望の富士山(blog版)

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h29.11.12 ドエムな雨ヶ岳へ深夜のヘッデン登山 (12日その1)

2017-11-12 23:45:35 | 山歩き

このページから11月12日に雨ヶ岳からダイヤモンド富士が見られることをチェックし、4年ぶりに行くことにした。

ダイヤモンドタイムは6:55だが、早めに着いて色の変化を見たい。逆算すると、未明では無く深夜に歩き出す必要がある。

11日土曜日は山梨県某所で仕事があり、タントで出勤。日中は暖かだったが、日が落ちると一気に気温が下がった。

夕方に終わってから、中央道で河口湖ICへ。鳴沢のガストで夕食を済ませ、道の駅朝霧高原へ着いたのが18:20過ぎ。この時間に停まっていたのは5,6台といった感じか。車の外へ出ると風が強いのも有り、かなり寒く感じた。見上げる空には☆が輝いており、富士もシルエットで見えている。翌朝に余裕があれば撮影したかったが、今日その時間は無い。

車内でスーツを山ウェアに着替え、翌日深夜に直ぐ出発できるように三脚や朝食、ダウンなどザックの中身を整理した。トイレと歯磨きを済ませ、寝袋に潜り込んだのが19:30頃。

疲れも有り、爆睡!

 0時のアラームで起床。4時間半の睡眠は辛いが、上述の目的の為だ。気合いが入っているので、スヌーズ無しで起きることができた。

ここでバーナーを使うわけにはいかない。自販機でホットの緑茶を買いに出た。4時間経って大分車が増えていることに気付いた。恐らく殆どの方が車中泊だろう。どこへ行くのかな?

オニギリの朝食、いやこれは夜食か(^_^;)

食後、今度はトイレの個室へ。ここはウォシュレットだということはチェック済みだ。出はイマイチだったが、まぁ良しとしよう。

出発しようとすると、月齢23の半月が昇ってきた。月の位置については何も調べていなかったが、数時間後、この月に助けられることになる。

0:37

さて、ここ道の駅から登山口の浅間神社まで数分で着くことはチェック済みだ。3日のレポで「精進湖を出発し、某所へ○ヶ岳の下見に行った」と書いたのはこの日のためだった。(3日撮影)

4年前は別の地点から歩き出したが、どうやらここから歩くのが最短コースのようだ。

道の駅から10分弱でここへ。さすがに先客は無く、一番乗りだった。だが、逆にどこに停めたら良いのか分からず、下見の際に停まっていた辺りにタントを停めたのだが、これが失敗だった。

ライトに照らされた地面が泥濘んでいることは分かったが、これがホントに酷い状態で、スニーカーを一歩踏み出すとびちゃびちゃで、思わずひっこめる程だった。仕方なく、シートを越えて後部座席に移り、車内で登山靴に履きかえることにした。

さらに、サポートタイツを忘れたことに気付いた。真冬にジオライン(発熱タイツ)を履くことはあっても、数年前からタイツを履かずに歩くことは無かった。普通のパンツに冬用のウェアを履くのはかなり違和感があったが、仕方ない。あ~、やっちまった(T_T)

ちょっとブルーになりつつ、1:05に出発。

このエリアはクマが居る。クマ鈴は勿論、ラジオをスピーカーにして歩くことにした。

このポストにタントのナンバーを書いた封筒を入れ、駐車料金500円を支払った。これは毛無山の麓と同じ形式だ。

数m先に車止めがあり、その脇を通過。常夜灯が点いていた。道は二俣に分かれていたが、下見の際にここまでは来ていなかった為、どうすれば良いかちょっと考え、直進方向を選んだが正解だった。

傷んだ舗装道を進むと、右側に民家が見えた。さらに先へ。

この時間はそこそこ風が強く、冬用のウェアにニット帽を被っていても結構寒さを感じていたが、月が段々高くなり、そこそこ明るさがあったのは有り難かった。

この分岐はチェック済みだ。たしか、左だったよな

数分進んでから、山と高原地図のアプリを開いた。

あっちゃ~、逆だ(T_T)

分岐まで戻った。初めての道なのに、思い込みで動くな、つ~の!

10分少々のロスだが、早く出発しておいて良かった。

上の分岐から数分で東海自然歩道の案内板へ。

んん、光るものが!

シカが一頭、数m先を横切っていった。シカの目がヘッデンの灯りに照らされたわけだ。ラジオを鳴らしているからクマは近づいてこないはずと思いつつも、ちょっと緊張した。

登山道を進むと、林の中へ入っていった。初めての道なので、少しでも視野が広い方が良いと考え、今日はヘッデンを2つ点けて歩いていた。それでも、林の中は登山道がはっきりわからず、数回アプリを開いて現在位置とルートを確認しながら歩くことにした。

んん、沢に出た。徒渉地点があることはこのブログでチェック済みだ。慎重に足をおける石を探せば問題なしだった。

ここから緩く上がってようやく見たことのあるところ(4年前の画像)へ出た。(1:59)

ここは県境バス停から東海自然歩道を1時間ほど歩いて着く所だ。でも、レポを作りながら殆ど所要時間が変わっていないことに気付いた。10分少々のロスがあったとは言え、向こうから歩き出せば駐車料金もかからなかった訳だよな・・・

それはともかく、ここから端足峠までは峠道だ。緩やかなジグザグ道を進んだ。

2:27 端足峠到着。

強風!

ウィンドブレーカーを冬用ウェアの外に着ることで少しでも風を通さないようにして、テルモスのカフェオレで身体を温めた。そして、本日1回目のデジイチタイム

※ かなり明るめに補正しています。

富士の左側に明るく半月が輝いていた。☆もキレイだったが、木々が邪魔で撮ることは出来なかった。

さて、ここから雨ヶ岳までが超急坂であることはよく分かっていた。今までは明るい時間に登っていたが、今回はどうだろう。

丁度良く(?)、NHKラジオ深夜便では昭和57年の世相と流行歌をやっていた。北酒場少女Aなど普通に歌えちゃうんだよね。これらの歌からちょっと元気をもらったかな。 ※ リンクを開くと歌が流れます。

これらは帰りに撮影。我ながら暗い中、こんなところをよく頑張ったな~

途中で富士を撮れないか、振り返ってみた。4年前、ボブさんが見つけた富士見ポイント(画像)は暗くて分からなかったが、かなり下方で光りが見えた。どうやらヘッデンの灯りだ。ほぼ間違いなく、ダイヤモンド狙いだろう。上で会うこともあるかな。

4:06 開けた所に出た。ここからの展望が素晴らしいことは分かっていた。(4年前の画像)

帰りに撮影

ザックを下ろして三脚を出していると、先ほどかなり下に見えたヘッデンの光りがもう直ぐ側まで追いついてきた。かなりの健脚さんだ。ほんの数分後、到着した方は暗がりだが若い方に見えた。駐車場を2:30頃、つまり私よりも80分後に出たわけだ。

「早いですね」

「ハイ、ワタシハハヤイデス」←カタカナの意味は後で

「今日はダイヤモンド狙いですね。」

「ハイ、ソウデス」

「ひょっとして『富士山とともに』を見てきたんですか」

「ハイ、おいサンノぺーじデス」

やはり、彼のサイトは人気があるんだな。

「あちこち登っているんですか」

「ハイ、キタダケヤヤリガタケニイキマシタ」

なるほど、これはかなりの健脚さんだ。

こんなやりとりの後、一緒に撮影することにした。

4:13 一枚目では辛うじて見えていたが

ほんの数分で隠れてしまった。まだダイヤタイムまでかなりあるので、今一喜一憂しても仕方ない。

その他にも静岡方面の夜景も撮ったが、無様な出来で載せられない(>_<)

健脚さんに先に行って欲しいと伝えると、彼はあっという間に登っていった。

私はマイペースで先へ進むことにした。

んん、なんだこりゃ、竜ヶ岳だどぉ、思い切り間違ってるじゃん!

4:43 山頂へ。先ほどの彼が三脚を設置して撮影中だった。

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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