので、もうじき見えなくなりそうだ。
倒木ベンチに腰掛け、ランチタイム。
booさんが肩掛けバッグから小さいスプレーを取り出した。手の消毒用だった。
「見かけによらず気が利くのね~」と言われるそうだ。
ポケットにウェットティッシュはあったが、有り難くシュッシュしてもらった。
二人ともアルミバッグに食材を入れてきており、オニギリがメインだった。
ここでもプレゼントを頂いた。
スポーツにバナナが良いとは良く聞く話だが、重くなるので持ってきたことは無かった。お気づかいに感謝感謝だ。
ここでも記念撮影。
続くのだ
猿橋駅から百蔵山登山道入り口まで歩くのもだいぶ時間がかかる思いますが、さらにそこから登るのですから健脚ですね~
百蔵山の見晴台からの富士山は綺麗でしたね。
私も午後、市営グランドの近くに用事があって行ったのですが、富士山は雲に隠れてほとんど見えませんでした。
朝のうちし見えなかったんでしょうね。
以前も書きましたが、お近くにお住まいでうらやましいです。またそちらから撮った富士も楽しみにしています。
コースタイムを忠実になぞって、望さんの予定したバスの時間に間に合ってよかったです。
でも、疲れた脚を引きずっての、上野原駅までの1時間半のコンクラーベを味わってみたかったりして…
久し振りのカキコですぅ。
ロングルート、お疲れ様でした。
土曜は富士山クッキリ~と綺麗でしたね。
バナナの…1つ上の写真。
富士山の手前の山から、同じような雲を眺めてました。
いっぱい歩いたから、ビール美味しかったでしょうね。
…のぞむさん、ちょっと板を貸して下さい。
booさん、はじめまして。
九鬼山で、すれ違った女ですぅ(^^;
もしかして、団体様の一番後ろにいた方ですかね?
私がもう少し丁寧に、説明すれば良かったのかな~
なんて思っちゃいました。
無事で良かったです。
バスに間に合わなくて、舗装道を歩くのはもう勘弁です。
次回から、スマホのデータは紙に書くようにします。
同じ日に富士山手前の山(どこでしょう)を歩かれたのですね。この日はイイ天気で、楽しい山行になったことと思います。
九鬼山の件、こんなところで繋がるとは驚きです。booさんと歩きながら、その時のことは少し聞きました
驚きです!この先は道がかなり荒れています。マダニに注意して下さいと教えて頂いた方ですよね。
確かに、団体さんの一番最後に付いていたものです。
団体さんが、途中で休憩していたもので、ここで先に行くしかないと思い、勢い込んでコースアウトしてしまいました。
>私がもう少し丁寧に、説明すれば良かったのかな~
注意力と下調べが足りなかったことが反省点です。
でも、偶然とはいえ、不思議なご縁ですね。
あの時は、木の枝を払いつつ、道を譲ってくださり、
紳士な方だなぁ~って思ってたんですよ!
その節は、お気使いをありがとうございました<(_ _)>
そう、そう。
あの後、ダニー君に2回もストーカーされちゃって…(笑)
最後はイイ加減にしろ~!って、凸ピンで撃退でした^^
いやぁ~本当に不思議なご縁ですよね。
こういうの経験した事無かったから、驚きでした。
>のぞむさん、
扇&権現から見た富士山の写真…
手前にある山は、杓子山と思って見てたのですけど、どうでしょう?
しっかし、ネットって不思議よね~~
のぞむさんのお蔭でイイ体験ができました~(^^♪
どうもありがとうございました。
どこかでバッタリしたら声掛けるからねっ(^_-)
その時は名刺ちょうだいね~(笑)
>その時は名刺ちょうだいね~(笑)
そういえば、文字でのおつきあいは随分前からあっても、お会いしたことはありませんね。
ぜひ声をおかけください。お会いできるのを楽しみにしています。