8:10 下山開始 往路を戻る
行きは気付かなかったがこれも可愛いね。→シコタンソウ
んん、後ろから気配! ザック無しで駆け下りていく人がいる。そうか、赤いニット帽の方は昨日話した肩の小屋のスタッフだ。出発前に肩の小屋ブログをとこの記事見ていたので合点がいった。いざというときの為に駆けつけるためのトレーニングだという。
両俣小屋との分岐。
行きはここからの展望が良く、ここでデジイチタイムにしようかと迷ったが山頂までの我慢と思い、撮らずに進んだ。今はガスが出てきて直ぐそこに見える仙丈ヶ岳も怪しくなってきた。
ご覧の通りガスガスだが、続々と登ってくるハイカーと出合い、挨拶した。
若い男女のグループと出会った。「昭和大学」の腕章が見えた。北岳山荘で夏の間診療所が開設されている(こちら)ことぐらい分かっている。
「皆さんお医者さんの卵ですか?」と尋ねると
「ええ、色々です」と女子学生。多分、看護師さんの卵も含まれているということかな。
8:50 肩の小屋 またトイレを借りた。
クサリ場は渋滞(^^;)
小学生くらいの男の子に抜かれた。元気だなぁ
9:26 分岐を白根御池小屋方面へ。ここからは初めての道だ。小屋までのCTは1:20。まぁのんびり行こう。
ガスガスで涼しい。鹿除けの柵の脇を下る。
このように石が転がっている道を下る。特に急いでいなかったのに、石に足を取られて尻餅をついてしまった。油断大敵だ。
ウメバチソウ。今回初めて見て気に入ったお花の一つだね。
コバノコゴメグサ。これも今回初めて見て気に入ったお花の一つだ。
右側に大樺沢の雪渓が見える。今日はガスってる。昨日晴れた時に登って良かったぁ。
マルバタケブキは終わりかけ
ピンが甘い(^^;) ソバナだと思って撮ったが、違うみたい。何だろう?
これを撮ったのが、丁度10:00。今日もラジオを聴きながら歩いていたが、先週は体調不良で休んた安住が今日は復活していた。赤坂は30度を下回り、暑かった夏が終わったと話していた。
続々とハイカーに抜かれる(^^;)
それにしても御池小屋が遠くに見えてからが長く感じた。通っているときは早く着いてくれとばかり思っていたが、この付近がいわゆる草すべり。お花で有名みたいだが、結構斜度がキツい。登りのハイカー十数人と出会ったが、皆大汗だった。
ミヤママンネングサ
向こうに見える池がなかなか近づかない(^^;)
ず~っとミヤマシシウドが群生していた。
10:40 ようやく池に到着。ヘロヘロだったが、CTよりも早く着いた。不思議だね。余程甘い設定なのかなぁ。
白根御池小屋は2006年に立て直されたそうだが、まだ新築のようだった。
ベンチを借りて、ブランチタイム。昨日と同様に棒ラーメン。昨日より美味しく感じたのはなぜだろう。
ここは南アルプスの天然水が飲み放題。有り難くいただいた。
ここから広河原までのCTは2:00だが、ペットボトル1㍑、そしてカモノハシにもたっぷり入れ、さらにフロントでスポドリ500ml(400円)も購入した。ここからは樹林帯。汗をかくだろう。
キレイなトイレを借り、協力金100円を払い、リスタート。(11:27)
広河原から次のバスは14:30だ。ゆっくり降りても楽勝だろう。
難しいところは無いが、足下をちゃんと見ていないとこけそうな道。
撮っているときはエンゴサクの仲間かと思っていたが、何か違う?
良く整備されている道を進む。
シモツケソウ
このように結構急な階段も多い。慎重に降りた。
この男性ハイカーに抜かれるまで、しばらく誰にも会わなかった。こちらを利用するハイカーは少ないのかな。
安住が終わった後はNHKラジオで高校野球に切り替えた。準々決勝第二試合の関東第一対中京大中京は0-0の投手戦が続いていた。解説者が中京のエース上野をべた褒めしていたが、9回裏に関東第一のサヨナラホームランに力尽きた。(youtube)
ここ数年、甲子園はど~ってことなかったが、今年は清宮、オコエなどのスターが活躍し、ついついテレビを観る機会も増えてしまった。この日はラジオだったが、なかなかの熱戦に夢中になった。
12:35 上から二つ目のベンチ。先ほどの男性ハイカーと夫婦(多分)が休んでいた。
ここのベンチに座って休憩。あと一時間くらいのはずなんだが、長いな~~~~
そういえば一つ目のベンチに二つ目のベンチまでの距離が書かれていたが撮るのを忘れた(^^;)。
このように見通しの悪い急坂が延々続く。この道を下山に使ってホントに良かった。ここは登りたくないよ。
明らかにテン泊装備の女性ハイカーに抜かれた。早いなぁ。こっちはヘロヘロだ。
あれ、レンゲショウマじゃないか。先々週見たばかりだが、ここで見ると感動が違うなぁ。
そういえば、3年前に地蔵からの下りでも見かけたが、標高2000m近くでも咲くんだね。
13:08 大樺沢との分岐。あと少しで広河原だ!
この分岐からは広河原を目指すハイカーが一気に増え、今朝肩の小屋で見かけた記憶のある小学生達も元気よく追い越していった。
一方これから登ってくるハイカーとも数多くすれ違った。もうこの時間から登って肩の小屋は無理だろうから、彼らは御池小屋で泊まるのかな。
13:27 吊り橋
13:30 インフォメーションセンター到着。随分長く、ヘロヘロになった気がするが、ほぼCT通りだった。
画像に写る係員が近づいてきて、乗り合いタクシーの案内をしてきた。14:30のバスに乗るつもりだったが、これはラッキーだ。
まずはステッキをしまい、スパッツを外してザックをタクシーに積んだ。満員になったら出発するという。
トイレに寄ることを断って、小用を済ませて戻るともう出発するという。行きと同様に1200円を支払った。
13:35 出発。
行きはドキドキだったが、帰りはもう安心感しかなかった。行きと違うのは3,4回広河原方面へやってくるバス、タクシーとのすれ違いがあったこと。行きは始発だったが、帰りはこういうことがあるのかと感心した。マイカー規制はやはり必要だね。
今度は夜叉神峠での休憩も無く、一気に芦安へ。(14:25)
甲府まで行くお客さんもいるらしく、3人は残ったが、それ以外はここでザックを下ろした。
タントへ戻ると昨日朝はびっしりだった駐車場もこの通り。
まずは御池小屋で頂いた南アルプスの天然水を一気飲みして一安心。
ドアを開けるとむわぁ~んと暑くてよどんだ空気が出てきた(T_T)
窓を開けて空気を入れ換えて数分間待機した後に、車内で汗びっしょりのウェアとタイツをを着替えた。
そして勿論、風呂!
今日も浴槽には誰も居なかった。の~~~~~~んびり浴槽に浸かり、リラックス。
そして畳敷きの休憩室で座布団を枕にして30分弱仮眠。これが気持ち良かった~
風呂を出た時間は16時頃。(多分)
さて、ここから帰るのが大変なのだ。
今日はいわゆるお盆休み最終日、歩きながら聞いていたラジオではウンザリするほど渋滞情報を報じていた。
そもそも高速を使うつもりは無かったが、高速を諦めた車で甲州街道は混むだろうと半分諦め気味だった。
その予想は良い方に外れた。
甲府から大月辺りまでは結構順調に流れたのだ。
17時過ぎに道の駅甲斐大和で夕飯。注文したのは角煮定食(950円)。一昨年ここで食べてスゴく美味しかった記憶があったのだ。
しかし、順調にいったのはこの付近まで。
小仏渋滞にはまる前に大月で降りた車が多かったのだろうか、徐々に混み出した。特に藤野付近では殆ど進まなくなった(>_<)
トイレを探してようやくセブンへ。ここも駐車場がいっぱいで数分待ちだった(T_T)。トイレを借りた後に駐車場でシートを倒し、数分間仮眠。もうヘトヘトでどうにもならなかった。
相模湖を過ぎた後は比較的マシになり、自宅に到着したのは21時過ぎ。
ヘトヘトだったはずなのに、なぜかテンションが高く、その日のうちにレポ第一弾をアップできた。
アラームをかけずにベッドに入ったのだが、時差ぼけだろうか、翌朝も5時前に目が覚めた。まずはトイレへ。
んん、
あ、足がぁ~(>_<)
標高差1500mの下りはさすがに堪えたようだ。特に階段の下りが半端なくキツかった。翌日月曜は休みだったが、出勤した火曜日はホントに大変だった。
仕事の後に少しずつ進めてきたレポは今日ようやく完成。3年越しの宿題だった北岳登頂を果たし、満足感でいっぱいだ。
※お花の名前など、間違いがありましたらご指摘ください。m(_ _)m
分かってもらえますか。せっかく憧れの北岳に来たのに頭痛いのは辛かったです。でも、レポにも書いたように他の高い山でも同じ症状が出ていたので、仕方ありません。
天気に恵まれて充実した北岳でしたね。
楽しく拝見しましたよ~
高山病は大変でしたね、辛いですよね。
でもすぐおさまったようで翌日も楽しめて良かったです。ペルセウス流星群は残念!もったいなかったけれど、お気持ちよ~く分かります^^;
下りの鹿よけの柵ができたのですね、北岳まで来てるのですか、鹿・・・
御池で食べたラーメンさぞや美味しかったでしょうね~
それにしても食材しっかり持ち上げましたね。
レンゲショウマが咲くのは知りませんでした。
もし、行くことがあればキタダケソウはともかく、お花の頃だと目移りしてなかなか進まないのではと思います。
北岳でなくても、またお二人の山行レポを見たいと首を長くして期待しております。
遅くなってしまいましたが^^;
北岳登頂良かったねぇ!!
富士山もイイ感じに顔を見せてくれているし最高です(^^)/
私はまだ3000mは未知の世界です。
キタダケソウを見たいと毎年思うのですが、人の多さにトライできてない状態です。
でも・・やはり行きたい山ですねぇ♪
8月でもこんなに沢山お花を見られたので、
次回は7月かせめて8月上旬に計画したいとおもいます。その際には八本歯のコルもチャレンジしてみようかな。
でも、あれもこれもと欲張ると星空との両立は難しそうですね。
先ずは、お疲れ様でした。
北岳は専ら、山岳レンジャー(希少種の花の調査)で
山岳会の仲間と行きますが、今年の7/7は雨と濃霧の為二俣で撤退、
7/11~7/12と7/29~7/30は所用で参加出来ず、楽しくレポを読ませて頂きました。
肩の小屋からのご来光、雲海に浮かぶ富士山も素晴らしいですね。
体調が優れず、希少種の多い山頂から吊り尾根分岐、トラバース経て八本歯ノコル
を下りなかったのは残念ですね。
北岳は多くの花達を愛でながらユックリリズム(目的の花を探索する位の歩くスピード)
が良いと思います。