望の富士山(blog版)

最新記事は左下ブックマークの望の富士山22をクリックしてください

h28.7.30 毛無山敗退 (30日その1)

2016-07-31 21:50:00 | 山歩き

ようやく関東地方も梅雨が明け、いよいよ夏山のスタートだ。

8月にデカイ山に行くためのトレーニングとして選んだのは毛無山。標高差1000m以上に加え、岩場、ロープ場も多く、キツいが富士の大観が望める魅力的な山だ。ここ初めてへ登ったのは9年前の8月。レポを見直すと前日に鬼ヶ岳に登っている。登山を始めて4年目の37歳。元気だったな~

天気予報を見ると土曜日は一日晴れで、日曜日の午後は雨が降りそうだ。これなら土曜日に登るしかない。でも、ネックになるのが金曜の仕事終わりが22時ということ。深夜割引を使うために今夏初のタント寝を考えた。

タントに荷物を積み、予告をアップしてから仕事へ行き、仕事を終えて、シャワーを済ませ、22:30に出発。中央道は思ったより混雑し、少々時間がかかったが23:30頃に談合坂ICへ。どこで寝るかは成り行き次第だったが、眠気と戦いながらの運転はこれが限界だった。

トイレを済ませ就寝準備。今回は寝袋は持参せず、アルミマットに直接横になり、普段自宅で使っている夏用の布団をかけるだけとした。(さすがに自分撮りは無し)

深夜だというのに車の出入りが多く、なかなか寝付けなかったが、疲れていたのでどうにか寝ることが出来た・・・のかな。

翌朝は4:30のアラームで起床。5時間弱の睡眠時間では足りないが仕方ない。

まずはトイレへ。この注意書きは昨晩も気付いていたが、今度はコンデジを持って行ったのでパチリ。

この注意書きはホントにこんなバカなことをしたヤツが居たのだろうか。恐ろしい。

さすがは談合坂。未明の時間でも空いているお店は多かった。メニューは限られていたが、カレーは後で食べる予定があったので、オムライスを注文した。味は期待していなかったが、これが合格!

よく考えれば、談合坂のように多くのお店が並んでいるところは競争が有るので、不味い店は淘汰されるのだろう。

さらに車内に戻ってヨーグルトもペロリ。昨晩の時点で保冷剤と一緒にアルミバッグに入れておいたものだが、そこそこの冷え具合で美味しく食べることが出来た。

早朝でもこの通りの混み具合。

リスタートして、大月から河口湖方面へ。河口湖IC手前でキレイな夏富士がドカ~ンと見えてきた。毛無山の上からも見えると良いなと思いつつの運転だった。

河口湖で降りた頃、徐々に胃腸が動き、もよおしてきた。鳴沢のセブンでオニギリを購入し、トイレを借りようと思ったが、なんと使用中(^_^;)

それならとセブンから数分先の鳴沢道の駅へ。ここのトイレはウオシュレットだった。素晴らしい!

県道71号を経由して139号をショートカット。ふもとっぱらの脇を通過して毛無山登山口駐車場へ。(6:30過ぎだったかな?)

※ 地図上の十字マークはおおよそのもの

入り口に近い所で軽自動車のドアを開けて登山の準備をしているベテランさんに気付いた。

ひょっとして、いや恐らく間違いないと思いつつ声をかけたところ、この方は毛無山の管理人K田さんだった。この方は毛無山に3000回以上登っている鉄人。ヨッシーさんsanaeさん達とも馴染みの方だ。そして、○さんからこの時間なら会えるかもしれないとの情報をもらっていた。

「私も8年前のGWにお会いして、写真を撮らせてもらっていんですよ。」

多くの方にお会いしているので覚えていませんとのこと。そりゃそうだよね。

K田さんは毛無山ではこんな花が見られること、花が好きなら○○に行くと○○が沢山咲いているなどの貴重な話しをしてくださった。

数分話しているうちに、K田さんから「ところでお名前は?」と聞かれた。そういえば名乗っていなかったのだ。

「あ、のぞむです。」

「あ~、のぞむさんでしたか。知っていますよ」前述の方々から話しが出ていたようだ。知っていてくださって嬉しい限りだ。

「今の時期なら○○が咲きます。でも、沢の向こう側だからちょっと分かりにくいかな・・・それとも一緒に行きませんか。今日は暑いから地蔵峠を先に歩けば沢沿いだからだいぶ涼しく歩けますよ」

「え、良いんですか?」思いがけない展開だったが、K田さんと歩けるなど滅多に無いチャンスだ。勿論着いていくことにした。

私が車内で支度をして居る間に、K田さんは他の登山客とお花の話しをしていた。

準備を済ませ、先ずはここへ。封筒に500円を入れ、ナンバーを書いてここへ入れておくシステムて、これは8年前も同じままだ。下山時にはワイパーにこの封筒が挟まっていた。

6:59  出発。 

K田さんはこのような道も軽快に進んでいく。着いていくのが大変だ。いや、時々待ってもらった。

 

「向こうに○○が咲いています」・・・せっかく教えてもらったのに、記憶が曖昧ですm(_ _)m

60代半ばとのことだが、ホントに身のこなしが軽い。

徒渉して沢の反対側の岩場で。

イワナンテン。少し遠いところにあるのと谷間で暗いため、ブレブレ

イワタバコ。先々週のロックガーデンでは時期が早かったが、ここの岩にはびっしり張り付いていた。ただし、ここも薄暗く、ちゃんと撮るには三脚が必要だろう。

比丘尼(ビクニ)の滝。今年は例年よりずっと水量が少ないそうだ。

着いていくのが大変だ。9年前はここを降りてきたはずだが、全く覚えていない。

ここはロープを頼りに恐る恐る進んだ。これは下ってきてヘトヘトの時に通りたくないな・・・

「富士が見やすいようにマニアが伐採しちゃったんですよ」

たしかに素敵な眺めで、目線を下に移すと切り株が残っていた。

登山道には赤いリボンの目印が付けられている。(これは伏線です)

向こうに○○が咲くんです。

K田さんはあっという間に渡っていったが、ちょっと渡るのがキビシイ。

え~い、行っちゃえ!

ボチャン・・・ゴアテでも濡れてしまった(>_<)

え、あんな所に行くの

「これがスルガ ジョウ ロウ ホトト ギスの葉です。9月にはこの付近が黄色いお花でびっしりになるんですよ。」

この花を見るためにマニアが訪れるという。 ※ sanaeさんのレポを貼ります。→こちら お花の名前を一部加工しました。

ここで先に行くというK田さんに記念撮影をお願いした。(勿論許可をもらっています)

K田さんを見送ってから、一つ目のオニギリをパクり。いつもアメを舐めたり、ドリンク休憩をとったりとノンビリ歩き出すのだが、今日は最初がハイペースだった。ここから先も結構長いそうだし、ここでエネルギーを補充しておこうと言うわけだ。

8:06 リスタート

このコースに目印は少ないが、このようにペンキの矢印は着いていた。

結構大変だ(^_^;)

 

ここは渡るのに勇気が必要だった。

マジクールを冷やしてと・・・今回はこれが大活躍だった。

ようやく道標を発見。この少し先で「麓← →地蔵峠」の朽ちた道標が足下に転がっていた。

 

9:11 「金鉱石を焼いた窯」の道標。そういえば9年前もここを通ったな。地蔵峠はもうすぐかな。

窯をアップで

その後はピンクのテープを目印に先へ。

へ~、石垣がある。先ほどの金鉱石に関係するのかな。

途中でピンクのテープが途切れた。周囲を良く見渡したが、見つからない。

エアリアのCTを見てもとっくに地蔵峠に着いているはずなのだ。何か変だ・・・

踏み跡らしきものを辿ってみた。

こっちに行けば良さそう

 

ほら、ピンクのテープがあった。

段々道がか細くなった。左側はちょっと危なそう・・・でも、踏み跡はあるし、道は上につながっていそうだ。

慎重に慎重に進んだ。

んん、何だこの穴は?

余裕があれば撮影したのだが、しばらくはコンデジを出す余裕も無いほどドキドキだった。

・・・

絶対こっちじゃ無い。先ほどのピンクのテープまで戻ることにした。

数分前に通った怖い道(?)は戻るときも怖かったが、復路は多少気持ちが楽だった。

ピンクのテープまで戻り、取り敢えず2つめのオニギリを食べて、考えてみた。(10:16)

エネルギーをチャージしてパワー回復!

 

 

といきたいところだが、今日は違った。どっと疲れが出てきていたのだ。

そうだ、あまり寝ていないのだ。

まだ10時過ぎだが、金鉱石の標示から1時間も経過している。道が分からないままでこれ以上時間を費やして山頂まで行き、岩場のルートを降りてくるのは無理だろう。

ここで、降りよう。

10:30頃?下山開始。

ピンクのテープを見ながら往路を降りた。

今朝も通過したロープ場。恐る恐る通過。

今朝はK田さんが渡りやすいところを通っており、それを辿ったが、今度はそうはいかない。どうしよう・・・

え~い、行っちゃえ!

ボチャン・・・ゴアテでも濡れてしまった。しかも、今朝よりも派手に・・・(>_<)

今朝は撮るのを忘れたが、登山口から十数分の所にある分岐。右が不動の滝を通るメインルート。

12:30頃?駐車場に着くと、K田さんが着替え中だった。

さすがの快足だ。

道が分からなくなり、寝不足もあって諦めて戻ってきたことを話したところ、

「体調が悪かったら無理しないで正解でしたね。今日は暑かったから。」と労って頂いた。

私はピンクを目印に正面に登っていったことを話すと、あのピンクのテープは1年に2回行われる学術調査の為のもの。

窯の右側に赤いテープが有ったはずだが、古くなって見落とすことがある。山頂から降りてくる人は間違えないが、下から来ると辿ってしまう人がいること。この山は個人の所有物なので、そのテープを外すことができないことなどを教えてもらった。

「でも、ロープを張る位はしておかなきゃならないね。」とのこと。

でも、これで合点がいった。ピンクのテープを追いかけた時点で間違いだった訳だ。2個目のオニギリを食べた時点でそれに気付いていなかった。無理しないでホントによかった・・・と思うことにしよう。

他に用事があるというK田さんと別れ、タントに戻った、先ずはペットボトルのスポドリを一気飲み。そして着替えを済ませ、再びシートを倒して、アルミマットを敷いて爆睡。

隣の車の持ち主が戻ってきた音がした。元気だったら、上での様子などを聞くのだが、今日は無理。もう少し寝ることにした。

小一時間してからようやく目が覚めた。

行動食で食べるはずだったパンを一気に食べて昼食にした。

取り敢えず風呂だ。ナビに登録しておいたGWに行った風の湯へ。

GWに比べれば比較的空いており、ノンビリ今日の疲れを癒やした。あ、それほど歩いてないか・・・

風呂上がりはこれ!

直ぐに外に出てもすることが無い。

畳敷きの部屋で横になろうと思ったが、ソフトクリーム画像の部屋は大音量でテレビが点いていた。とてもじゃないが眠れそうも無い。

他の場所を探すと、本棚にマンガ、側には小さい子供が遊ぶスペースがあったので、その片隅でタオルを枕にして横になった。子供が走り回り、眠るのには厳しい条件だったが、(そっちがメインなので当たり前)ここでも30分ほどは眠ることが出来た。

その2へ続く。

 

31日昼頃に帰宅して、山の道具を洗濯ながら週末ノルマの掃除を開始。

昼食後、日ハム対ソフトバンクを観戦。初回に3点を先制されながら、その裏に先発を回避していた大谷のホームランで同点。3-3の膠着状態が続いていたが、中田や陽のヒットで6-3で勝利。(日刊スポーツ記事)

このブログを書きながら日曜日の日ハムの試合結果を載せているが、今シーズンはホントに強い。

また、19時から池上さんの東京都知事選挙の番組を見ていたが、20時になって投票が締め切られたと同時に出口調査の結果から小池百合子さんの圧勝が伝えられた。私はブログにアップしたように25日に期日前投票を済ませ、別の方に投票していたが、マスコミ各社の報道の通りの結果になった。小池さんについて思うことはここでは書かないが、東京都が少しでも良い方に向かうことを願うばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
希少種 (うーさん)
2016-08-03 16:37:02
こんにちは

鉄人から今までにこの山域では観た事の無い
希少種の蘭の情報を頂いています。

来年は、是非ご一緒しましょう。
返信する
うーさん (のぞむ)
2016-08-03 19:47:31
その節はありがとうございました。来年は是非ご一緒ください。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。