春の18切符のシーズン到来!
10日と30日に使う予定があるが、5回分を使い切るほど計画が立たない。そこで、新宿のチケット屋で18切符を買うことにした。
18切符のコーナーをじっと見た・・・
2回分が8000円、3回分が9000円(これは時価なので、今行っても同じ値段で買えるかどうかわかりません)
これなら3回分を買うしかないっしょ!
購入した切符には指宿駅で3月5日の印が押してあった。これを使った人はどういう使い方をしたのだろうか。ちょっと興味あったりして・・・
それはさておき(?)、10日はsanaeさん、cyu2さん、sanpoさんのレポを参考に、湯河原梅林&幕山へ行くことを決めていた。この10日は気温が高くなること、風が強く花粉そして黄砂も飛ぶとの予報もチェックしており、見えにくい富士を追いかけるより旬の山へ行くことを優先した訳だ。ちなみに幕山からは富士が見えないので、この梅の季節以外に行きたいと思うことはないだろう。
当日は4時に起床。朝食を済ませ、出すモノが出て一安心。昨年10月以来のラガーシャツにカメラマンベストにウィンドブレーカーを羽織るという服装にトレッキングシューズを履き、勿論マスクを着けて出発した。
予定通り5:40の上りの中央線へ。乗り始めはipodで○○(忘れた)を聴いていたが、あっという間に爆睡。ふと気づいたらお茶の水を過ぎていた。スゴク気持ちよかった。
東京で乗り換えて東海道線に乗ったのは昨年4月の沼津アルプスオフ会以来だ。あの時は矢車草夫妻と一緒におしゃべりしながらだったが、今回は一人。湯河原到着は8:15、約2時間あるので安心して爆睡・・・
んん、何だか騒がしい
ふと気づくとこの車両にはジャージ姿の中学生の集団が乗っていた。track&fieldの刺繍や複数の学校名が書かれていたので、どうやら今日は陸上の大会があるらしい。眠れなくなったので再びipodを聴きながら時間を過ごすことにした。彼らは小田原で降りていった。
車窓から見える空はイマイチ霞んでいる。予報通りに黄砂なのだろうか・・・
8:15 湯河原着。電車を降りると結構強い風が吹いていた。まあ今日の山はハイキングコースだから問題ないだろう。それに同じ列車からザックを背負った多くのハイカーが降りた。この時間でこれとは予想外。よほど人気が有るのかな~
昨晩のウチに湯河原梅林行きの始発は8:45であることをチェックしておいたが、これは混みそうだ。そこで、プリントアウトしておいたこちらのページを参考にして8:20発の鍛冶屋バス停行きに乗り、そこから30分ほど歩いて梅林を俯瞰して撮ることを企んでいた。
8:18 うわ、スゴイ行列!鍛冶屋バス停から歩こうとする人はこんなに居るのか?
こりゃ~、参ったな~座れないか~
んん
鍛冶屋行きバスは出発してしまった・・・
???
行列待ちの方に聞くとこの行列は8:45の梅林行きバスを待っているとのこと。
先ほどはこの行列が鍛冶屋行きを待っていると思ったが勘違いだった。つまり、急いで乗り込めば間に合ったとうわけだ。
まあ仕方ない、ザックを置いて順番を確保して駅のトイレに行くことにした。トイレから戻ってくるとさらに行列は伸びていた。改めてこの梅林の人気がよ~く分かった。
数分後、バス会社の係員がやってきて臨時が出ることを大声で伝えた。8:35頃バスに乗り込むことが出来た。私が乗った時点で空席はあと2つ位。あっという間に満員になり、まるでハイシーズンの東日原行きや小仏行き状態で出発した。
途中のバス停で「南郷山へはここからです」と運転手が声をかけ、3,4人が降りた。『ここから降りても行けるのか・・・』と一瞬思ったが、エアリアしか持っていなかったので、はぐれたらキビシイ。やはり終点まで行くことにした。
10分ほどで市街地を抜けると、車窓から第5、第3(だったかな)梅林の駐車場が見えてきたが、どこも車がぎっしりだった。早く行って混雑する前に撮影を楽しもうという魂胆は18切符&バス利用の時点で甘かったというわけだ。
8:50 終点へ(パスモを使ったのであやふやだが、250円だったと思う)
相変わらずの強風がふいていた。これはきっと大量の花粉を運んでくるに違いない!帽子に付けたサングラスをセット。先週は雪の照り返しを防ぐために付けたが、今日は花粉から目を守るために使うことにした。一昨年4月のようにゴーグルを付ければ完璧だが、さすがにそこまではしなかった。
梅園の入り口では「見頃です」の表示が出ていた。数日前から開花情報をチェックしていたが、昨日の暖かさで一気に開花したのだろう。
よっしゃ~!さっそくデジイチを出した。
橋を渡り園内へ。準備体操をするベテランさん達
お、いきなりショッキングな看板。注意って書かれてもね~
中高年や家族連れ、カップルの観光客も多いが、三脚を担いだカメさなんも大勢居た。これだけ風が強いと絞って撮るのは難しいだろうな~
こちらもデジイチタイムを楽しんだ。
梅園の中を少しずつ登る。
ズーム♪
このようなデカザックを背負った登山者も居たが、ここではごく少数派。
今度は紅梅をズーム♪
大混雑の様子をパチリ
んん、ここがロッククライミングポイントか!
少し離れてデジイチズーム。こんなことが出来るなんてすごいね~、尊敬しちゃうよ。
9:34 梅林最高地点到着。欠けているが「この先ハイキングコースになります」とある。
ここは木々が切れており、梅園を見下ろすポイントになっていた。ゴツイ三脚に蛇腹型のカメラをセットした年配男性が撮影中。おそらくはプロの方だろう。仕事の邪魔にならないように、少し離れた所でこちらもデジイチでパチリ。
この先は『ハイキングコース』なのだ。私の他にもそれっぽい格好のハイカーの割合が高くなってきた。ザックを下ろしてステッキを取り出した。それにこの頃から気温も上がり、暑くなってきた。ペットボトルの冷たいお茶が美味しかった。
ここはハイキングコースなのだが、画像のような小学校に入る前くらいの女の子も楽しそうに登っていた。
ジグザグに付けられた登山道をのんびり登る。
東屋には先客が居たので休まずに進むことにした。ここには『山頂まで1400m』の表示があった。甘く見ていた。結構あるな~
その少し先で海が見えるようになってきた。枝が切れ、真鶴半島をパチリ。
10:15 切れてしまったがあと15分とある。右下画像のような道を進む。
相変わらず暑い(T-T)、この頃になると降りてくるハイカーも多くなってきたが、おそらく彼らは車に乗ってきたのだろう。
10:27 周回コースの分岐を過ぎ、幕山山頂に到着。(625m)
レジャーシートを広げた人たちがブランチタイムを楽しんでいた。
幕山、南郷山は火気厳禁であることはチェック済み。今朝テルモスに入れてきた熱湯でカップ麺タイム。
ぼんやり周りを見ると山靴を履いたハイカーも多いが、普通のスニーカーを履いた若者や親子連れも多かった。確かに梅林からの道はすべて歩きやすい道で、ここ幕山は登山と言うよりもハイキングにぴったりなのだろう。
この山頂は木々が遮り、特に眺めが良いわけでも無い。食後はすぐに動くことにした。
10:53 南郷山まで2.2kmの表示をチェックして出発。始めは緩やかな下り道。続々と向こうからやってくるハイカーに出会った。今朝途中でバスを降りた3,4人のように逆コースから来る人たちも結構多いようだ。
樹林帯へ入り、しばらくすると大石平への分岐へ。その標柱の足下に鎌倉幕府開運街道の文字を発見した。殆ど下調べをせずにこのコースを歩いていたが、その頃から使われてきた道だと知ると、この歩き易いが単調な道がちょっと楽しくなってきた。(詳しくはこちらを→湯河原町HP)
樹林帯を進むと林道へ。渡るとすぐに『自鑑水』の表示。
ハコネダケ(勿論この名前を知っていたわけはなく、ネットでみつけました)の間に付けられた道を数分進む。
お、ここが自鑑水か
池に近寄り、自分の姿を写してみようと思ったが無理だった。(つまりレポのネタにしようと企んだわけだが・・・)
リスタート。頼朝の時代を思わせる道を進む。
よし、あとちょっとだ!
こちらのページに出ている『登り口からとんでもない急坂を10分ほど登り』とあるが、登り口はどこだろう。
年配グループの後ろについて進む。この登りが『とんでもない』とは思えないけど・・・
ハコネダケ帯を進む。○○への分岐を右折。
そういえば急坂はどこだったのか。どうやら違うルートで登ってきたらしい。ちょっと残念かも・・・
11:38 南郷山山頂(611m)へ。幕山と似たような雰囲気の広場になっており、大勢がランチタイム中。幕山と違うのはどうやら地形的にここは風の通り道になっており、強風が吹き付けていた。火気厳禁の意味がよく分かった。ここでカヤトに引火したらエライことになりそうだ。
コンパスで方向を確かめて、エアリアで山座同定
西・右は天照山、左は箱根レーダー局(?)
北・星ヶ山
なじみの無い風景だし、霞まくりなのでイマイチ楽しくない。それに風が強すぎ(T-T)
山頂滞在は10分だけ。もう降りることにした。こちらのページに『南郷山から少し下った辺りから真鶴半島や伊豆がよく見えます。』とあるが、その通りの風景を直ぐに見ることが出来た。
左は真鶴半島、右が伊豆(霞まくりで殆ど見えなかったので、画像処理をしている)、やはり今日は遠望には向かない(T-T)
ハコネダケ帯を下ると林道へ出た。
林道を右へ数分進むと、五郎神社を示す標柱があった。明確に付けられた緩やかな下り道を進んだ。
小学生くらいの女の子を連れた若いお母さんに南郷山までどれくらいかを尋ねられた。
「後30分くらいなので頑張って下さい。」と答えたが、その後二人はどうなったのか・・・
さらに進むとゴルフ場の脇へ出た。 この強風ではスコアは伸びないだろうな~
足下にオオイヌノフグリを発見!その辺に咲いているおなじみの花だが、今シーズン初だ。嬉しいな~
12:34 ゴルフ場の脇をさらに進んで、左画像の標柱へ。もうこの先は舗装道だ。ステッキをザックへ戻した。
途中の民家で河津桜を発見。
五郎神社や鍛冶屋バス停を示すものは無いが、ぼんやり見当をつけて町中を進んだ。
途中で中学生くらいの女子2人と目が合った・・・
んん
アブナイ人を見たかのように、目を背けたではないか!
マスク&サングラスはやはり刺激的だったか・・・
この年頃って思ったことが態度に出るんだよな~ (こちらの思い込みかもしれないが、レポ的に面白いので載せています)
12:55 鍛冶屋バス停。湯河原行きのバス時刻をチェックすると次は13:20。頑張れば駅まで歩ける距離らしいが、この暑い中舗装道を歩いても楽しくない。ベンチで一休みし、パンを食べてテルモスに残ったお湯でコーヒーブレイク♪
五郎神社の周りには大木が生い茂っていた。(このときは気づかなかったが、胸高周囲が9.2mのクスノキもあったらしい)
バス停の前にあるクスノキをパチリ
バス停にはハイカーが数人居たが、頼む勇気も無く、自分撮り・・・
定刻にやってきたバスへ乗り込むと、あっという間に爆睡・・・運ちゃんに起こされるほどだった。
先ほどパンを食べたばかりでそれほど食欲も無かったので、郷土料理を探す気力は無かった。また、この強風で温泉(露天)に入ると、無防備に花粉を吸い込みそうだ。
まだ早く帰るのは勿体ないかと思うところもあったが、東海道線で帰ることにした。
駅のベンチにはしゃれた座布団が敷かれていた。13:43 東京行きへ
この電車はそこそこ混んでいたが、一両移動したところで空席を見つけることが出来た。勿論爆睡!
目が覚めてぼんやり車窓を見ると、空がスゴイ色になっていた!黄砂がこんなになるのか?
スマホでチェックすると『煙霧(えんむ)』という現象が起こっていたようだ。
ググってみた→日経新聞サイト、Wiki、そしてyoutubeにもたくさん上がっていた。→例
※ 実は黄砂で気象庁の発表は陰謀とする物騒なブログもあったりして・・・
東京で乗り換えるとラッキーなことに中央特快まであと数分だった。
自宅に到着したのは16:30過ぎ。速攻で洗濯を開始して、土曜日に出来なかったアイロンがけなどを始めたらもう18:30になってしまった。
この日もWBCの日本対オランダ戦に夢中!鳥谷の先頭打者ホームランを皮切りに6本のホームランが飛び出す嘘みたいな展開になり、16-4のコールド勝ち!
詳細は→ニッカンスポーツ、、youtubeにホームランをまとめたものが上がっていた。→こちら
※ これはのぞむ自身が数年後に見直したときの備忘録も兼ねています。
翌朝起きるとやけに目が厚ぼったい。鏡を見ると目が真っ赤!
やはりサングラスだけではダメだったか、早く花粉のシーズンが終わってほしい・・・
と言っている私も、それ以上かもしれません。
このお山、ブログ友さんもたくさん登っています。
やはり、その季節を感じられる山に登らないといけませんね。座布団一枚返し!!
>せんね。
これからは花探しの山行が楽しい季節ですね。