山頂に着くと、デカイ三脚にカメラをセットした青年に声をかけられた。
「ノゾムサン」
見覚えのある顔だったが、思い出せなかった。
え~っと・・・
「セッタポンデス」
2週間前に雨ヶ岳で会ったばかりのセッタポンさんだった。その時の彼は登山装備だったが、今日は街着にジーンズ、ずいぶん雰囲気が変わったので分からなかった。でもあちこちからダイヤモンド富士を撮っていると話していたし、このページを見ていると話していたのだ。今日ここで会うことはそれ程不思議では無かった。
御正体から一緒に歩いて来た方も一緒にダイヤを見ましょうと誘った。そして、名前を聞いた。この時点ではイニシャルで書くつもりだったが、早々にコメントをいただいたので、書いて良いだろう。坂口さんはダイヤモンド富士を見るのは初めてとのことだった。
急いで歩いていた時は気にならなかったが、止まったら寒くなってきた。山ウェアの内側にモンベルダウンを着込み、ニット帽に被り直した。
15:28 ダイヤは不発に終わりそうな雲だ・・・
でも、これはこれでキレイなので、何枚も撮ってしまう。
左がセッタポンさん、右のキャップは坂口さんではなく、別のベテランさん。彼がダイヤモンドを狙うのは2回目とのこと。
15:40
雲の変化が楽しく、色々なアングルで撮影した。
15:45 そろそろ太陽が山頂に着くはずだが・・・
15:48
微妙だが、空振りでは無いことにしよう!
雲の変化はホント、楽しい・・・え、負け惜しみ?
15:51 もう沈んだね。
ここはSoftBankでもアンテナが立つので、坂口さん、ベテランさんに条件が良ければこのようになったとh25,h26の画像を見せ、望の富士山の宣伝をした。そのやりとりを聞き、少し離れた所にいた方が近づいてきた。最近ダイヤモンド富士を撮るようになり、情報がほしいという。そしてHPを教えてもらった。「ピッケルくんのアウトドア・ライフ」
関西から単身赴任しているというピッケル君は南アルプスや丹沢にテントを担いで登り、富士を狙っている猛者だった。
ダイヤは微妙でも、ダイヤモンドファンと話しが出来たのはなかなか良かったと言えよう。
坂口さん、ピッケル君、ベテランさんは下山していった。
私とセッタポンさんはもう少し粘ろうかと思っていたが、富士の上にかかる厚い雲に今日はこれ以上変化は無いだろうと、下山前に記念撮影をした。
この画像を撮ってくれたワイルド系の男性は富士周辺だけでなく、東北や四国など全国あちこちの山々に登り、さらには真冬の八ヶ岳にも登る猛者だった。3人で話しているうちに、富士の上にかかっていた暗い雲が薄くなり、なんとも言えない変化を見せ始めた。
一旦片付けた三脚やカメラを取り出し、撮影再開!
16:23
ひょ~、こりゃたまらん!
南アルプス付近も焼けている。
数分前に今夜21時頃山中湖和田でパールになるとセッタポンさんに話していた。
「ホラ、ムコウニツキガミエテイマス」彼の指さした方向に月齢:6.6の半月が浮かんでいた。(トリミングしています)
セッタポンさん、ワイルドさんは先に降りていった。
私が降り始めたのは16:52。まだ明るさは残っていたが、ヘッデンを点けて歩き出した。
17:23 ゴール。(これはフラッシュ撮影)
続く
お疲れ様でした。
今週またパール冨士を狙います。
またの機会にご一緒しましょう
ダイヤモンド後、すぐに下山してしまいましたが、その後も、富士山が様々な彩りを醸し出す画像を拝見して、感銘を受けました。
ますます嵌りそうです
また何処かの山でお会いできるとイイですね。