
特に静が頼朝たちの前で舞を披露する場面、きれいでしたね。
有名な「しずやしず・・・」のところ・・・

静の精一杯の頼朝への抵抗の気持ち、痛いほど伝わってきました。
追っ手と戦っている義経と交互に映すなど、結構面白い構成になっていましたし・・・
舞い終わったあと、もみじが散ってくるところ、絵画的で美しかったです。
ちょっとタカラヅカ風な感じもしましたけど・・・
また、その場面での北条政子の反応もヨカッタですね。
女同士だからこそ相手の気持ちが理解できる!というようなところがあるのでしょう。
有名な静の舞のシーンは、今までにも見たように思いますけど、
これほど私自身が入り込んで観たのは始めて!
それから佐藤忠信の最期の場面もなかなか泣かせましたね。
兄継信の最期とちょっとダブって見えたりして・・・

兄弟ふたりして、哀れな最期を迎えるなんて・・・ホントお気の毒!
それに、静の母、磯禅師が義経を訪ねてくる場面もヨカッタし・・・
母と娘の強い心の結びつきがあるんだな~って思いました。
それを受けてのタッキー義経の潤んだ瞳もすごくジ~ンとさせましたし・・・
残すところあと3回となり、物語もいよいよ大詰めになってきましたね。
安宅の関や弁慶の立ち往生など、名場面も目白押し。
毎回辛い場面に胸がかき乱されそうです。

義経ってどうしてこんなについてないの?ってホント同情しますわ。
『義経』観終わった後は、いつもしばらくぼ~っとして、
その余韻に浸りながら、動けないでいる私です。
