曇りや雨の日が多く、五月らしくないな。
と思っていたら、今朝は快晴、文字通りの五月晴れになりました。
連休も明けて、会社などでは五月病の人も出て来る頃でしょうか。
長い休暇のあとには会社へ出ていくのが億劫になる。
その気持ちはわたしもよく経験しましたが、五月病になるほどのことはありませんでした。
たぶん、それほど繊細な神経は持ち合わせていないのでしょう。
会社への帰属意識も薄かったように思います。
もし、忠誠心みたいなものがあったとすれば、それは会社より仕事に対してだったかも。
わたしの周りにもそういう連中が多かった・・・。
コンピュータの黎明期で、その種の人間が少なかったことも関係しています。
いざとなれば、ほかの会社へ移ればいい・・・。
そんな気持ちが心のどこかにあるので、いきおい帰属意識からも遠くなったのでしょう。
帰属意識がないほうが、かえって仕事をするには好都合です。
学閥、派閥なんかとも無縁でいられて、仕事オンリーに没頭することができます。
その分、組織の中の生存競争?には不利なんでしょうけど・・・。
会社に帰属意識が無いように、実を言うと、日本にもあんまり帰属意識がない。
なぜだか知りませんが、たまたま日本人として生まれてきたわけです。
だから、愛国心というものも、ほんとのところあるのかどうか疑問・・・。
何かに帰属意識を持てば、愛社とか愛国の精神につながっていきます。
それが強くなり過ぎれば、会社や国が自分の拠り所になってしまいます。
そうなると、自分の拠り所が自分以外のところにあることになって、個人が消えてゆきます。
個人より国家、という社会は、どうしても異質なものを排除する方向に行きます。
美しい国へ、などはその典型ですから、それが恐ろしい。
帰属意識が必要というなら、いっそ、美しい宇宙へ・・・それならわたしも賛成しますけど。