とりあえずビジターセンターを目指す。
昨晩幾つか見たレポの中にビジターセンターの係員さんにお花が咲いているポイントを尋ねたという記述があった。初めて行く場所の花探しは詳しい人、地元の人に教えてもらうの方が有利だよね。
んん、何か看板がある
ほぉ~、知らなかった。
でも、この付近のカタクリは思ったより株が少なく、ドキドキ感は無かった。
たしかに花弁が反っている。
数分先の御岳ビジターセンターへ。ここに入るのは3年の前の夏、レンゲショウマを見に行ったとき以来だね。最近改装した様子、随分雰囲気が変わった。
髭を生やした山男風の若い係員さんにこの付近のお花情報を尋ねた。
「(マーカーを塗った)この道を下ると右側に茅葺屋根が見えます。その先の分岐を登っていくと左側にカタクリがたくさんあります」
彼が教えてくれた通りに進む。
なるほどこれが茅葺屋根だな。
こちらへ上るのかな・・・
お、ここだ!
!(^^)! カタクリがびっしり~
昨年ダマさんといったどんべい峠付近も多かったが、ここは密度が違う!
デジイチタイム!
仲良すぎ?
ここはメインルートからは外れているようで、3、4人が通りがかったが、それぞれ数枚を撮影しただけだった。
小一時間前のカタクリの看板付近にはごついデジイチを持った人もいたのだが、彼らはここを知らずに帰ってしまったら私と同様の感想を持ったかもしれない。係員さんが教えてくれなかったらこっちへは来ていない。ホント感謝感謝だ。
んん、
カタクリが咲いている上の方ばかり見ていたが、目線を下げるとすぐ傍にスミレも咲いているじゃないか!
コンデジマクロで撮影。
でも、これは見たことないな・・・
レポを作りながら調べてみた。フモトスミレ?アオイスミレ
ちょっと遠いので、コンデジでは無理。今度はデジイチで
葉が特徴的なのだが、何だろう?
ヒナスミレではないかとご指摘を頂きました。
この付近と私をカーブミラーを見つけパチリ。
次は係員さんが教えてくれたイチゲが咲いているという「コリサン」を探す。彼は漢字を思い出せなかったが、地図に従って進めば見つかるだろう。
観光客で賑わう参道を進むこと数分。
あ、ここか!なるほど、これで古狸山って読むんだね。
さて、イチゲは・・・
あれか~
これだけ観光客が居る中で、石塀を登るわけには行かない(←当たり前)
デジイチを望遠で撮影。
アズマイチゲは先月撮ったばかりだが、随分印象が違う。
もう何度も来ている御岳山神社へ足を運ぶ必要もない。ここで引き返すことにした。
それに何より
腹減った~(*_*;
先ほどの大塚山で食べれば良かったのだが、ノリでビジターセンターまで行ってしまった。お店に入ることは簡単だが、せっかく担いできたコッフェルや水を使わないのは悔しい。でも、さすがにこの付近でコッフェルを使う訳には行かない。手っ取り早く山道に入れるところはどこだろう・・・
とりあえずビジターセンターまで戻ることにした。
この付近は観光客で大賑わいだった。欧米系の方やヒジャブを纏ったイスラム女性も見かけた。普段歩くのはハイカーばかりの世界なので、ちょっと新鮮だった。
再びビジターセンターへ入り、トイレ(個室)へ。用を足しながら午前中にスマホで撮ったイワウチワをアップした。→「鉄五郎新道」そういえば、お花の名前を書くのを忘れていた・・・
先ほどの係員さんにお礼を言い、外へ。
石垣にタチツボスミレを多く見かけた。
このちっちゃいのは・・・見たことあるんだけど、う~ん・・・
この時点では思い出せなかったが、ヤマルリソウ!
往路をそのまま戻るのは勿体ないので、富士峰園地方面に向かうことにした。
数分後、あの辺に東屋があったことを思い出した。そこでランチにしよう。
東屋の手前でデジイチを持った若い男性とその彼女が熱心にカタクリを撮っていた。なるほど、この付近は先ほどのポイントよりずっと株が多い。食後にまた撮ることにしよう。
とりあえずランチだ!
今日はデザートも持ってきた。
東屋付近のカタクリを狙う。小一時間前の群生と比べるとずっと少ないが、この付近は足元に咲いているので、コンデジマクロで撮ることが出来た。
今度こそ丹三郎尾根を目指そう。でも、ちょっと寄り道・・・
夫婦杉
ロープウェー駅前広場。もう昼過ぎで大分霞んでいる。
夏はレンゲショウマで賑わう道だが、今は閑散とした感じだった。
この階段を下りれば午前中に大和のご夫婦と別れた分岐だ。
13:28 奥さんに教えてもらった通り大塚山まき道へ。
この頃聞いていた久米さんのメッセージテーマは「あなたの好きな将棋の駒は何ですか?」こんなしょーもないテーマでどうなるのかと思っていたが、先崎学9段と電話をつないだり、リスナーからのメールもレベルも高く、ちゃんと番組が正立した。ある意味びっくり。久米さんは勿論だが、この番組のスタッフはホントに優秀だと思う。
分岐へ出た。左側が大塚山、右側が丹三郎尾根
13:40 さぁCT通りに行くかな~
その後は奥さんの話していたように快適な尾根道を進むことができたのだが、ここから一時間程全く花を見つけることが出来なかった。土曜日なのでそれほど帰宅を急ぐ訳ではなかったので、花を撮りながらゆっくり歩くつもりだったのだが、当てが外れた。また、この先で出会ったのは登ってきたソロの女性ハイカー一人だけ。エアリアの実線コースなのに人気無いのか?
14:01 ベンチで女性3人が休んでいた。
なんだ、あれは?
これが飯盛杉。『丹三郎のシンボル』との表記があった。
もう一回下から仰いで
リスタート。代わり映えの無い道が続くと思っていたら、カメラを地面に向けている若い男性・・・さっき、東屋で見かけた彼だ。数m先に彼女も居た。
彼に名前を聞いた。ヒナスミレ、あまり珍しくないとのこと。詳しい人は良く見るのかも知れないが、こちらは昨年3月に関西さんに教えてもらって以来だった。
先ほどまで、花が無いと嘆いたのが嘘のようにあちこちでスミレを見つけることが出来た。
タチツボ・・・あれ、でも葉っぱが濃い?
アオイスミレだと思うが、マルバスミレか?
キツカッタ登りと違い、この尾根は傾斜も緩やかで歩きやすかった。
今度はエイザンスミレ。この特徴的な葉は間違いない。これは自信あるぞ。
フモトスミレ?フイリヒナスミレ
あちこちでスミレを撮っているときに、7,8人に抜かれたように思う。14:01に女性3人を見かけて以来、先ほどの花好きのカップルを見かけるまで全く合わなかったのは不思議な感じがした。
ベンチを発見(大久保と書かれていた。)ここで一休み。
山で飲むコーヒーは美味い!
ベンチ付近にはナガバノスミレサイシンが沢山咲いていた。これも自信あるよ。葉が長いし・・・
リスタート。
んん、何だあれは?
その後もあちこちでナガバノスミレサイシンを見ることが出来た。
お墓に出た。
金網のロックを外し、中へ。
トイレ内に小便器が無い。これは女性用?
ぐるっと回ってみたが、男女を区別するマークも無かった。つまり、男女兼用ということだ。
ならば個室へ・・・
おお、ウォシュレットだ!
使ってないけどね。
数分で吉野街道へ出た。古里駅は左へ
万世橋を渡る。
青梅街道のセブン前で駅すぱあとを立ち上げ、次の電車時刻を確認したところ、あと7分でやってくることが分かった。余裕が有ればトイレで着替えたり、ビールを・・・なんて考えていたが、これなら直ぐに乗るしかないよね。
15:44 古里駅
やってきた青梅行はこの時点ではガラガラ。終点まで行けばよいので安心して爆睡。
ボンヤリ目が覚めたころには結構多くの乗客で賑わっていた。天気の良い土曜日にハイカーが繰り出したのだろう。
青梅で立川行きに乗り換え、立川で中央線へ。中央線は通学の高校生も含め、結構な乗車率。座ることが出来なかった。奥多摩や五日市から帰るときは乗り換えが多いのが面倒だね。
※ スミレの名前はりブルさんにご指摘を頂きました。ありがとうございました。
また奥多摩か丹沢の山でお会いできるでしょうか。
帰ってから記録を見ましたら 2010年4/11 ここへ訪れてました。
一日違い!!
丹三郎尾根は芽吹きの頃も良さそうです。
自分のところに貼ってくれた写真はナガバノスミレサイシンぽかったけど、その下の写真を見るとヒナスミレみたいだね。
エイザンスミレの下はフイリヒナスミレだね。
お花を撮るのは難しいでしょ。でも楽しいね。