間ノ岳に行きたい!
そう思ったのは、昨年8月、小千丈ヶ岳から見た日本の最高峰ナンバー1,2,3(画像)を思い出したからだ。
超高温が続いた今年の夏だが、この17日から週末は気温が下がり、晴れマークが並んだ。このタイミングを逃してはならない!
この金曜も休みのため、午前中に週末ノルマをこなし、13:20に出発。昨年同様に下道を進んだ。中央道は事故渋滞、どうやらこれを避けて下道を選んだ車が多く、20号上りはずら~~~~~り繋がっていた。
甲府市内に入ると通勤帰りの車が増えたらしく、こちらも渋滞( ̄。 ̄;)
吉野家で夕食を済ませ、南アルプス街道を進む頃には結構気温が下がっていた。18:40頃芦安へ。
いつもの第二駐車場は殆ど埋まっていたが、それでも良く探せば数台は停める所があった。
乗り合いタクシーが並ぶ位置が見える所に駐車した。翌日未明に動きやすいだろう。
さすがに涼しくて、車内で長袖、長ズボンに着替えた。速報をアップ。
半月が輝いていた。
今回も出発前日に登山届けを提出した。ここの温度計は20℃を指していた。
アルミマットに夏布団を掛けて19時半頃横になった。
この日も比較的早く爆睡(-_-)zzz
1時頃尿意で目が覚めた。長袖を羽織り、車外へ出て見上げると満天の星空!今日はイイ日になりそうだ。
3:00のアラームで起床。オニギリの朝食としたが、流石に胃腸も動いていないので1個食べるのがやっと。広河原で続きを食べることにして、さっさと着替え、ザックの整理を開始した。
窓の外でヘッデンの灯りが動いているのに気付いたのが起きて直ぐ、そして3:30過ぎには列が出来始めていた。
丁度4:00に最初の乗り合いタクシーが着いたようだ。私も準備を終えて外に出てこちらを撮影。
4:15に私も並んだが、運良く3台目位に乗ることが出来た。その後も数台のタクシーの列が出来ていた。今日は混雑するだろう。
出発前にトイレに行きたいという女性に続き、そういえばと私も・・・
んん
タオル忘れてた~( ̄。 ̄;)
急いで十m程先のタントへ取りに行った。彼女がトイレと言わなかったらすっかり忘れていた。今日、いや2日間タオルが無かったらシャレにならないよね。
5時に出発。この頃空が明るくなってきて、イイ色になっていた。撮りたかったなぁ
6時少し前に広河原へ
数分順番待ちの後、個室へ。
う~ん出ない(T_T)
これは困った。今日は次のトイレまで数時間先なのだ。仕方ないか・・・※ 3年前も似たようなことを書いている( ̄。 ̄;)
2個目のオニギリを食べ、日焼け止めを塗り、入念に体操して準備OK。
蓮見を聴きながら歩き出した。(6:14)
そうそう、このクソ重たいザックを撮っておこう。三脚と2ℓのスポドリはもうおなじみだが、八本歯のコル付近で落石の危険有りとネットで見つけ、昨年の赤岳のヘルメット持参だ。
数m前を歩いていたベテランさんはここから見る北岳が好きだと話していたので、私もパチリ。
吊り橋を渡る
6:27 さぁ行くぞ!
テント泊の方も大勢居た。彼らに比べれば私のザックは軽いはずなのだが、一歩一歩がキツく、足を踏み出すのが大変だった。
速~い
ヤマハハコ
6:14 この分岐を直進! 3年前もこっち(画像)だったはず。
梯子を超える人たち。ビビりの私は階段で超遅い、数人は先に行ってもらった。
7:24 第一ベンチ んん、北岳 白根御池 ???
う~ん、どうやら間違えたらしい。いや、いつまでも沢に行かないから薄々わかっていたんだけどね。気付くまでに50分はかかり過ぎだなぁ。降りるのも悔しいので、とにかく白根御池まで行くことにした。
画像に写る彼らが動いた後、ベンチに座り、スポドリなどで一休み。
この頃の気温は15℃。止まると肌寒いくらいで、歩くには丁度良かった。
クサボタン?
急坂が続く(;´Д`)
マルバタケブキは終わりかけ
登るぅ
この辺はうっすら記憶がある
数m前のトレランさんが木橋を渡り、その奥の沢水で顔を洗ってた。
もうトリカブトが咲いていた。これは今が旬かな。
展望が開けた
9:04 白根御池小屋へ
まずは個室へ!
う~ん出ない(T_T)
そろそろ気付いた。また便Pだ。最近あまりアレを食べていないから食物繊維が足りないのだろうか。くっそ~、この大事な時に・・・
それでも食欲は出てきた。背中の食料を使って軽くしておきたいのもあった。
まずはマカロニ。タラコソースで和えている。
パッケージにはサラダに使う感じで写真が出ていたが、茹で時間が短くて済むので、買ってみた。そして、数日前にコッヘルを使って試してみたところ、そこそこうまくいった。ところが、この日は吹きこぼれてしまい、うまくいかなかった。マカロニの量が多すぎたようだ。課題が残ったかな。
3年前、この小屋まで草すべりを下った経験があるが、ここは登りたくない。
遠回りだが、ここから30分の表示を信じ、二俣まで行くことにした。(9:55)
エアリアのCTは両方向とも30分なのでそれほど標高差は無いはず。概ねこのような道だった。
ハクサンフウロだよね。
3,4人と出会っただけ。ここを使う人はあまりいないのか。
10:22 二俣へ
3年前、ここに着いたのが9:31。約一時間ロスってことか。
降りて来た方に雪渓は大丈夫かと尋ねたが、全然心配ないとのこと。安心した。それに今は雪の無い道を進めば良さそうだ。
10:28 さぁ行くぞぉ
タカネナデシコ
こう言う道って苦手なんだよな。日差しが照りつけてキツい。でも、サングラス越しの空はクリアに見えていた。
わずかに日影があると有り難かった。
雪渓の横を歩いているわけだ。
クガイソウ
オンタデ
あの辺がゴールなのか・・・遠いなぁ
この頃から呼吸が荒くなってきた。そう、また高山病だ。昨年8月の千丈ヶ岳では起きなかったのだが、また始まってしまった。
ポケットに入れておいたpocketoxyを使おうとしたところ、スイッチのプラスチックが折れてしまい使えないではないか。
(゜◇゜)
仕方ないので、呼吸を整えつつ、休みを取りながらノンビリ進むことにした。
一休みして後ろを振り返ってみた。こんなに登ってきたのか。
20分くらいだろうか、下ってくる人には出会っても、登りのハイカーには出会わなかった。
11:43 この方の存在が嬉しくてパチリ。
それにしても長いなぁ
もうイヤだ~(;。;) とは心の声
ようやくこの道が終わるのか~
12:45 分岐へ 片側は折れているけど
この付近で降りてきたハイカーに話しかけ、先の様子を聞いたところ、「梯子ばっかりでイヤになっちゃいましたよ」との返事。これはネットで見たところに近づいてきたのか~
最初の梯子!
私は梯子が苦手、この手の梯子は左右の足で一段ずつ登れず、両足を揃えてからで無いと進めない。背後に気配を感じたらとにかく先に行ってもらった。
ここは一部分の梯子が抜け落ちていた。
ここは右(西)側が開けた。右手前は千丈かな。
ここは岩の窪みに足をかけてよじ登った。ここは絶対降りたくないよ
上画像を撮ったときにデジイチを出したい衝動に駆られたが、場所が狭かった。数分後、登山道の脇にザックが置けそうな場所を見つけ、デジイチ撮影を楽しめた。
※ 以下の画像はコントラストを強調しています。
?
鳳凰のオベリスク
これがバットレスかな
リスタート。上が見えた?
まだ先か( ̄。 ̄;)
人の声がする
13:58 八本歯のコル到着!
続く