メーデーは遠くなりにけり。
サイト更新をしながら、50年近く前、メーデーに動員されたことを思い出していました。
代々木公園に集まって、演説を聞いたあと清水谷公園へデモ行進・・・だったような気がします。
そんなメーデーが今も続いているのでしょうか。
その頃に比べ、今は労働組合の組織率も低くなっているようです。
泣く子も黙る日教組、自治労、総評参加の労連・・・いまはすっかり影が薄くなりました。
さて、土曜日、テレビ局から取材依頼のメールが届きました。
シニア向けのパソコン教室の様子や参加者の声を収録、そのVTRをもとにトークする番組の模様。
団体の宣伝にもなるので、番組制作会社の担当者とメールのやりとりを始めました。
こうした取材依頼は、メディアや個人から時々来ますが、その殆どは、ネットを見て、というもの。
特にマスメディアは、番組のネタ探しでネットをよく検索しているようです。
これまで多かった取材の検索キーワードは、SNS、シニア、パソコンといったところ。
それだけネットが日常化したからなのでしょう。
まずはネットの世界で話題になり、それをTVメディアがワイドショー的な番組で後追いする。
そういう構図も多くなってきているようです。
サイト更新の合間に見たニュース専門のサイトでもそうしたことを取り上げていました。
もっともテーマは、その構図云々というより、ネットに端を発する芸能人などへのバッシング。
それが繰り返しなぜ起きるのか、ということを精神科医のゲストを招いて分析する内容でした。
厳しい経済環境、地域共同体の崩壊、組織の管理化などによって人心がストレスフルになる。
鬱屈した不安、不満、妬み、怒りなどが、自分より優位の地位にあるものへ放出される。
それがネットやマスメディアに増幅されて、異常なバッシングに至る。
乱暴に要約するとそんな内容でした。
さらに一言でいうなら、社会全体が非寛容になってきているということ。
その典型が異論を許さない時の政権・・・というのはわたしが勝手につけ加えたことですが。