海の向こうの大統領予備選。
共和党候補はトランプ氏に決まったようです。かたや民主党はクリントン氏が優勢。
どちらもTPP反対といいますから、この先TPPはどうなるのでしょう?
先進国はどこも国内のマーケットが縮小し、市場を海外に求めざるを得ない。
TPPもその流れから来ているのでしょうが、一方で自国産業の保護もしなければならない。
国が内を向けば、日本車の関税を米国牛並みの38%にするぞ・・・と保護貿易に逆戻り。
昔は工作機械と腕の立つ職人が精度の高いモノづくりを行っていました。
いまでは高度な製品の設計・製造が、コンピュータ制御の機械でできます。
長年の経験が必要な職人芸なしでも、それ相応のモノづくりができる時代になっています。
というわけで、海外で工場を建て、人件費の安い現地の人を雇用し安いモづくりの流れになる。
これは、国内に獲物がなくなったから、国外に獲物を追い求める狩猟民族の構図。
グローバル化というのは、形を変えた植民地戦争なのかもしれません。
ところが日本のお家芸だったモノづくりにもひところの勢いがありません。
iPhone、アップルばかりがなぜ売れる・・・もっともそのアップルにもこの先の保証はない・・・。
企業も国も栄枯盛衰を繰り返し、そして歴史もまた繰り返す、ということなのでしょうか。