南アルプスの撮影終了後、モンベルダウンをカメラマンベストの内側に着た。身体に近い方がダウンの効果が出るのだ。ダイヤタイムまで50分ほどだ。汗冷えしないように心がけないとね。
そして、竜ヶ岳ならササヤブを前景にして撮りたい。右側のササヤブの中から人が踏み込んだ跡を探した。山頂東側にはあちこちに有るのだから、きっとこの付近にも有るはずだ。
どうにかそれらしきところを見つけ、ササヤブへ突入したところ、これが大正解。恐らく鎌などで切り開いた所へ出た。
三脚をセット!
7:20 よ~し、山頂が見えた
喜んだのも束の間。あっという間にガスが湧いてきた(T-T)
ふと思いつき、ライブカメラを調べてみた。山中湖からは見えているが、本栖湖からはダメだった。
数十mしか離れていない山頂からは大勢の声が聞こえてきた。勿論ダイヤモンド目当ての人達だ。「なんだよ~見えねぇじゃねぇか~」など嘆きも聞こえた。
雨ヶ岳方面もガスってきた。
7:36 ダイヤタイムまであと数分。裾野からの強い光からも太陽は高い所にあることが分かる。
7:42 もうダメか・・・
え、アレは・・・
み、見えた~
剣ヶ峰への左肩への傾きもバッチリだ。※ こちら参照。勿論トリミングしています
ところが数秒で太陽はガスの中へ・・・
7:47 山頂からは「ダイヤモンドが見たかったのに~」との声が聞こえてきた。初めての方ならそうだろう。でも、ある意味貴重なチラリダイヤで、ドラマチックな初日の出ではないだろうか。一昨年の1月2日にヨッシーさんと剣ヶ峰に掛かるレアなダイヤ(画像)を撮った経験からもそう思えた。
7:52 お月様のような太陽
これも何とも言えない美しさと言えるかもね~
(O_O) 三脚の雲台が凍ってる。殆ど風が無かったので寒さは感じていなかったが、気温は低かったのか。
そして雲は目まぐるしく動き
8:01 太陽が随分高くなってから山頂がハッキリ見えた
これはこれでキレイなんだけどね。笹を前景にしてダイヤモンドを撮りたかったな~
さて、一段落したらカップ麺タイムだ。でも、ここで独り寂しくではなく賑やかな山頂へ移動してからにしよう。
8:15 うわぁ、予想通りだ。これでもかなりの人数は下山した後だろう。
どうにか場所を確保し、レジャーシートを敷いた。
今回はいつものノーマルガス(前日の大平山でも使用)に加えてパワーガスを持ってきた。これはコージツでガスを探している際に-10℃でも使えると書いてあった。値段も高く、サイズが大きい為に重いのだが、今回初めて試してみるとあっという間にお湯が沸いた。なるほど確かにパワーが全然違うね。
近くに居た方にお願いした。こんな格好だったと言うことで
数m離れた竜ヶ岳の山名標は記念写真の行列が出来ていた。もう10回以上竜ヶ岳に来ているので、今更とも思ったが見ているうちに自分もやってみたくなった。
誰かが残していったお正月飾りと
続く